ラウンド 13: 森雅也 VS Alan Comer

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By Keita Mori

PT バルセロナでの準優勝で久々にトップシーンでの活躍を見せつけた Alan Comer。日本勢には中村聡のデッキとして馴染みの深い Turbo-Land Counter Oath デッキを今回は選択している。Zvi Mowshowitz のバージョンをチューンした、とのこと。
対する森雅也は藤田剛史謹製の White Weenie である。

Game 1

"Ko-ni-chiwa- ahhh,What is "Good Luck" in Japanese ?"
・・・と、いつも通りにニコニコ顔でフレンドリーな Comer 。ちなみに、日本勢も彼の独特のキャラクターには敬意を払って「Comer 先生」と慕っているものである。

先手 Comer はセット Volcanic Island。
Plains から Mother of Roon と展開した森雅也。
Comer は 2 ターン目にも Volcanic Island をセット。傍目にデッキを判別する情報にはまだ乏しい。それでも、最近の Extended で Volcanic Island の使われるデッキとして最初に挙げられるのはやはり Counter Oath なわけで、森もそれには感づいている様子。実際に森は 2 ターン目に Mother でアタックしてからクリーチャーを展開せずに Seal of Cleansing をキャスト。通常 2 マナといえば白 Weenie ならアタッカーを召喚するタイミングであるわけで、これは Oath を十分に意識したプレイといえるだろう。Comer も手拍子でこれを Counterspell。
お互いの視線が交錯して、Comer はニヤリと微笑んだ。

Comer はそのニヤニヤ面のまま 3 ターン目に Tropical Island から Oath of Druid をキャスト。森は Mother でアタックしてから Disenchant にトライ。Comer は当然のごとくピッチでの Force of Will(Cost:Gush)でこれをかわしてみせた。

Comer は 4 ターン目に早速 Oath of Druid を起動。Horn of Greed や Exploration といったカードが墓地に送られていきながら、最終的には Spike Feeder が場にあらわれた。これで Turbo-Land Oath であることが完全に判明した。Comer は Gaea's Blessing で Horn of Greed と Exploration 、Counterspell を回収し、5 ターン目には Horn of Greed をキャストしてから Treetop Village をセットした。

一方の森は Horn of Greed の支配下で黙々とセットランドすることでカードをひたすら貯めこむ作戦であるようで、ドローゴーであるかのようにダンマリである。
Comer は Feeder でのアタックを開始。森は Mother でブロックしてのセルフプロテクションで阻み続けた。

horn of greed
exploration

Time Warp 、Impulse ・・・と着々とアドバンテージカードを展開していった Comer は Horn of Greed と対になる Exploration をついにドローしてみせた。
こうなると、 Turbo-Land の本領発揮である。

森雅也もこのコンボが決まった直後にアクションを起こした。
Armageddon。
・・・これは 4 マナで Thwart される。
Mother of Roon。
・・・これもピッチで Thwart される。
そして、最後に召喚した Warrior en Kor だけは無事に場に出たのだった。

Comer は 2 枚目の Horn of Greed までを出して「やりたい放題」モードに突入。セットランドして 2 枚ドロー。追加のセットランドで 2 ドロー・・・というわけだ。
森も Empyrial Armor を Warrior en Kor にエンチャントしようと試みるもこれは Counterspell されてしまった。
森は Warrior en Kor でアタックし、Comer は Spike Feeder でブロック
ダメージをスタックにつんでから Comer は Feeder からカウンターを 2 つ取り除いてゲイン 4 ライフし、森は Mother でプロテクションを与えて Kor に防御のルーンをはった。戦闘後森は 2 体目の Warrior en Kor を召喚し、布陣をわずかながらに厚くした。

確固たるアドバンテージを築いている Comer はエンドに Gush で手札を拡充してから Oath を起動。とうとう Crater Hellion が場に現れた。
森は 2 体の Warrior en Kor へのダメージをすべて Mother に移し変え、Comer の次なるアクションに身構える。Comer は 2 枚目の Exploration 、3 枚目の Horn of Greed をはって状況をさらに決定的なものへと近づけたのだった。

最後の反攻を試みるべく、森雅也は一斉にハンドの脅威を展開していった。
Paladin en Vec 、Mother of Runes 、Soltari Monk と続けてから、肝心の Meddling Mage 。「そいつだけはダメだよ」と、クリス・ピキュラは当然のごとくカウンターされてしまったわけで、ここで森の投了となった。

Alan Comer 1-0

Game 2

今度は先攻の森雅也。開幕ターンの Tithe 経由で、2 ターン目に Seal of Cleansing。そして今回はこれが成就。ここでクリーチャーを一気呵成に展開したいところだったのだが、なんと 4 ターン目を迎えてもクリーチャーが展開できなかった。
クロックをかけられない速攻デッキなど、あっという間に Control デッキの食い物にされてしまうのがオチである。

