ラウンド 10: 石田格 vs. Dirk Babrowski

Posted in Event Coverage on November 9, 2002

By Keita Mori

Babrowski vs. 石田 9戦終えて6勝2敗1分け。いわゆる崖っぷちラインで因縁の対決が実現した。石田格とDirk Babrowski・・・すなわちPanzer HunterとPhoenix Foundationである。

 しかも、昨シーズンのMasters大阪の決勝戦において、石田とBabrowskiはスコアカウント1-1という状態での優勝決定戦を戦った間柄である。そして、Dirk Babrowskiが石田を撃破し・・・タイトルをドイツに持ち帰っている。

 今回はチームとしてではなくシングルプレイヤーとしての戦いとなってしまったわけだが、BabrowskiはFoundationの面々とプレイテストしたデッキをプレイするわけで、一方の石田もPanzer Huntersの安藤玲二とともに仕上げたデッキをここでシャッフルしている。

 はたして、リベンジはなるのだろうか。

石田:サイカトグ
Babrowski:リアニメイト

Game 1

 大阪の悲劇を思いださずにはいられないようなBabrowskiの完璧な試合運びとなった。先攻の彼は、まさしくテンホーだったのだ。

Turn 1:《吸血の教示者/Vampiric Tutor》⇒《納墓/Entomb
Turn 2:《納墓/Entomb》⇒《新緑の魔力/Verdant Force》。そして《再活性/Reanimate》・・・

 《魔力の乱れ/Force Spike》なしでこのゲームプランを防ぐことは不可能なのだった。そう、《悪魔の布告/Diabolic Edict》をもってしてもトークンを量産する《魔力》はいかんともし難いのだ。

Dirk Babrowski 1-0

Game 2

石田格 from Panzer Hunter 基本的にBabrowskiとしてはゲームを長引かせるわけにはいかない。一方の石田は盤面をなんとかコントロールしたい。ちなみに、昨日の最終戦でチームメイトのBuddeがBen Rubinに敗れ去ってしまっているのだが、そのRubinのデッキも《サイカトグ/Psychatog》だったのだ。

 先攻の石田。彼は順調に2枚の《サファイアの大メダル/Sapphire Medallion》を展開し、《催眠の悪鬼/Mesmeric Fiend》によって《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》を奪われてしまうものの、高速でのファッティ・リアニメイトという最悪の事態を回避していた。

 ちなみに、Babrowskiのデッキは《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator》、《陰謀団式療法/Cabal Therapy》といったカードを投入してのコントロールシフトである。事実、《陰謀団式療法》が石田のハンドを攻撃し、《不可思議/Wonder》と《悪鬼》とが静かに石田のライフを削り始めた。そして、《ヴォルラスの要塞/Volrath's Stronghold》を使用したフラッシュバックの《陰謀団式療法/Cabal Therapy》までもが炸裂しはじめてしまい・・・石田はジリジリと追い詰められていった。

 しかし、《直観/Intuition》からの《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》によって必死にデッキを掘り進んでいった石田格は・・・これしかないというタイミングで《サイカトグ》をトップデッキ。続くターンのライブラリートップからも《不実/Treachery》を引き当て、これがBabrowskiのプレイした《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator》を奪いとる。
 
 ゲーム序盤に致命傷さえ負わなければ、石田のデッキには十分な勝機があるのである。

 結局、《影魔道士の浸透者》と《サイカトグ》がスコアカウントをタイに引き戻すこととなった。

石田格 1-1

Game 3

 読者諸兄もお察しのとおり、《魔力の乱れ/Force Spike》のような最序盤に特化した妨害手段を持たないデッキにとっては・・・「リアニメイト」のテンホーパターンだけはどうしようもない。つまり、石田格のできることといえば最善を尽くし、神に祈ることだけなのだ。また、マナベースをきりつめている現行の「Benzo」にはこれがまた面白いように効くらしい。

 ワンマリガンでゲームをスタートさせたDirk Babrowski。セット《地底の大河/Underground River》から石田のエンドステップに《渦巻く知識/Brainstorm》をプレイした。

Babrowski from Phoenix Foundationちなみに、実はこのスペルが《魔力の乱れ/Force Spike》されてしまっていたとしたら・・・Babrowskiはこの段階でゲームの敗北が濃厚だったはずだ。そう、めくりだされた最後の一枚まで2枚目のランドがなかったのである。

 ともかく、ここで2枚目のランドを手に入れたBabrowskiは《催眠の悪鬼/Mesmeric Fiend》をファーストアクションに選択した。石田のハンドのスペルは《サファイアの大メダル/Sapphire Medallion》、《直観/Intuition》、《悪魔の布告/Diabolic Edict》という内容で、ここでBabrowskiは《布告》を選択したのだった。

 《サファイアの大メダル/Sapphire Medallion》をプレイしただけでターンを返してきた石田を前に、Babrowskiは自ターンのアップキープに《吸血の教示者/Vampiric Tutor》をキャスト。ここで《納墓/Entomb》を獲得したのだった。もちろん、ここではセットランドできないDirk Babrowskiの次なる一手は《陰謀団式療法/Cabal Therapy》。そう、ここでは《納墓》を即座にプレイしなかったのだった。これによって石田の《直観/Intuition》を捨てさせてターンエンド。石田の先ほどのドローが2枚目の《サファイアの大メダル》だったことを確認する。

 そして・・・石田はここで2枚目の《大メダル》をプレイせずに3ターン目を終了。つまり、スペルを引き当てたかブラフであるかの2択である。そして、これは実際にトップデッキしてきた《対抗呪文/Counterspell》でBabrowskiの必殺パターンを退けることとなった。

《納墓/Entomb》をノータイムでカウンターし、続く第4ターンになってからをたてて2枚目の《大メダル》をプレイする石田。どうやら、タップアウトしていた先ほどの段階で《納墓》を通し、《陰謀団式療法》でバックアップしてリアニメイトスペルという戦略をとったほうが結果としては正しかったようだ。

 つまり、石田の《対抗呪文/Counterspell》トップデッキこそが勝敗のターニングポイントとなったのである。

 ここまできてダメージクロックを用意できていないBabowskiは、もはや死んだも同然だった。やっとの思いで展開した《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator》がまたしても《不実/Treachery》で奪われてしまい、とうとう《サイカトグ/Psychatog》御大までもが降臨。

 かくて、石田格はTop 8にむけてのわずかな可能性を守りきったのである。

 ・・・リベンジなる。

Final Result:石田格 2-1 Dirk Babrowski

U/B Reanimator

Download Arena Decklist
Sorcery (16)
4 Reanimate 4 Careful Study 4 Exhume 4 Duress
Other (1)
1 Multani, Maro Sorcerer
60 Cards

Psychatog

Download Arena Decklist
Creature (3)
3 Psychatog
Sorcery (2)
2 Deep Analysis
Artifact (4)
4 Sapphire Medallion
Enchantment (2)
2 Treachery
60 Cards

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