ラウンド 11: Zvi Mowshowitz vs Raphael Levy

Posted in Event Coverage on August 15, 2002

By 真木孝一郎

Zvi Raphael , Zvi の並びで座った一番テーブル。Raphael が赤緑なら、Zvi は青白。Raphael が火力偏重なら Zvi は飛行過多。はたしてどちらのテーマが勝利するのか。

Game 1

 火力こそあるが、生物を引けない Raphael。《敬愛される司祭/Beloved Chaplain(OD)》を《溶岩の投げ矢/Lava Dart(JU)》で除去するものの、《秘教の幻想家/Mystic Visionary(OD)》でこつこつこづかれる。その隙に Zvi は《ティーロの信者/Teroh's Faithful(TO)》までを投入。

 ようやく引き当てた犬を「おせー」とぶーたれながら召喚し、《はじけるこん棒/Crackling Club(TO)》を装着。

 ここで、Zvi は二体の生物を前に、まぁ大丈夫だろうと《寄生牙のドレイク/Wormfang Drake(JU)》を召喚する。してみる。と、Raphael が頑張っちゃうぞぉ。

 《大音響攻撃/Sonic Seizure(TO)》+こん棒 ⇒ ティーロ
 投げ矢 フラッシュバック ⇒ 幻想家

 と場を一掃。寂しげなドレイクが墓地へ不時着。

 だが、《強制/Compulsion(TO)》が Zvi を救う。今一つ引きの悪い Raphael に心であっかんべをしたりしなかったりしながら、ぐるぐるり。

 丁度墓地が七枚となった時点で、《取り憑かれたエイヴン/Possessed Aven(TO)》が満を持して登場。能力は別に何をするわけでもないが、とりあえず 4/4 だ。

 一方この時点での Raphael の場が、雑種犬、《森を護る者/Sylvan Safekeeper(JU)》、《焼き焦がすドワーフ/Dwarven Scorcher(JU)》。

 このエイブンにドワーフが突入。一点をスタックした後の能力起動には勿論 Zvi が二点のライフを支払う。と、Raphael が追加で《癇しゃく/Fiery Temper(TO)》。この時点で二人のライフが Zvi 19 、Raphael 16。

 なんとか除去を続ける Raphael だが、Zvi のライフはまだまだたんまり。割の交換が続き息切れ気味といったところ。

 逆に、Zvi は強制を駆使しつつ次々と生物を掘り当てる。次なる刺客《幻影の群れ/Phantom Flock(JU)》が Raphael へと襲いかかる。

 ここで、Raphael が《怒鳴りつけ/Browbeat(JU)》を使うも、これは余裕でペイライフ。事前の仕掛けがなければ単なる本体火力にすぎない。この後も Zvi が《エイヴンの風読み/Aven Windreader(OD)》を始めとする生物を召喚し続け、空から圧殺。

 Zvi 1 - Raphael 0

Game 2

 Zvi のつまらなそうなマリガンで二戦目が開始。
 司祭を出しながら、怒鳴りつけに5点を支払い、再び遅れ気味に登場した Raphael の雑種犬には《ティーロの信者/Teroh's Faithful(TO)》で答える。場的にはマリガンを感じさせない好調な出だしだ。

 ここで、Raphael は 《憤怒/Anger(JU)》。再び Zvi のライフを削り、17とする。
 だが、Zvi も負けていない、《幻影の遊牧の民/Phantom Nomad(JU)》に《かそけき翼/Ghostly Wings(TO)》という簡単無敵生物講座を開設。本当にいやそうな顔をする Raphael。

 テンポ型のデッキがテンポを崩されるともろい。だが、一件テンポ系に見える Raphael のデッキには裏の仕掛けがほどこされていた。

 《霊力/Psionic Gift(OD)》が信者に装着されたところで、《限界点/Breaking Point(JU)》。場で勝利している Zvi は秒でペイ 6。Zvi 17 ⇒ 11。

 次にマナを揃えた Raphael が《血まみれ牙の炎獣/Goretusk Firebeast(JU)》を召喚。この炎がまたも Zvi を直撃し、 Zvi 11 ⇒ 7 。

