ラウンド 14:

Posted in Event Coverage on February 28, 2004

By 吉川 祐輔

開幕2連敗から金曜日を5勝3敗のギリギリで潜り抜け、今日土曜日に入り5連勝と波に乗る、GP岡山チャンプこと志岐和政(10勝3敗)。対するはここまで12勝1敗、他を引き離して首位を走るRaffaele Lo Moroである。

今大会を象徴するとも言える、Big Red vs. 黒赤Affinityの対戦。Affinityを駆る志岐の勢いが勝るか、Lo Moroが押さえ込むか。

Game 1

少し悩んでキープ宣言の志岐に対し、即座にマリガンを宣言するMoroは6枚でのスタート。
ダイスロールで20面体の20を出し先手の志岐は、《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》《電結の働き手/Arcbound Worker》《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》発進。対するMoroは《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb》から。

第2ターンには《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》を2体並べ、一気の決着を目指す志岐。だがMoroも一方を1点《火の玉/Fireball》で、もう一方を《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb》で処理し、決定的なライフの損失を防ぐ。志岐は《頭蓋骨絞め/Skullclamp》で援軍を目論むが、これは1度使用後にMoroが《爆破/Detonate》。なかなか決め手を与えない。

だがMoroが《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》をプレイした返しの第5ターン、志岐はこの日の勢いを見せつけるパフォーマンスを見せる。手札から《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》と、このゲーム3体目となる《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》をプレイしたのだ。

志岐は緊張を隠せないながらも丁寧に計算を進め、12あったMoroのライフを一瞬で削りきって勝負を決めた。

Lo Moro –0 志岐 -1

Game 2

Moro先手に代わっての第2ゲーム。両者マリガンもなく、Moroの《山/Mountain》で静かにゲームが始まるかに見えた。だが、志岐はその静寂を破る驚異的な発進を見せる。

《大焼炉/Great Furnace》《溶接の壺/Welding Jar》《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》《頭蓋骨絞め/Skullclamp》《金属ガエル/Frogmite》《金属ガエル/Frogmite》!

どよめくギャラリー。ここまで冷静だったMoroも、これには非常に「イイ顔」。思わず振り返り友人の顔を見て、「俺はどうしたらいいんだろうね?」とでも言いたげである。

さらに《チス=ゴリアの歯/Tooth of Chiss-Goria》を追加し、第2ターンから6点のダメージを叩き出す志岐に対し、気を取り直して出来ることをしようと対処していくMoro。さすがにすぐには後続もないが、《溶接の壺/Welding Jar》が効いてきて状況を変えさせない。

それでも何とかダメージを最小限に食い止め、《衝動のタリスマン/Talisman of Impulse》経由で第4ターンに《弧炎撒き/Arc-Slogger》をプレイするMoro。これで地上は止まり、程なく《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》も撃墜できる。あの発進をされてここまで引き戻す辺り、さすがここまでわずか1敗のプレイヤーだと思わせた。

しかし。志岐のドローはそれすらも凌駕した。土地が先程の《大焼炉/Great Furnace》1枚で止まっているところから、《空僻地/Glimmervoid》をトップデッキしたうえでプレイ《恐怖/Terror》!

こう何度もトップデッキされてはたまったものではない。使い切れない手札を恨めしそうに見つつ形を作るMoroだが、志岐は的確に《頭蓋骨絞め/Skullclamp》を《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》に移動するなどその勢いとは裏腹の冷静さも見せた。

熱意と冷静。勢いと計算。トップデッキを活かすも殺すもプレイ次第。それを活かしてみせた、志岐のプレイに賛辞を。

Lo Moro –0 志岐 -2

「これでニューオリンズまで来ましたよ」とは志岐。

曰く、「あと2戦のどちらかに勝てばTop 8」の状況になったのはPTニューオリンズと同じだそうだ。そのときは連敗してしまいTop8を逃した志岐だが、今回は夢を繋ぎ、栄光の舞台にたどり着けるだろうか。

Kazumasa Shiki defeats Raffaele Lo Moro.

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