ヒューストンから広島へ

Posted in Event Coverage on January 24, 2003

By Keita Mori

新エクステンデッドという環境は、日本勢にとっては随分と「身近なフォーマット」になったと言えるのではないだろうか。

それまでのエクステンデッドは《Force of Will》やデュアルランドといったパワーカードのひしめくフォーマットだったわけだが、そもそもそれは日本語版未発売時代という過去の遺物であり、日本のプレイヤーの多くにとっては高嶺の花そのものだった。しかし、オンスロート参入にともなう大幅なローテーションチェンジで、いまやそれはだいぶ身近なフォーマットへと様変わりしたと言えるだろう。それゆえだろうか。日本勢はプロツアー・ヒューストンで上位64位入賞圏内に5名ものプレイヤーを送り込むという快挙を成し遂げているのだ。

グランプリ広島のメタゲームを占う意味でも、ヒューストンを彩ったプレイヤーたち(うち、八朔人平は今大会を欠場)のデッキ選択をここで取り上げてみたいと思う。

ちなみに、下記のフォーマットは...
プレイヤー名:「HoustonでのDeck」 ⇒ 「広島で選択したDeck」

◆浅原晃:Alluren ⇒ Tinker

ヒューストンでは《アカデミーの学長/Academy Rector》システム入りの《魔の魅惑/Aluren》デッキで見事Top 16進出しているのが浅原晃。

彼はThe Finals 2002でも見事にベスト4進出を果たしており、今や日本屈指の構築プレイヤーという声望を確固たるものにしているといって過言でないだろう。ちなみに、このGP広島の一年前にあたるGP仙台での「ゾンビ・プリズン」がデッキビルダー浅原のデビューだったことも記憶に新しい。

デッキ選択理由:なんといっても広島(*)ですからね(笑)。あと、サイカトグはつかれちゃいましたから...。

主な仮想敵:青緑とサイカトグ

本日のキーカード予測:《マスティコア》、《天才のひらめき》
一言:実は、レーティング的に2敗したらDropしなきゃいけないかもしれませんし、そもそもちゃんとした調整してるのかって言われてしまうと...ちょっと(苦笑)。

(*)なんといっても広島:
広島といえば檜垣、大礒、上野のHato Beam。
Hato Beamといえば「Tinker」。

Asahara Akira

Creature (4)
4 Masticore
Sorcery (6)
4 Tinker 2 Upheaval
Instant (4)
4 Stroke of Genius
Other (4)
4 Metal Worker
60 Cards
Sideboard (15)
2 Upheaval 3 Phyrexian Processor 3 Seal of Removal 2 Defence Grid 2 Kill Switch 1 Null Brooch 1 Smoke Stack 1 Noetic Scales

石原準:The Rock ⇒ The Rock

今季絶好調なのが九州勢の石原。
ヒューストン、シカゴとツアー2大会連続でのマネーフィニッシュというのはまさしく快挙そのもの。新人王レースでの健闘にも期待したいところだろう。

ちなみに、彼ら遠征組がシカゴから帰ってたのは今週の火曜日...という強行日程での出場だ。

デッキ選択理由:時間不足で調整不足

主な仮想敵:青緑とサイカトグ

本日のキーカード予測:《ファイレクシアの疫病王》

一言:やはり、日程がキツイですね。本当はサイカトグを調整したかったのですが、まあ、今回は《生ける願い》にこだわらない構成にしてサイカをちょっと対策してきました。

Ishihara Jun

◆石田格:メダリオン・サイカトグ ⇒ スライ

デッキ選択理由:...やっぱり、シカゴもあったので時間は足りなかったですね。

主な仮想敵:サイカトグ

本日のキーカード予測:《ゴブリンの従僕》

一言:Kibler Oathも考えてはみたけど、サイカトグに勝てないから終了。

これまたシカゴ遠征組の石田。
彼も少ない時間をやりくりしてのデッキ選択となったようだが、果たして彼の決断はどのようなかたちで報われることになるだろうか?

Ishida Itaru

Sorcery (4)
4 Firebolt
Artifact (4)
4 Tangle Wire
Enchantment (4)
4 Seal of Fire
Other (8)
4 Mogg Flunkeys 4 Wooded Foothill
60 Cards
Sideboard (15)
1 Barbarian Ring 4 Cursed Scroll 3 Fledgling Dragon 4 Reckless Abandan 3 Threaten

岡本尋:Alluren ⇒ Angry Hermit Ⅱ

デッキ選択理由:時間がない以上、現状でコピーできるデッキからベストを探そうかなと

主な仮想敵:青緑とサイカトグ

本日のキーカード予測:サイドの《ドルイドの誓い》

一言:サイカトグを考えると、ともかくスピードというのはキーポイントになるんじゃないかと思うんだよね。まあ、シカゴから帰宅せずにそのまま遠征(数日間、九州の池田たちと調整)してるくらいだから、スケジュールはキツいよね。

Okamoto Jin

◆藤田剛史:Angry Hermit Ⅱ ⇒ Red Deck Wins(= Burn)

Bob Maherがヒューストンの決勝ラウンドでプレイしていた「Angry HermitⅡ」のデザイナーということで、実際には遠征しなかったにもかかわらず...もっとも話題に上ったのが彼だった。いつも独特の観点からデッキチョイスすることで知られている藤田だが、はたして広島にむけてはどのような備えをしてきたのだろうか?

デッキ選択理由:《対立》にしようと思ってたけど弱かった。サイカトグに勝てなすぎ。

主な仮想敵:リアニメイター・サイカトグ・格は赤単(笑)

本日のキーカード予測:《湯焼/Scald》と《火炎舌のカヴー》

一言:ここでコメントしてるみんな(=藤田を含むシカゴ遠征組)は、多分「デッキリスト書き直したい」とか思ってるんちゃうかな(笑) Houstonもオレ自身は行ってないし、Finalsではいらんことしてしもうたし、いいとこなしやで。多分。

Fujita Tsuyoshi

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