インタビュー 岡本尋・池田剛

Posted in Event Coverage on August 17, 2002

By 真木孝一郎

岡本尋 日本人の中での最高得点者二人に適当に語ってもらった内容を一部脚色有りでお送りしたいと思います。いつも通りに。

■ 岡本尋?

 APACチャンプ、去年のWorld 10位、Pro Tout San Diego 9位、Grand Prix 仙台 7位
 Alliance発売直後から始めていたが。本格的に始めたのは、前職 Cats Cafe (ファミレスらしい)をやめてから。Pro Tour Mainz 辺りからぼちぼちと交流を。

■ 池田剛?

 Pro Tour New York 98 。の帰りの空港でいきなり謎の黒人さんとビリヤードしたところを見て知り合うというか覚える。本人曰く、

池田剛 「ブースタードラフトが何なのかも知らなかったんですよね」

 Pro Tour 大阪で日本最高位の13位。
 現、Fireball というマジックショップの代表者で有り、そこに属する Fireball Pro にはずらりと日本の強豪が並ぶ。

 SBJ 「ノブ(信下順)はどんな役職になるの?」
 池田 「ノブはアンコモン。」

 ちょっと深い。

■ 世界選手権

 岡本36位、池田43位、石田54位 が日本人の上位三人。この話は今一つインタビューで盛り上がらなかったのでさくりと。

・Type2
 岡本、八王子サイカ(赤入り)。池田が Deed サイカ。石田《狩猟場/Hunting Grounds》。

 メタはあってたんだけど、メタり方を間違えたのかなぁ。引き合いに負けたり、運ゲーに今一つ勝てなかった。ひょっとすると、デッキがひよってたかなぁ。もうちょっと攻めてもよかったかも。

 この辺りは詳しいデッキ内容が別欄に掲載されているのでそちらもご参照を。

・OBC
 岡本と池田は全く同じ黒コンを使用。石田は、黒青の Upheaval - Zombieデッキ。

■ Punish the Cheater

 あちこちで評判となったりネタに上がったりしたのが、ちょっと前に Fireball の Web上で発表された Fireball Pro 宣言と呼ばれる文章。内容を無茶苦茶に抜粋すると、「Fireball Pro 一同は、イカサマ行為は絶対にしないし無くなるように頑張っていきますよ」というもの。内容はかなり立派で真っ当なものであったのだが、発表した経緯やその説明が今一つ上手く無く、ちょっともったいなかった宣言である。

 聞きたかった本筋の内容と違うんで、ちょっと触りだけ聞いてみました。

 SBJ  「Fireball Pro てのは、どんな契約なの?」
 池田 「店の宣伝をしてもらってます。なるとグッズがもらえたりしますよ(トークン、ライフカウンター)」
 岡本 「完全にボランティア。」

 そういうものだったらしいです。

 SBJ  「で、例の宣言だけど、反響とかどう?」
 池田 「色々考えて、けっこう本気で発表したんだけどね。」
 SBJ  「ああいうのが無くなることは、日本マジック界的にかなりいいことだしね。」
 池田 「そうそう。」
 SBJ  「あれを読んで、なんかいいなと思いましたとか、そういう反響って無かったの?」
 池田 「2ch で大流行したぐらい(笑」

■ 日本のマジック

 ここからが今回の本題。

 ちょっと一昔前まで、アジアでは日本が強いという印象が筆者には。実際に、今は無きAPACや、アジアでのグランプリ成績等を見ても、言い切って間違いなかったと思います。

 た。そう、過去形で使用しているのがポイントです。

 日本人が一人もベスト 8 に残れなかった台北グランプリ、そして今回の世界選手権。日本の残した成績はアジアで一番と言い切れるものではありませんでした。はっきりいってしまって負けています。

 その原因は何なのでしょうか? その辺りを含め非常にざっくばらんに語ってみました。あまりにざっくばらんに語りすぎ、ちょっとうまくまとめきれていないかもしれませんが、その辺りはご容赦を。ちなみに、発言者が二人になっているのは、どれがどっちの発言だか解らなくなったのは内緒ですので、よろしく。

