ラウンド 1: Kai Budde vs. Jon Finkel

Posted in Event Coverage on November 8, 2002

By Keita Mori

Jon Finkel vs. Kai Budde....Best Feature Match あたり一面「Reanimater」

 あくまでも第一印象に過ぎないものではあるが、栄光の 1st Round Feature Matchへと選出された選手の多くが・・・それも新フォーマットの開拓には定評のある面々ばかりが青黒の「Reanimater」をプレイしているのである。

 一年前、"Benzo"で黒い嵐でNew Orleansを席巻したYMGの総帥Robert Dougherty。そのDoughertyと対峙しているのがThe Rock and his Millions(Malka-Death)でGP Las Vegasを制覇したMikey P。彼らはともに最新のReanimaterデッキをプレイしている。

 そして、ここにKing of Feature Match。これがまたReanmater Mirror Matchなのである。間違いなく全世界で最高のカードだ。

生涯獲得賞金ランキングでも世界第一位となった『六冠王』Kai Buddeが、先帝Jon Finkelを迎え撃つという戦いが開幕ラウンドから実現した。ちなみに、一年前のNew Orleansでもこのゴールデン・カードは実現しており、「トリコロール」のFinkelをBuddeの「Trix」が撃破している。ご承知の通り、BuddeはそのままNew Orleans Championとしてエクステンデッドに君臨したのだった。

 彼らはデッキをシャッフルしながらいつものトラッシュトーク。

Kai: あのさ、Gatewayに昨日でてなかったよね?
Jon: ・・・ああ。Chicagoに出るためのRatingが不安だったからね。

Kai: ・・・(気まずい表情とも薄ら笑いともとれる・・・すっごいイイ顔)
Jon:笑っちゃうよな。ホントお笑いだよ。・・・でもさ、いつかキミもこうなるさ・・・。

Kai: でだ、誰からデッキをパクって・・・じゃなくて、誰とプレイテストしてたの?
Jon: ああ、Mikey P.だよ。でもねえ、ぶっちゃけると数日前までまったく今回のフォーマットにさわってなかったんだよね。まあ、今ここにまともなデッキがあるっちゃああるんだけどさ・・・

 ・・・Finkel頑張れよぉ・・・

Game 1

Jon FinkelKai:Good Luck to You
Jon:Good Lu・・・っていうか、正直・・・たまには事故ってくれない?

 そして、先攻のBuddeはここで完全なる試合運びをスタートさせる。

まず、《汚染された三角州/Polluted Delta》から《島/Island》をフェッチし、そこから《入念な研究/Careful Study》。ここでディスカードしたのが《マローの魔術師ムルタニ/Multani, Maro-Sorcerer》と《沼/Swamp》だった。

対するFinkelも開幕ターンの《強迫/Duress》でBuddeのハンドを確認。いわゆる安全確認だ。そして、《納墓/Entomb》、《記憶の欠落/Memory Lapse》《入念な研究》、《Exhume》という候補の中から《Exhume》をディスカードさせた。

・・・とりあえず、これで《ムルタニ》閣下で即死というパターンは避けられそうだし、Finkel自身が《再活性/Reanimate》をハンドに抱えていた場合はそれによってこの《ムルタニ》がビートダウンをはじめることもできるだろう。

そして、返すターンにBuddeは《沼》を置いただけでターンエンドを宣言し、続くFinkelの《再活性》を予定通りに《記憶の欠落》。まあ、これで次にリアニメイト系のカードを引ければ都合いいわけだが・・・普通は単なる時間稼ぎの一手というヤツか。

で。

Budde、ドロー《再活性/Reanimate》・・・。

結局、Finkelの《土喰い巨獣/Petradon》までを《再活性/Reanimate》することになったKai Buddeが緒戦を圧勝で飾るのだった。

うぅむ。あれぞトップデッキ。

Kai Budde 1-0 Jon Finkel

-Sideboarding-

 読者の皆さんがミラーマッチ用のサイドボードとして参考にしてくださるようにBuddeのSideboardingをば。

-Kai Budde-

In:
《金粉のドレイク/Gilded Drake》:1
《陰謀団式療法/Cabal Therapy》:2
《棺の追放/Coffin Purge》:1
《セファリッドの女帝ラワン/Llawan, Cephalid Empress》:1

Out:
Exhume》:1
《記憶の欠落/Memory Lapse》:1
《入念な研究/Careful Study》:1
《のたうつウンパス/Thrashing Wumpus》:1

Game 2

 Finkel、先攻でテイクマリガンながらも開幕ターンに《入念な研究/Careful Study》。しかし、ここでディスカードしたのは《島/Island》と《地底の大河/Underground River》。もっとも、ここで《ムルタニ》あたりを埋め込んでこれをBuddeにいきなり《再活性/Reanimate》されてしまっては元も子もないが。

German Juggernaut Kai Budde Buddeの第一手は《強迫/Duress》。ここでFinkelのハンドが《生+死/Life,Death》、《再活性/Reanimate》、《沼/Swamp》、《地底の大河/Underground River》という内容であることを確認したわけだが、やはり《生+死/Life,Death》のテキストをじっくりと読み直すことに。

Kai: ぞっとするカード使ってるなあ。
Jon: 《Exhume》よかマシかもね・・・

結局、Buddeはその中から《再活性》を捨てさせた。これぞ安全確認というヤツだろう。正直なところ、FinkelのハンドはBuddeのそれに比べるとだいぶ見劣りしてしまう内容であることがわかってしまったのだ。

 そして、やはり帝王はまさに王道を征く必殺のパターンを見せた。

後手ながらも、《吸血の教示者/Vampiric Tutor》から《納墓/Entomb》をサーチし、これで叩き落した《マローの魔術師ムルタニ/Multani, Maro-Sorcerer》を即座に《再活性/Reanimate》で場に出したのだ。さらに・・・ファッティをリアニメイトした直後の第4ターンには《催眠の悪鬼/Mesmeric Fiend》で、Finkelの反撃の刃・・・2枚目の《再活性/Reanimate》を奪い取る。

 そう。
結局、Finkelは何もさせてもらえなかったのである。

Jon: "Thanks for kicking my ass!"

 あーぁ。

Final Result:Voidmage 2-0 Shadowmage

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