ラウンド 13:

Posted in Event Coverage on February 27, 2004

By 真木 孝一郎

藤田:デッキが冷え切ってるからなぁ。
:フィーチャー一回も勝ってないよ。

と二人揃っていきなり負け自慢から。どんなやねん。
 
藤田は初日こそ 7-1 と最近の呼び名である世界のイチローぶりを見せつけていたが、今日はここまで 1-3 と下り調子。一方の森は昨日の終了時に「デッキよえー。明日どうしよう」と一人勝手に騒いでいたわりには、ここまで悪くない感じでまとめている。二人の成績は共に 8-4 。Top 8 を狙うにはもう負けが許されない状況だ。厳しい椅子取りゲームに勝利し土俵際に踏みとどまるのはどちらだろうか。

使用するデッキは、藤田が藤田剛史デザインの Big Red。森はHato Beamの上野がデザインした黒緑の親和だ。

Game 1

先手の森は笑顔でキープしたが、藤田はというと。

藤田:デッキが。デッキがぁ…
 :冷えてる? 俺、ぶんぶんの予感。

更に藤田は二度目の手札にも苦い表情。だが仕方ないかというようにキープを決意。
 
《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》《チス=ゴリアの歯/Tooth of Chiss-Goria

をばらりと一気に設置する森。言葉通り勢いに任せたプレイ。更に藤田が山をセットしてターンを終えると、《空僻地/Glimmervoid》から、《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》《金属ガエル/Frogmite》と稲妻のように召喚すると《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》で攻撃。更にもう一枚の《チス=ゴリアの歯/Tooth of Chiss-Goria》を追加し二点のダメージ。藤田 18。

藤田:片づけるかなぁ…

と戯れながらも出来る事を可能な範囲で。1点の《火の玉/Fireball》を《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》に。勿論《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》は《チス=ゴリアの歯/Tooth of Chiss-Goria》を一つぱくりと食べ 2/2 で場にとどまる。
   
《頭蓋骨絞め/Skullclamp
 
森が《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》を召喚しようとすると、藤田は必死に《とげの稲妻/Barbed Lightning》を《金属ガエル/Frogmite》に打ち込むが、もはやどうにもこうにも。《頭蓋骨絞め/Skullclamp》を備えた《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》が攻撃を行い、藤田 6。

次の攻撃を《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》でチャンプして耐えようとすれば、《残響する衰微/Echoing Decay》が…

ぶんぶん。

藤田 0 - 森 1

Game 2

今回は共にマリガンも苦笑も無し。後手の森は《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》から《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》と《頭蓋骨絞め/Skullclamp》をセット。藤田が《耽溺のタリスマン/Talisman of Indulgence》を置くと、《彩色の宝球/Chromatic Sphere》を置いてから《金属ガエル/Frogmite》を召喚。《彩色の宝球/Chromatic Sphere》から緑マナを出すと、《酸化/Oxidize》を《耽溺のタリスマン/Talisman of Indulgence》に向けて放つ。
 これらがほぼ瞬時に行われるから書くのも大変だ。
 
森は更に《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》と《電結の働き手/Arcbound Worker》を追加。《金属ガエル/Frogmite》で攻撃を行う。藤田 18。藤田は《とげの稲妻/Barbed Lightning》で《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》を墓地へ。

土地を四枚並べて藤田が終了すると、森はもう一体《電結の働き手/Arcbound Worker》を追加。展開を全く緩めない。並び始めた土地を利用し、《頭蓋骨絞め/Skullclamp》を利用した必殺のドローエンジンをスタートさせる。クリーチャーが手札に。手札がクリーチャーに激しく入れ替わる。その間にも攻撃は行われているわけで、藤田のライフは、18 から 13 へ。13 から 8 へと急降下していく。

勿論、藤田もただ殴られていたわけではない。親和に対する必殺の《炉のドラゴン/Furnace Dragon》に向けて着実に土地を並べている。現在並んでいる土地は六枚。そのうちアーティファクトランドは一枚。もし次のターンにアーティファクトランドが並ぶようなら、いきなりドラゴンタイムの始まりだ。・

 森はその前に藤田を殺すべく、クリーチャー5体で一斉攻撃を開始した。
 
 1/1 《電結の荒廃者/Arcbound Ravager
 2/2 《金属ガエル/Frogmite
 1/1 《電結の働き手/Arcbound Worker
 1/2 《羽ばたき飛行機械/Ornithopter
 1/1 《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus
 
残された土地は三枚。《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》に《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》が二枚。藤田の残りライフは 8。このままだとダメージは 6 点分。《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》のパンプを行っても一点足りない。

もっとも、それはこのままならの話。場にいるクリーチャーの一体が《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》だというのがポイントだ。森の場には食われるのを今か今かと待ち望んでいる未装着の《頭蓋骨絞め/Skullclamp》と土地が並んでいる。しかももし除去が一枚あったとしても、《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》の+1/+1カウンターは同志に引き継がれるにすぎず…

藤田:冷え切ってるよぉ。ほんま。(笑)
:厳しい戦いだったと思ってたのに(笑)

藤田 0 - 森 2

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