 SBJ 「なにか日本って今一つ下の層が出てきてないよね? 層の厚さが薄いから切磋琢磨する環境も相手もいなくて、全体として向上していかないんじゃないかと。」
 二人「日本ってリーダーとかいないし出にくいしね。あちこちで遊んでいる人は大勢いるんだけれど、真剣な場に入ってくる人が少ないのかもしれない。」
 SBJ 「昔より勝手に真剣にはまってくれる子が少ないよね。」
 二人「日本人はあんまり真剣にマジックしてないよね。勝てないからやらないのかなぁ。」
 SBJ 「おいら達みたいな年齢とかになると、そろそろ下を育てる方向に目も向けないといけないのかなぁと思うんだけど、何かしてる?」
 二人「お店に来てくれる子には教えたりしてる。強くなりたいんですけど、みたいに来てくれたりとか。最近少ないけどねぇ。」
 SBJ 「なるほど、「強くなりたければ俺の店に来い」と力強く語った、と(笑」
 二人「いってない(笑」

 SBJ 「最近アジアの他の国と比べても、並ばれたり抜かれたりしてるんじゃないかと思うんだけど、その辺はどう?」
 二人「やっぱり素で英語が出来ないってのがつらいよね。他の国だと少なくとも言葉の壁が低いから、交流とりやすいし。昔に比べれば、とりあえず名前も知れ渡ってきたけど、やっぱりそこがでかいんじゃないかと。」

 SBJ 「日本勢で成績の良かった二人だけど、どんな練習方法をしてるの?」
 二人「デッキを幾つも幾つも作って、その中で強いデッキだけをピックアップするんだ。で、後はそのデッキ同士でリーグ戦みたいに対戦表を作る。各パターン毎に、それぞれ先行で数十本、後攻で数十本とか。それをやりながら、勝因敗因を調べてどんなパターンで勝ったか負けたかの統計を取る。」
 SBJ 「ふむふむ。」
 二人「そうすると、日本人に良くある好きだからとかそういうニュアンスじゃなくて、冷静にこうだからこっちの方が強いとか、こうすればより強くなるんじゃってのが見えてくるんだよね。大阪の黒コンもそこから出てきた結果だったし。残念ながら今回はそこまでいけんかった。」
 SBJ 「時間が足りなかった?」
 二人「参加者の立地的な問題もあったし。各地にてんてんばらばらだったから。仙台、東京、八王子、名古屋、大阪、高知、福岡とか。そうするとなかなかね。」

 SBJ 「デッキ作成以外で勝つために重要なこととかはある?」
 二人「やっぱりプレイング。よく、日本国内だと普通のデッキを使うのに、プロツアーだと変な奇をてらったデッキじゃなきゃいけないみたいな風潮があるじゃない。あれって辺だよね。やっぱり直球勝負で正面から当って勝てるようにならないといけないし、そうしたかった。」
 SBJ 「尋は、珍しく国内より海外の方が戦績がいいんだけど、その秘訣ってなんだと思う?」
 二人「深く考えてないから強いんじゃないかな。」
 SBJ 「深く?」
 二人「プロツアーとか世界選手権だからといって気負うわけじゃなく、常に自分の普通のプレイングが出来ているからじゃないかなと。」
 SBJ 「なるほど、なんか辺に相手がいつもより強いから、何か凄いことしてくるんじゃないかとか考えると、何か違ってきちゃうよね。」
 二人「そうそう。変な言い方だけど、半分以上は俺より下手な奴だ、俺より練習してない奴等だと思う、思い込むことにしている。」
 SBJ 「精神的に相手を呑んでかかる場合のが、たいてい結果もいいしね。過信は良くないけど、過大評価もやっぱり良くないし。」

 話を聞いてて、最も参考になったのが練習内容について。デッキの作成も選択も一朝一夕で出来るわけではなく、やっぱり大事になるのは日々の練習の積み重ねなのだと。

 この内容が、明日の日本を支える貴方の参考に少しでもなれば幸いです。

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