 だが。いくらなんでも。まだ。たった二枚の Raphael の手札を見ながら Zvi は全てのマナを使用し、幻影を召喚しながら、Raphael の雑種犬に《珊瑚の網/Coral Net(TO)》を。

 フルタップ。

 「おいおい、これ犬の色変えたら着かないんじゃないの。まぁいいか」

 ん、何がいいんだろうか。

 「もう死んでるし」

 え。まだライフは7あるのに。アンタップした Raphael はカードを引く前に二枚の内の一枚を使用する。

 《大音響攻撃/Sonic Seizure(TO)》

 そして、コストでめくれた最後のカードが

 《激発/Violent Eruption(TO)》

 あ、7点。

 Zvi 1 - Raphael 1

Game 3

 Zvi が再びマリガン。そんな Zvi が幻想家を召喚すると、Raphael が珍しく会心の展開を。

 憤怒を捨てた雑種犬。限定構築かよという動きを見せる。Zvi 17。
 だが、Zvi もダメージレースに負けてはならんと、幻想家に《かそけき翼/Ghostly Wings(TO)》を装着。お返しの三点。Raphael 17。更に《心優しきボディガード/Benevolent Bodyguard(JU)》を召喚。

 と、犬も負けない。ならば、こっちも。こん棒を口に加えながらボディガードに襲い掛かる。Zvi がこれを本体で受けると、ダメージ後にこん棒がボディガードをこつんこ。Zvi 14。

 Zvi は同じく Raphael のライフを 14 に減らすと、四枚の土地を立てたまま終了。
 4 マナといえば、思わず《懲罰/Chastise(JU)》を思い浮かべるところだが、席が丁度 Zvi の右隣である Raphael は未確認のそれを恐れることなく攻撃を仕掛ける。

 ここで Zvi はちょっと寂しい《見張り番/Keep Watch(JU)》。残った手札は一枚。すぐさまカードを引こうとする Zvi に待ったをかける Raphael。翼を持った幻想家に対し、マッドネスで癇癪を使用する。飛べない幻想家に要は無い。Zvi はこれを受け入れ、唯一の生物を墓地に置き、カードを引く。Zvi 11。

 ここで再び登場するのが《幻影の群れ/Phantom Flock(JU)》。勿論手札を捨てれば、そのサイズを上回ることは可能だが、幻影の能力を考えると、効率が。

 攻撃を躊躇する Raphael、実は土地が三枚で止まっている。ここまでは上手くやりくり上手をしてきたが、さすがに四枚目が欲しいところ。が、引けない。

 Zvi が《隊長補佐カーター/Lieutenant Kirtar(OD)》、Raphael が《森を護る者/Sylvan Safekeeper(JU)》をそれぞれ自陣に加える。確かに護れるが、土地を二枚に減らすわけにもいかず。仕方なく、カーターには先ほど大活躍した大音響攻撃を。

 特に能力を発揮しそうな護る者が幻影の中に突っ込んでいくが、ここでトークンを減らすよりは犬に対する圧力をと、Zvi は本体でこれを。 Zvi 10。

 雑魚には雑魚を。Zvi は連続で《陽光尾の鷹/Suntail Hawk(JU)》と幻想家を召喚。健気に殴りかかる 1/1 に備える。二体の内、その役目を務めたのは幻想家。未だスレッショルドが為されていないためである。次ターン、その鷹が Raphael を可愛く啄ばみ、Raphael 13。

 だが、均衡していたのもここまで。Raphael が土地を引き当てると、今まで手札で待機していた連中が一気に。《土喰い豚/Petravark(TO)》、《穿つドワーフ/Dwarven Driller(JU)》《虚無魔道士の代言者/Nullmage Advocate(JU)》。これらが次々と憤怒の力を借りながら、戦場に突入していく。

 Zvi も信者を召喚し、しばしの時を稼ぐが、ライフを攻められきった後に

 怒鳴りつけ、激発と撃たれてはもうどうにもこうにも。

 「ちぇー、デッキは強かったのに」
 Zvi が寂しげに肩を落とした。

 Zvi 1 - Raphael 2

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