昨年の王者である Carlos Romao はマジックシーンに南米を登場させたエポック的人物。その賞金を利用し現在はヨーロッパ等を巡っており、その課程でフランス勢とも友情を築き上げている。
例えばがこの Oliver だ。
試合開始前からあーでもなくこーでもなく愉快な話題を振りまき続ける二人だが、この試合ではどんな真剣な局面をちらりと見せてくれたりするのだろうか。
Game 1
Romao の《エイヴンの遠見/Aven Farseer》はすぐさま《火花のしぶき/Spark Spray》で焼き鳥。その後を続ける事が出来ない Romao を尻目にいつも陽気激しく陽気な Oliver が変異を召還し主導権を握る。その間に Romao は《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》をサイクリングし平地を。
しかし欲しいのは島。そう Romao は見事なまでの色事故を起こしていたのだ。その間に Oliver は《尾根の頂の猛禽/Ridgetop Raptor》を。Romao もようやく《エイヴンの救い手/Aven Redeemer》を召還し場を固めにかかる。
一旦は 6 点のダメージをくらった Romao だが、この耐えにより橋頭堡を確保する。Oliver も《岩乗り/Rock Jockey》を追加するが、救い手に守られて登場した《草原の十字軍/Grassland Crusader》を突破する事が出来ない。仕方無く次の変異を追加。
そして耐えの褒美が。
《海辺のレインジャー/Shoreline Ranger》が島をもたらしたのだ。《霧衣の戦長/Mistform Warchief》を召還すると共に《尾根の頂の猛禽/Ridgetop Raptor》には《平和な心/Pacifism》を。
一旦体勢を構えられると Oliver は苦しい。出来る限りの仕掛けを講じていくが、それを上回る速度で Romao の陣営は加速していく。更にはそれを支える《流れ込む知識/Rush of Knowledge》が。
もはや後が無い。覚悟を決めた Oliver が気合いのアタックを仕掛けるが...
特に何事も無く。
Oliver -0, Romao -1
Game 2
《カタパルト兵団/Catapult Squad》を召還した Romao は一問。
Romao「死んだ?」
Oliver「まだ」
そして Olvier は大冒険に出る。《逃げ出したプライモック/Primoc Escapee》を白青相手に大発進。とりあえずこの蛮行は報われたというかなんというか。少なくとも Romao の《残響の追跡者/Echo Tracer》が変異で出てくる事だけは防いだ様子。
というわけで《逃げ出したプライモック/Primoc Escapee》たらその名に恥じぬ逃げっぷり。ちょっぱや。
しかしこんな事ばかりでめげる Oliver では無い。ならばと《カタパルト兵団/Catapult Squad》を《陽光の突風/Solar Blast》のサイクリングによって処理し、アドバンテージを取り戻したふり。
気を取り直し、《ゴブリンの機械技師/Goblin Machinist》を召還する。まだまだゲームは始まったばかりだ。
Romao がここで《銀騎士/Silver Knight》を召還する。
と。
Oliver 投了。
Oliver「ごめん、あれ無理」
まじちょっぱや。
Final Results:Carlos Romao -2, Oliver Ruel -0