Jelger Wiegersmaフィーチャーマッチではないものの、おいしい組み合わせ。SBJ的には見逃せないところということで取材対象に。
GP 京都を優勝で飾った浅原と、見事オランダ選手権を準優勝した "Mr Oath" Wiegerasma の対決だ。
本日の第 1 戦目がはじまった。
Game 1
先手浅原。
順調に《岩石樹の発動者/Stonewood Invoker》、変異と出して順調そうに見えるが、土地が続かず 3 枚でストップ。
しかし、対する Wiegerasma は赤青デッキをプレイし、《霧衣の壁/Mistform Wall》を出してはいるが、そんなことお構いなしに殴られ、既にライフ差は 20 対 10 。
そして、完全に優勢であった浅原がとどめとばかりに《無頓着の波/Wave of Indifference》を撃って総攻撃をかけようとしたところで...流れが変わる。
余ったマナで《締めつける綱/Choking Tethers》をサイクリングし、とりあえず一撃死を回避した Wiegerasma 。残りライフは 3 となるが、返すターンに並べたクリーチャー達で一気に攻撃を開始する。
これによって浅原のライフが 13 。
Wiegerasma はノーガードとなるも、次なる浅原の攻撃も《締めつける綱》でもう一度回避。
GP Kyoto Champion Akira Asaharaそして、次ターン。
Wiegerasma は手札からぽろっと《刃の翼ロリックス/Rorix Bladewing》を落とし、7 + 6 点できっちり浅原のライフを削りきってみせたのだ!
一瞬の逆転劇に、浅原の顔に冷や汗が流れる。
浅原 0 - 1 Wiegerasma
Game 2
先手は再び浅原で始まるが展開は遅く、変異、《尾根の頂の猛禽/Ridgetop Raptor》を 2 枚と並べる間に、 Wiegerasma が変異と《現実を彫る者イクシドール/Ixidor, Reality Sculptor》をプレイし、序盤を先攻させてもらえなかった。
Wiegerasma の手札には《本質の裂け目/Essence Fracture》もあり、次ターンからのプランもしっかり立っていたのだが、そこへ浅原が《理由なき暴力/Gratuitous Violence》をキャスト。
ダブルストライクの《尾根の頂の猛禽》が 4 倍モードになって突撃してくる様に Wiegerasma は口をあんぐり。
仕方なくブロックしてライフを守るが、残ったライフはたったの 2 。
かくて2 本目は浅原の勝利。
浅原 1 - 1 Wiegerasma
Game 3
お互いに奥の手を晒した状態での 3 本目。どちらもパワーレア搭載のデッキである。
序盤はやはり軽量の緑クリーチャーを展開する浅原が押し始め、こちらは壁で対抗と Wiegerasma 。
日蘭デッキビルダー対決そうこうする間に、Wiegerasma が航空戦力を手にし、一方の浅原は対空防御をかため、場は膠着することとなった。
そして、ここで 1 歩先に出たのが浅原だった。
《ワイアウッドの野人/Wirewood Savage》でコツコツとアドバンテージを稼ぎ、とにかく場に数を展開。ハンドを消費せずにクリーチャーを展開できているのと同じ計算だから、これは強い。
このままでは確実に押し負けてしまうことを察知した Wiegerasma は、貴重な除去カードを駆使して浅原の邪魔なクリーチャーを退けて、次のターンに攻撃すれば勝つ状況を作り上げた。そう、2ターンクロックをかけたのだ。
見た目上、返すターンに浅原の総攻撃を食らってもライフは大丈夫。
この押された状況で Wiegerasma が唯一勝ちをもぎ取ることの出来るチャンスは今しか無いと判断したのだ。
しかし、それは勿論浅原の手に何も無ければの話である。
結局、浅原が満を持してプレイした《理由なき暴力/Gratuitous Violence》によってWigersmaの目論見は踏み躙られてしまったのだった。
Final Result : 浅原 2 - 1 Wiegerasma