ラウンド 14: 浅原晃 vs. Gabriel Tsang

Posted in Event Coverage on November 9, 2002

By Keita Mori

Gab Tsang vs. 浅原晃13ラウンドに敗れてしまったことでほとんどTop 8の可能性はなくなってしまった浅原晃。残念ながら最終ラウンドに勝利したとしても・・・おそらく微妙にpointが足りない計算なのである。そのためか、同じ28pointの石田格はこの最終ラウンドを早々にIDで終えている。ちなみに、想定されるタイブレイカーラインは32pointである。

ただ、様々な要因がすべからく浅原にとって都合の良い結果となった場合、浅原晃は8位に滑り込める可能性が残されている。そして、対戦相手がGabriel Tsangであり、何よりも彼の白い《魔の魅惑/Aluren》デッキが本当に高い評価を得たということもあって、彼はプロツアーの最終2ラウンドで連続してFeature Matchに招待されたのだ。間違いなく、世界は浅原を認めている。

対するは"The Juggernaut"ことGabriel Tsang。

Magic Online上ではBuddeも真っ青な活躍を遂げているわけであり、今大会でも「あたりデッキ」である「The Rock and his Millions」を抜け目なくセレクトし、ここまで勝ち上がっている。「Juggernaut」の看板に偽りなしだ。

Game 1

 一戦目は好勝負だった。

 Gab Tsangはマナクリーチャーの連打から3ターン目に《魂売り/Spiritmonger》を召喚するという凄まじい立ち上がりを見せ、先攻浅原はこれを素晴らしいゲームプランでもって受け流したのだ。

 《花の壁/Wall of Blossoms》がチャンプブロックして時間を稼いでから・・・《まやかしの預言者/False Prophet》を《高級市場/High Market》でサクリファイス! 

そう、かつてのMBCを髣髴とさせるようなシークレットテクによって浅原晃は盤上を一掃して見せた。Tsangは目をパチクリ。・・・このときTsangはハンドに《生ける屍/Living Death》を抱えていたのだが、ゲームから取り除かれてしまったクリーチャーは《生ける願い/Living Wish》でもない限り回収することはできないのだ。

 そして、浅原は敵に挽回のチャンスを与えなかった。

間髪いれずに《エラダムリーの呼び声/Eladamri's Call》によって《アカデミーの学長/Academy Rector》が招聘され・・・かつての《ヨーグモスの行動計画/Yawgmoth's Agenda》がそうだったように、ライブラリーから《魔の魅惑/Aluren》がもたらされる。まさに《高級市場》サマサマの展開だ。

そして、死のサイクルがスタートする。

《ワタリガラスの使い魔/Raven Familiar》と《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》のダンスによってライブラリーはどんどん掘り進められ・・・《魂の管理人/Soul Warden》、《ワイアウッドの野人/Wirewood Savage》、と必要牌は次々と集まっていった。100億点のライフを獲得してから浅原は淡々と作業を進めていく。

Tsang:あのさ、勝ち手段見せてくれたら投了するわ。

 ・・・というわけで、浅原の《リシャーダの巾着切り/Rishadan Cutpurse》を確認し、Tsangはデッキを片付け始めた。 
"turnA" 1-0

Game 2

 しかし、続く2戦目はTsangがKai Buddeに負けず劣らずの「Juggernaut」っぷりを披露することになる。そう、まさしくUnstoppableなのだ。

 マナクリーチャーを展開しつつの《強迫/Duress》。そして《名誉回復/Vindicate》が浅原のマナベースを急襲し、4ターン目には《魂売り/Spiritmonger》!

 なんとか《まやかしの預言者/False Prophet》を展開しての逆転に期待したい浅原だったのだが・・・

:《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》でサクリファイスしたときのマナバーンでライフがピッタリ0になってしまう

:そもそも《樹上の村/Treetop Village》がどうしようもない

 というわけで投了。

 ・・・いやはや、どちらもハンパないなぁ。

"The Juggernaut" 1-1

Game 3

Gab Tsang a.k.a 'The Juggernaut' まさかのTop 8に向けて。そして、なによりも八王子で吉報を待つ仲間たちのために勝ちたかったという浅原は、ここで完璧なる4ターンキルを!

・浅原初手
《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》:1
《サングラスの大草原/Sungrass Prairie》:1
《ワタリガラスの使い魔/Raven Familiar》:1
《陰謀団式療法/Cabal Therapy》:1
《エラダムリーの呼び声/Eladamri's Call》:1
《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》:2

Turn 1:セット《コイロスの洞窟》⇒《陰謀団式療法》。指定:《強迫/Duress》。該当カードなし。

Turn 2:セット《サングラスの大草原》。
Tsang's End Step:《エラダムリーの呼び声》⇒《アカデミーの学長/Academy Rector

Turn 3:セット《へイヴンウッドの古戦場/Havenwood Battleground

Turn 4:
①サクリファイス《古戦場》から4マナで《アカデミーの学長》

②《学長》を生贄にして《陰謀団式療法》フラッシュバック。
⇒《魔の魅惑/Aluren》を《学長》の効果で場に出す
⇒《療法》でカード指定:《骨砕き/Bone Shredder》。該当なし

③《ワタリガラスの使い魔/Raven Familiar》と《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》でサイクルスタート
⇒《魂の管理人/Soul Warden》を入手してプレイ:100万ライフ獲得
⇒《ワイアウッドの野人/Wirewood Savage》をプレイ
⇒《リシャーダの巾着切り/Rishadan Cutpurse》によるパーマネント破壊スタート

Tsang:・・・まいった。そりゃさすがに無理だよ。

Final Result:"turnA" 浅原晃 2-1 "The Juggernaut" Gab Tsang

 かくて、14ラウンドの激闘を終え、Houstonの日本勢最上位は浅原晃(12位)となった。これはもちろん快挙である。

 そして、"ASTRO NINE"(浅原自身のデッキリストに記されていた名前)は"Zombie Prison"や"4cB"に次ぐ、彼の代表作として認知されることとなった。・・・それにしても、相変わらず浅原はパンチの効いたデッキタイトルをつけるものだ。

Aluren

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The Rock

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