Horn of Greed を展開して Comer が Turbo- Land モードの足がかりを作った返しのターン、森雅也は Armageddon というアクション。Comer はこれにレスポンスでピッチの Gush。そして、皮肉にもこの 2 枚の中に Exploration の姿があったのだった。

Comer は 5 ターン目にこの Exploration を Tropical Island からキャストし、追加のセット Island と続けた。森は Exploration と Horn of Greed という二つの破壊対象のうち、Exploration の方に Seal of Cleansing を使用したのだった。

そして、森は長考の後 Soltari Priest を召喚。
エンチャントしようとした Empyrial Armor こそ Thwart(ピッチ)されてしまったのだが、これで Comer は一時的にノーランドとなった。
続くターンにも Empyrial Armor を試みたのだったが、これも Force of Will されてしまった。森はアタックしてから Soul Warden を召喚してターンを Comer に譲ることとなった。

Comer 、ここで Exploration をトップデッキ。このトップデッキによって Turbo-Land モードがあっさりと復活してしまったのである。
Comer は当然ランド展開を開始し、驚異的なアドバンテージを獲得し始めたのだった。

森は Soltari Priest 、Meddling Mage とダメージソースを高速展。こうなってしまっては Oath が決まってしまう前に殴りきるしかないのだ。しかしながら、いや、当然のこととして Meddling Mage は Counterspell されてしまった。

森の望みもかなわず、とうとうComer はサイドインして 2 枚に増えていた Weaver をトップデッキし、マナを支払ってこれを召喚した。これで森雅也のダメージクロックはしばらく機能を停止させられてしまうことになった。
さらに、2 枚目の Horn of Greed を展開して Turbo land モードを加速させようとした Comer 。ここでエンジンの片割れである Exploration に Disenchant が打ちこまれ、Comer はこれを Force of Will しなかった。森はさらなる Soltari Priest を召喚してターンエンド。

次なる Comer のターンにはこれといった進展なし。
一方の森は Tithe からのセットランドで 2 ドローし、 Armageddon。
Comer もこれにはたまらず Force of Will。コストに Oath 捜索の上では手放したくなかった Impulse を使わざるをえなかった。

森雅也が Comer のガードをこじ開けかけたかにも見えた一瞬。
Weaver のカウンター(つまりは Fog)も残すところ 1 つだけ。
Comer のハンドには Force of Will こそ残されているものの、肝心の Oath と Oath のためのライブラリー操作が無い。
果たして・・・

勝負どころは重々わきまえている百戦練磨の Comer。
珍しく気合を前面に押し出してのドロー。
これが Gaea's Blessing。
そして、この Gaea's Blessing をキャストしたことでのキャントリップが・・・待望の Oath of Druid であったのだ !

森もこれには即座に Disenchant をキャスト。
キャストしたものの、またしてもこれは Force of Will されてしまったのだった・・・

Comer は Oath を起動。
サイドインしてデッキの中に 2 枚となった Spike Weaver が現れた。
しかし、辛抱強く手札に温存させてきた Swords to Plowshares でもってこれは即座に除去してみせた森雅也。
3 体の Soltari Priest 、1 体の Soul Warden という布陣で、Comer の残りライフは Plowsahares のゲインライフもあって 13 点。

そして、運命の森雅也のターン。

森 " Cast Empyrial Armor "。

Comer "hmmmm, Yes"。

11 点のアタックが通り、残りライフ 2 点と追い詰められた Comer。

まさしく崖っ淵となってしまった Comer。
しかし、確固たる Turbo-Land エンジンを確率してしまった Comer はここでセットランドからの 3 ドローを 2 回繰り返し、待望の Spike Weaver をドローしてみせたのだった。Powder Keg を置き、 Counterspell と Force of Will をこのターンに手に入れた Comer、まさに死角は無くなってしまったかのようであった。

さすがの森雅也もここで万策尽きたといった感じ。
ドローで Obliterate と Force of Will を入手し、場に 2 枚目、 3 枚目、4 枚目と次々に Exploration を展開しつつセットランドを繰り返していく Comer。ついには、Scroll Rack でライブラリーをまるごと交換できるようになり、Time Warp を乱打しはじめた。Turbo-Land モードというエンジンを完成させた上で、Oath と Gaea's Blessing という古典的なコンボがデッキを大道芸さながらに鮮やかに回転させていく・・・・

3 枚の Force of Will を含む完璧なハンド、場には 4 枚ずつの Horn of Greed と Exploration 、Scroll Rack によって完全に操作されているライブラリー。

勝負あった。

Alan Comer 2-0

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