ラウンド 16:

Posted in Event Coverage on February 28, 2004

By 吉川 祐輔

第16回戦。長かったスイスラウンドだが、泣いても笑っても最後の一戦。
スペインのEugeni Sanchez Mataは異端とも言える緑単色のビートダウンを使用している。火力の多い黒田のデッキにしてみればややくみしやすい相手ではあるが、それが主な仮想敵として想定されたものでない以上、予断を許さない。

電車道を走り、一度は崖っぷちにまで追い込まれた男が、本日最後の戦いに挑む。

Game 1

ダイスロールによりMata先攻。初手を見たMataは少考の後静かにライブラリに手をかけた。2回目の初手にも今一つの表情のMataだが、さすがにこれをキープ。黒田も力強くキープを宣言する。

《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》から《森/Forest》発進のMata。黒田は静かに《山/Mountain》を並べて見守るが、第3ターンに現われたのは《トロールの苦行者/Troll Ascetic》。手札に《弧炎撒き/Arc-Slogger》があるとはいえ、少し押される予感の黒田である。

だが《溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge》がダメージレースを互角に持ち込み、《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》は《とげの稲妻/Barbed Lightning》で、《ヴィリジアンの盲信者/Viridian Zealot》は《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt》で確実に対処し、一気に攻め込まれることを防いだ黒田。《弧炎撒き/Arc-Slogger》が登場するに至り、地上は完全に膠着した。

Mataも世が世なら必殺兵器であろう《グリッサ・サンシーカー/Glissa Sunseeker》《腐食ナメクジ/Molder Slug》を並べるのだが、如何せん相手が悪い。黒田は《大焼炉/Great Furnace》さえも引いていないのだから。

黒田は《弧炎撒き/Arc-Slogger》でMataを3度焼き、2度目の《溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge》と6点の《火の玉/Fireball》で確実な勝利をものにした。

黒田 –1 Mata -0

Game 2

再びMata先攻。今回はお互いマリガンなし。

《テル=ジラードに選ばれし者/Tel-Jilad Chosen》スタートのMataに対し、黒田は即座にこれを《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt》。第3ターンの《トロールの苦行者/Troll Ascetic》に対しては《森/Forest》を《溶鉄の雨/Molten Rain》して展開を遅らせる。

《ヴィリジアンの盲信者/Viridian Zealot》には《とげの稲妻/Barbed Lightning》双呪、一手遅れて出てきた《ファングレンの初仔/Fangren Firstborn》には6マナからMata自身にも2点与える《火の玉/Fireball》と、確実に対処しながらもMataにダメージを刻んでいく。
だが、ここまで勝ちあがってきたMataも黙ってはいない。出すもの出すものを除去されながらも《トロールの苦行者/Troll Ascetic》は殴り続け、さらに2号機を追加する。黒田自身はこのクリーチャーに対処できない。確実なクロックが迫る。

黒田は《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》をブロッカーに使い、強化することでMataに再生マナを使わせ時間を稼ぐ。ライフに差がついてきたところで、《溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge》をプレイ、4点のダメージで追随する。黒田のライフは8、Mataは11。

しかしチャンプブロックにも、手札にも限りがある。2枚目の《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》が墓地に落ちてブロッカーがいなくなり、ライフは5。何もなければ、次のターンに敗北する。手札の《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt》はもはや役に立たない。

望みをかけるは、2枚に増えた《溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge》。だが、赤マナソースは場に3枚のみ。

Mataがターン終了を宣言すると、黒田はまず一度《溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge》をプレイ。これでMataのライフは7。

黒田は土地をアンタップし、願いを込めてライブラリを一度叩く。そして、1枚引く。
ギャラリーも、そして黒田自身も、固唾を飲んでそのカードを見つめる。
その名は、《山/Mountain》。

黒田 –2 Mata -0

黒田正城、「四度目の正直」達成である。
明日の彼の戦いにもご注目あれ。

Masashiro Kuroda defeats Eugeni Sanchez Mata, advance to Top 8 !

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