ラウンド 18: 森勝洋 vs. Frank Karsten

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By Keita Mori

森勝洋にとっては、とにもかくにも Rookie of the Year をかけた試合であった。この試合を勝利するということは 39 点のマッチポイントを獲得できるということを意味していたわけで、これは Top 8 入賞のタイブレイカーというラインである。 つまり、Top 16 入賞以上という Rookie 獲得の上で森勝洋に与えられていたノルマは達成できることになるのだ。
一方、Frank Karsten は現在ナショナルチームランキングで独走状態である Netherlands team の一員である。ここで United States と Japan を突き放しておくためには勝利しておきたい一戦であった。

ちなみに、両者ともに白単色ウィニーのタッチ青という構成である。森が伝統的な Paladin en-Vec を採用した"Maro-Armor"タイプであるのに対して、Karsten は Rebel の連鎖を採用し、Cursed Scroll をメインに搭載しているタイプ。そう、森勝洋が Round 17 で敗れてしまった Antoine Ruel の使用していたそれと酷似したものなのだ。

Game 1

両者マリガンなく、互いに Mothers of Runes を展開しあうという立ち上がりであったのだが、Karsten の Mother は 森の Swords to Plowshares の前にはかなく散っていたのだった。勢いに勝る森は 2 ターン目にも Swords to Plowshares で Ramosian Sergeant を除去し、Soltari Priest という優秀なアタッカーでのプレッシャーをかけはじめた。
Karsten も Meddling Mage 、Cursed Scroll と応戦していったのだが、森勝洋は 2 体目の Priest を召喚し、さらには Empyrial Armor をエンチャント !
Karsten はこの Maro Armor にレスポンスして Cursed Scroll を起動できるマナが残っていなかったのだ。

Katsuhiro Mori

Karsten は苦悶の表情。
"Maro Armor"は辛いし、何より自分で召喚しておいた Meddling Mage で禁止したカードである Ramosin Sergent がキャストできないからだ。Karsten は森が先に Rebel の連鎖を作り上げてしまうことを恐れて Sergent を禁止カードに指定したものの・・・森のデッキにはどうやら Rebel のレの字もなさそうだからだ。
Karsten は Meddling Mage に Swords to Plowshares をキャスト・・・
これで Sergent が召喚できたのだった。Empyrial Armor を Seal of Cleansing で破壊してターンを終えた。

森は Armor を失ってしまったとはいえ、シャドーでのビートダウンが止まってしまったというわけではない。Paladin en-Vec を戦線に加えてターンを終了。Scroll の呪文が Priest のうちの 1 体を葬った後に、残る Paladin en-Vecに Armor をエンチャントした。・・・手札は空になってしまったが。

Karsten が流れを取り戻しかけていたかに見えた中・・・ここで、致命的なミスが出てしまう。
Karsten は自ターン中に Paladin を Cursed Scroll で葬り去ってしまえばよかったのに、これを森勝洋のコンバットステップに行ったほうがいい・・・と考えてしまったらしいのだ。当然、Paladin en-Vec はドローステップで得た 1 枚のカードのせいで 3/3 に増強されてしまうわけで、もはや Cursed Scroll の制御下にはなくなってしまったのだ !
Karsten はコンバットステップにこの赤面モノのミスに気が付いてしまったようで、 Soltari Priest にむけて Cursed Scroll を起動・・・

森勝洋 1-0

Game 2

双方ともハンドをキープ。
今回は Karsten が素晴らしいスタートを切った。2 ターン目に Cursed Scroll を 2 連打し、 3 ターン目にも Soltari Priest を召喚したのだ。
森勝洋は Meddling Mage(Name:Meddling Mage)と Warrior en-Kor と続けた。

Frank Karsten

森は Priest に殴られつづけること数ターン、ようやっと忍耐が Seal of Claensing という形で報われたのだった。
そして Cursed Scroll を破壊して、満を持してサイドボードからの対同キャラ用秘密兵器を披露した。
藤田剛史謹製、Samite Archer だ。

Karsten の展開していたクリーチャーは 4 体で、そのうちの 3 体までがタフネス 1 である。
そして、2 体目の Samite Archer が登場したことで、森勝洋の栄光はほとんど約束されたも同然となった。Karsten の最後の望みとして場に残されていた Meddling Mage を 2 体の Archer が葬り去り、Paladin en-Vec と Meddling Mage とが新人王への長かった道のりの最後の一段をのぼるための後押しをした。

・・・あの時。APAC での 3 位入賞を決めたクアラルンプールで、森勝洋は「まさかに賭けてみたい」といった。
藤田修と石田格という力強い仲間を得て、Grandprix 台北で準優勝という快挙を成し遂げたとき、それは「まさか」ではなくなった。
そして、世界で最も過酷なトーナメントで森勝洋は強力なライバル達を振り切って、奇跡の大逆転劇を演じてみせたのだ。

モリカツ、おめでとう !

森勝洋 2-0

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