
世界選手権を髣髴とさせる Swiss 最終戦 Feature Match だ。
OP%次第だが岡本にはまだ十分にベスト 8 のチャンスがある。
対するHiltoenは現在28 Point とすでにベスト8への道は閉ざさされている、
はたして岡本はこの最後に立ちはだかる難関を突破することが出来るのだろうか?
Game 1
《Chatter of the Squirrel/リスのお喋り》、《野生の雑種犬/Wild Mongrel》、《Lithatog/リサトグ》と絶好の立ち上がりを見せる岡本に対し、Hiltonenは《 Phantom Whelp / 幻影の仔 》で《 Chatter of the Squirrel / リスのお喋り 》を止め《尊い癒し手/Hallowed Healer》で《野生の雑種犬/Wild Mongrel》と《 Lithatog / リサトグ 》のダメージを抑えようと試みる。
しかし、岡本は《 Volcanic Spray / 溶岩の飛散 》でヒーラーを除去し、さらに《 Mad Dog / 狂犬 》を戦線に投入してHiltonenのライフを削り取る。
なんとか戦線を立て直したいHiltonenだが、いかんせん手札にあるのは頼りないクリーチャーばかり。仕方なく《美徳の巡礼者/Pilgrim of Virtue》を召喚して何とかダメージを抑えようとするがもはや焼け石に水で容赦なく攻撃してくる《 Lithatog / リサトグ 》と《野生の雑種犬/Wild Mongrel》を全く止めることが出来ない。
勢いに乗る岡本はさらに戦線に《 Werebear / 熊人間 》を投入しHiltonenのライフを 8にまで追い込む。
そしてHiltonenが堪らず二体目の《尊い癒し手/Hallowed Healer》を召喚したところでフルアタックからの《入門の儀式/Rites of Initiation》でHiltonenに止めを刺した。
わずか7ターンの瞬殺劇だった。
岡本 1-0
Game 2
瞬く間に一本目を先取されたHiltonenだが二本目は一本目とは打って変わって快調な滑り出しを見せる。

《 Mad Dog / 狂犬 》スタートの岡本に対し、Hiltonenは《秘教の幻想家/Mystic Visionary》、《夢繰り/Dreamwinder》と軽快にクリーチャーを召喚し攻勢をしのぐ。
主力クリーチャーを引かず完全に出遅れる展開になってしまった岡本の前に次々と《尊い癒し手/Hallowed Healer》や《エイヴンの煙の紡ぎ手/Aven Smokeweaver》といった鉄壁の防衛網が構築されていく。
じりじりと《 Mystic Visionary / 秘教の幻想家 》でライフを削られながらなんとか《 Lithatog / リサトグ 》、《意気沮喪/Demoralize》と引き当てた岡本だったがすでにスレッショルドした《尊い癒し手/Hallowed Healer》の前には《 Lithatog / リサトグ 》ですら十分なダメージが確保できない。
そしてついにHiltonenの《 Wayward Angel / むら気な天使》が場に降臨し、わずか2ターンで残りのライフを刈り取っていった。
Hiltonen 1-1
Game 3
もはや後が無い岡本だが事ここに及んで恐るべき初手を手に入れる、二匹の《野生の雑種犬/Wild Mongrel》に《 Lithatog / リサトグ 》、さらに《溶岩の飛散/Volcanic Spray》とまさに申し分ない初手。
2ターン目3ターン目と《野生の雑種犬/Wild Mongrel》が岡本の場に登場し、Hiltonen
の顔が苦々しいものへと変わってゆく。

4ターン目に召喚した《 Mad Dog / 狂犬 》こそ《中略/Syncopate》でカウンターされたものの、次ターンには満を持して《 Lithatog / リサトグ 》を召喚し残り10まで減ったHiltonenのライフを削りにかかる。
岡本の猛攻に対しまさにサンドバック同然のHiltonenだったが、一縷の希望を託して《 Wayward Angel / むら気な天使》を召喚する。
岡本はHiltonenの土地がタップアウトしているのを確認すると、《野生の雑種犬/Wild Mongrel》二体と《 Lithatog / リサトグ 》でアタックし静かに《入門の儀式/Rites of Initiation》をプレイした...。
Final Result:岡本尋 wins 2-1