ラウンド 11: 藤田修 vs. 木下淳一

Posted in Event Coverage on August 24, 2002

By 真木孝一郎

 ここまで僅か一敗の両者。残す試合は三戦。ここで勝利すれば、ほぼ間違い無くベスト 8 入りが確定する非常に重要な試合である。

 藤田は古くからの強豪で、藤田剛史、藤田憲一と合わせて藤田三兄弟などという呼ばれ方をしたりする。最近では昨年度、石田格・モリカツと組んだ Anchans での GP 台北 2001 準優勝が記憶に。

 対戦相手の木下だが、

 「昨日カニ食ったんですけど、三人で三万以上取られました!」

 色々と頑張って欲しい。

Game 1

藤田修、通称ふじしゅー 先攻の木下が秒でマリガンを選択。一方の藤田だが、初手に二枚の《無垢の血/Innocent Blood(OD)》と《腐臭の地/Rancid Earth(TO)》が有り、かなりの好感触。だが、ネックとなるのが土地の枚数。沼二枚の後続部隊さえ引き当てられれば、かなり優位に進められそうな手札だ。

 木下が《留意/Mental Note(JU)》《入念な研究/Careful Study(OD)》を通し《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla(TO)》《敏捷なマングース/Nimble Mongoose(OD)》と召喚するも、これは初手にあった二枚の血により即座に墓地へ。

 続けて《野生の雑種犬/Wild Mongrel(OD)》を召喚する木下。《島/Island》《森/Forest》《ケンタウルスの庭園/Centaur Garden(OD)》と並んだ土地と相手の手札、場の犬を見ながら藤田が作戦を練り上げる。

 慎重を期し、土地破壊よりも除去を優先。《チェイナーの布告/Chainer's Edict(TO)》が最初の犬を墓地へ追いやるも、木下はすぐに二代目を。藤田が《魔性の教示者/Diabolic Tutor(OD)》をしている間に、この犬は一瞬膨らみながら墓地へ《ワームの咆哮/Roar of the Wurm(OD)》を。これがすぐに場へ。

 藤田、苦境の真っ最中。さてどうしたものかと 6/6 の竜を見ながら作戦になんとか修正を。というより何かカードを。せっかくの《もぎとり/Mutilate(TO)》も五枚の沼では... と小さな幸せを探しながら相手にターンを渡す。

 だが、木下は状況有利と見るや《行き詰まり/Standstill(OD)》を場に。この一枚。この一枚が効いた。藤田もせっかく小さな幸せ、無垢の血を引き当てたのだが。この状況ではちょっと不幸せ。

 他に選択肢も無く、《もぎとり/Mutilate(TO)》を使用するも三枚カードを補充した木下は即座に無駄な《不可思議/Wonder(JU)》を含む四枚を捨て犬を救う。続けた無垢でこの犬を除去するも、場には 6/6 がまだまだどでーんと。

 結局、このターンが勝負の分かれ目となった。この後、藤田の出したミラーリが活躍するシーンも見られたが、このワームで減ったライフの損失を補う術が無く、最後はワラと《熊人間/Werebear(OD)》により。

 藤田 0 - 木下 1

Game 2

 最初に動いたのは、取り返さなければならない藤田。木下が行動を起こさない間に、契約から沼を入手する。土地を置き藤田が終了。

 ここで木下が YMG の作成した必勝パターンを。インスタントの少ない黒コンに対して、《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla(TO)》を出しながら、行き詰まりによる死の封印。この行き詰まり作戦は、破らねば死、破っても次なる封印の連鎖が行われる完璧な布陣である。

 だが、待っていても。藤田はただちに《魔性の教示者/Diabolic Tutor(OD)》を使用。相手のアドバンテージを取り返すべく、こちらも壊れることのない《ミラーリ/Mirari(OD)》を手札に。

Standstill
 二匹目のワラが召喚され攻撃を行う。実は二枚目の緑マナ資源の無い木下、研究を行うと即座に《幻影のケンタウロス/Phantom Centaur(JU)》を墓地へ。

 ミラーリが置かれるが、木下は更なる封印を。

 仲良く並ぶ二匹のワラを、ミラーリの支援効果付きチェイナーが。木下は増えた手札から厳選した犬を召喚。もっとアクションを取りたいところだが、未だ二枚目の緑マナが。

 じゃぁその森を。藤田が再び木下に三枚のカードを渡しながら、その一枚を叩き割る。

 行き場の無くなった緑生物が犬のパンプに消費される。この攻撃により藤田のライフが 11 へ。だが、無ければ引くまで。

木下淳一「青春18切符で大阪に戻ります」 三度目の封印。

 これ以上ライフを失うことの出来ない藤田は、フラッシュバックでのチェイナーでこれを除去。木下は例の如く、もりっとカードを。

 二度あることは三度、三度あることは四度。藤田の顔が「またか」と歪む。思わず確認すると墓地には既に三枚の行き詰まり。やはり場にでたこれが四枚目。こうもカードを引かれてしまっては。

 《亡者の悲鳴/Screams of the Damned(OD)》、《ナントゥーコの影/Nantuko Shade(TO)》と出し、万全の布陣。通常なら。だが、膨大なカードアドバンテージに支えられた木下は違う。違いすぎる。影をあっさりと《説得/Persuasion(OD)》すると、場にはどでんと最終兵器《熊の谷/Bearscape(OD)》を。

 「きっつ」

 藤田、思わずごちる。《催眠の悪鬼/Mesmeric Fiend(TO)》で相手の手札に四枚並んだ《被覆/Envelop(JU)》を見ながら《忍び寄る吸血者/Stalking Bloodsucker(OD)》を出しダメージクロックに挑戦しようとするも、エンドに熊がぴょこりぴょこり。《セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum(OD)》が起動すると、引いたカードの中にはワラが。

 藤田のライフは4。藤田の場に生物が2、木下の側には生物が3。

 引いたカードが...

 《ケンタウルスの庭園/Centaur Garden(OD)》

 藤田 0 - 木下 2

Fujita Osamu

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Instant (6)
2 Skeletal Scrying 4 Tainted Pact
Artifact (1)
1 Mirari
Land (26)
23 Swamp 3 Cabal Coffers
Other (3)
3 Nanetuko Shade
60 Cards

Kinoshita Jun'ichi

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