ラウンド 13: 浅原晃 vs. Mattias Jorstedt

Posted in Event Coverage on November 9, 2002

By Keita Mori

浅原晃新鋭・石原だけでなく、デッキビルダー浅原晃も決勝ラウンドへの希望を残したポジションで奮闘していたのだった。

現在の浅原は28point。すなわち、ここで2連勝すればTop 8は確実なのである。場合によっては1勝してからIDというのも・・・まわりの成績しだいでは十分に視野に入ってくるところだ。

そんな正念場で、浅原晃は古くからツアーで活躍しているMattias Jrstedtと対戦することとなった。双方ともに《魔の魅惑/Aluren》デッキだが、基本となっているカラーコンビネーションは・・・

浅原:
Mattias:

と大きく異なっている。

そもそも、Mattiasがマナループからの《天才のひらめき/Stroke of Genius》で瞬殺することを目的としているのに対して、浅原は《リシャーダの巾着切り/Rishadan Cutpurse》で相手のパーマネントをすべて破壊しつくすことが多いデザインだ。また、《アカデミーの学長/Academy Rector》からの《Confiscate》というシナジーによって《変異種/Morphling》さえも奪ってしまおうというシークレットテクも搭載されている。

しかし、運ゲー的な要素もバカにできないマッチアップともいえるだろう。なにせ、お互いに手札破壊以外には互いの行動に干渉できないミラーマッチなのである。

ちなみに、これはスタックの積み方をひとつミスっただけで逆転されてしまうというような複雑な局面も見受けられる対決でもある。プロツアークラスのプレイヤーでさえ持て余してしまうことのあるアーキタイプであるわけだから、PTQヴェニスでこの《魔の魅惑/Aluren》を使おうと考えている読者諸兄は十分に練習しておくべきであろう。実にデリケートなデッキなのである。

ところで、浅原晃の製作するデッキ、彼のフォーマットを把握する能力と独創性は日本では最高レベルのものだろうというのがGravy Trainクラスの強豪たちの一致した見解である。個人的にもこの意見には賛成で、浅原はこれからも素晴らしい成績を残し続けることだろうと邪推している。最近はデッキデザイナーとしてだけでなく、シングルプレイヤーとして安定した勝率を誇るようになってきたわけで、今回の快挙は決してフロックではないのだ。

・・・願わくば、Houstonで栄光の日曜日へと。

Game 1

しかし、運命は残酷だった。

いわゆるテンホーに近いハンドでスタートしたMattias Jorstedtが5ターン目に悪夢のサイクルを開始した。《魔の魅惑/Aluren》を張った上で、《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》が羽ばたきはじめたのだ。

《ワイアウッドの野人/Wirewood Savage》:Draw Engine
《ワタリガラスの使い魔/Raven Familiar》:Draw Engine
《魂の管理人/Soul Warden》:Life Engine
《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》:Mana Engine

 つまり、無限マナ、無限ライフ、ライブラリーの底まで引ききったハンド。

浅原晃は途方もないサイズの《天才のひらめき/Stroke of Genius》によって瞬殺されてしまったのだった・・・。

Mattias Jorstedt 1-0

Game 2

Mattias Jorstedt そして、運命はなおも浅原に試練を課した。

 《魂の管理人/Soul Warden》を展開し、《催眠の悪鬼/Mesmeric Fiend》によって《魔の魅惑/Aluren》2枚と《直観/Intuition》しかないMattiasのハンドから《直観/Intuition》を叩きおとし、その上で《ワイアウッドの野人/Wirewood Savage》と《ワタリガラスの使い魔/Raven Familiar》までを揃えることができたというのに。

 ・・・それなのに。

 Mattias Jorstedtは《破滅的な行為/Pernicious Deed》をトップデッキしてしまうのである。

 ああ。無念、浅原投了。

Final Result:Mattias Jorstedt 2-0 浅原晃

Aluren

Download Arena Decklist

Aluren

Download Arena Decklist

Latest Event Coverage Articles

December 4, 2021

Innistrad Championship Top 8 Decklists by, Adam Styborski

The Innistrad Championship has its Top 8 players! Congratulations to Christian Hauck, Toru Saito, Yuuki Ichikawa, Zachary Kiihne, Simon Görtzen, Yuta Takahashi, Riku Kumagai, and Yo Akaik...

Learn More

November 29, 2021

Historic at the Innistrad Championship by, Mani Davoudi

Throughout the last competitive season, we watched as Standard and Historic took the spotlight, being featured throughout the League Weekends and Championships. The formats evolved with e...

Learn More

Articles

Articles

Event Coverage Archive

Consult the archives for more articles!

See All