ラウンド 1: www.shop-fireball.com vs. TOGIT Connection

Posted in Event Coverage on September 27, 2002

By Keita Mori

Fireball
A:岡本尋(RG)
B:池田剛(UW)
C:信下淳(BW)

TOGIT
A:Osyp Lebedowicz(UB)
B:Eugene Harvey(UB+w)
C:Michael Turian(RW)

今大会で唯一「日本人ツアー常連組」のみによるトリオを結成しているのがこのFireballだ。とくに岡本尋と池田剛は昨シーズン絶好調だったプレイヤーであり、シドニーの世界選手権でも日本勢の中では彼らがワンツーフィニッシュを飾っている。

対する TOGIT。
このチームは2002年度全米王者である Eugene Harvey と 2000 年のプロツアー・ニューヨーク(Team Format)で優勝した Michael Turian (Potato Nation)によるツインタワーを Osyp Lebedowicz が支えるという豪華な陣容である。Team CMU の選抜チームと考えても差し支えないだろう。
ちなみに、ネームバリュー的には二巨頭には及ばないものの、Lebedowicz にもプロツアー決勝ラウンド進出経験があり、彼は昨シーズンの Rookie of the Year レースではかなり健闘した人物である。

また、TOGIT とは「The Only Game In Town」の略だそうで、つまるところがショップにスポンサーされたかたちのチームということになるようだ。

■Table A:
岡本尋 vs. Osyp Lebedowitcz

Game 1 and Game 2

 Harvey と Turian というのはツアーでも特にリミテッダーとして知られるプレイヤーであり、その双方から星をあげるとなると至難の業であろう。そうなると、岡本尋(赤緑)にとって Lebedowicz との一戦は必勝を課せられた闘いであると言えた。

 そして、岡本尋はこれ以上望むべくもないような素晴らしいゲーム展開に恵まれることになる。
一本目を《空に射るもの/Skyshooter》に《秘儀の教示/Arcane Teachings》をエンチャントしてのビートダウンで幸先よく飾った岡本。すると、続く二本目にも《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》⇒《野生の雑種犬/Wild Mongrel》というス最高のスタートを《飛びかかる虎/Springing Tiger》と《ナントゥーコの信奉者/Nantuko Disciple》がバックアップする...という展開に持ち込めたのだ。
もちろん、青黒という構成上...Lebedowiczにはテンポアドバンテージとライフアドバンテージの大きすぎる損失を埋めることはできなかった。

 淡々と、岡本尋が Fireball に一勝目をもたらす。

Fireball 1-0

■Table C:
信下淳 vs. Michael Turian

Game 1

www.shop-fireball.com Gary Wise や Scott Johns が Mike Turian とともにトロフィーを掲げたのが一昨年のニューヨーク大会だったわけだが、そのチームは間違いなく Turian を中心としたものだった。そもそも、"Potato Nation"を強引に和訳すると「Mike Turian 王国」というわけなのであって、それくらい Turian は強い。

 黒白のなかなかに手堅いデッキを構築していた信下であったのだが、リミテッド巧者として名高い Turian の赤白ビートダウンを前にどうしても圧倒されがちとなってしまう。

 《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》⇒《狂犬/Mad Dog》というテンポよいたちあがりに圧倒されてしまい、除去はできるもののライフ差を徐々に広げられてしまうのだった。ちなみに、《狂犬》と相打ちをとったのは《用心深い歩哨/Vigilant Sentry》で、《溶岩使い》を討ち取ったのは少し遅れての《苦悩/Afflict》だ。《薄暮のインプ/Dusk Imp》は何事もなかったかのように《はじけるこん棒/Crackling Club》で除去されてしまっている。

 続く《雲を追うエイヴン/Aven Cloudchaser》と《投鎖獣/Chainflinger》は《亡者の悲鳴/Screams of the Damned》を起動して除去してみせた信下だが、後続の《ティーロの信者/Teroh's Faithful》に細かくダメージを与えられてしまう。

 結局、これといった打開策を引けないままに、 3/5 となった《秘教の盲信者/Mystic Zealot》と《くすぶり獣/Ember Beast》によって信下はとどめを刺されてしまうのだった。

Game 2

 信下のデッキにおいて除去の要素と呼べるのは《亡者の悲鳴/Screams of the Damned》のようなダメージ性のものにせよ、あるいは《苦悩/Afflict》のようなマイナス修正によるものであるにせよ、一様に「黒かった」。

 そうなると、《浮揚盾/Floating Shield》に守られてしまった《遊牧の民のおとり/Nomad Decoy》というのはかなりの脅威となる。というか、ゲーム自体はかなり長引いたものの、この「プロテクション:黒のタッパー」によって信下は敗れ去ってしまうのである。

 最速パターンで展開できた《センギアの吸血鬼/Sengir Vampire》も、なにもかも画決定力をこの《おとり》によって奪い取られてしまい、そうこうするうちに Turian はスレッショルドを満たし、そして盤面には《投鎖獣/Chainflinger》が加えられたのだった。

 それでも信下は《法の領域/Sphere of Law》をはっていくらか命数を伸ばしたのだが、結局は 2 体の《投鎖獣/Chainflinger》と「死なないタッパー」によって場のコントロールは完全に掌握されてしまった。

TOGIC 1-1

■Table:B
池田剛 vs. Eugene Harvey

Game 1 and 2

左から Osyp Lebedowizc , Eugene Harvey , Michael 'Potato' Turian 今年度のアメリカ王者という強敵を前に必勝を義務付けられた池田剛。そして、彼はここ一番での勝負強さをわれわれに見せ付けてくれる。

 長い我慢比べのすえ、手札に 2 枚の《霊気の噴出/AEther Burst》をためこんで、それを要所で一気に連発して勝負をもぎ取ったのが Game 1。刹那的にバウンスを打ちたくなってしまう局面は何度もあったわけなのだが、池田は勝利に繋がる一手を模索して、惑わされなかった。

そして、Game 2 では《エイヴンの風読み/Aven Windreader》、《ボールシャンのグリフィン/Balshan Griffin》、《気力あふれる放浪者/Resilient Wanderer》といったダメージソースを高速展開し、それを《霊気の噴出/AEther Burst》でサポートすることによってビートダウンを成し遂げたのだった。

一本目にくらべるとずいぶん大雑把なまとまりとなったゲームであったわけだが、それでもあの Eugene Harvey にまったく付け入る隙を与えなかったのだから相当なものである。

何はともあれ、池田と岡本の快勝によってFireballが幸先のよいスタートをきることに成功したのだった。これは快挙と呼べる出来事だろう。

Final Result:www.shop-fireball.com wins 2-1

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