ラウンド 2: 笹沼希予志 vs. 村瀬幸義

Posted in Event Coverage on August 24, 2002

By 藤枝勇

1998 APAC 準優勝を筆頭に、多数のプロツアー出場経験を誇る笹沼「地雷王」希予志。あの「パンドレッド」の作者としても有名である。

村瀬幸義は地元北海道のプレイヤーであり、キャリアでは流石に笹沼が上。だが、Magic は戦績で戦う訳では無い。

シャッフルの合間に見えるカードから推測するに、ミラーマッチのようだが果たしてどんな結果が待っているか。

Game 1

村瀬幸義先攻は笹沼。だが、青緑同士の試合で非常に重要な要素である《野生の雑種犬/Wild Mongrel》を先に出せたのは村瀬であった。

その後の《ワームの咆哮/Roar of the Wurm》《灰毛の定め/Grizzly Fate》は《狡猾な願い/Cunning Wish》から持ってきた《被覆/Envelop》でカウンターするが、自分のハンドには《ワームの咆哮》が 2 枚だけ。
...なんとか 7 枚目のランドを引いて連発したい所だが、なかなかその 7 枚目が引けずに《野生の雑種犬》でどんどんライフを削られてしまう笹沼だった。

《リスのお喋り/Chatter of the Squirrel》でチャンプブロックを繰り返して耐える笹沼。しかし、村瀬のキャストした《激動/Upheaval》によって場をリセットされてしまい、そこからの《野生の雑種犬》がワンブローで残る 9 点のライフを削ってみせたのだった。

笹沼 0 - 1 村瀬

Game 2

笹沼はサイドからなんと《勇壮な戦闘/Epic Struggle》を投入。「クリーチャーをひたすら並べる」という別の勝ち手段をデッキに与えた。村瀬は笹沼のフラッシュバックカード対策に《クローサ流再利用/Krosan Reclamation》と《触媒石/Catalyst Stone》を投入した。

序盤に打たれた《物静かな思索/Quiet Speculation》で落とす 3 枚のカードをしげしげと見て怪訝な顔をする村瀬。その 3 枚が《リスのお喋り》 2 枚+《綿密な分析/Deep Analysis》とちょっとセオリーからはずれた物だった内容なのだから無理もない。

怪訝な顔はするものの、村瀬は《触媒石》をキャストしてホッと一息といった感じで《熊人間/Werebear》で 1 点ずつだが笹沼のライフを削って行く。

ここで両者の手札を見てみると...、笹沼はサイドカード《勇壮な戦闘》とランドばかり、村瀬はランドと《不可思議/Wonder》と両者ともランドばかりを引いている状態。しかし、1 点とはいえ殴れる分村瀬が有利に場を進めていく。

そして、ここでゲームを決める 1 枚である《物静かな思索》をキャストした村瀬 。 《ワームの咆哮》 ×2 + 《クローサ流再利用》 を墓地に送り込む。かくて、 2 マナ 6/6 という驚異のクリーチャーが場に 2 体降臨。《再利用》という笹沼のサイドボードカード ( 特に《一瞬の平和/Moment's Peace》 ) に対する備えも出来た。

しかし、ここから村瀬の予想を超えた出来事が起こり始める。

Nantuko Shrine
ここで笹沼が《ナントゥーコの祭殿/Nantuko Shrine》を 2 枚セットしたのだ!

両者の墓地合わせて 2 枚有る《物静かな思索》をキャスト ( 《一瞬の平和》 3枚 ) すると...まず 4 体登場。返しのターンに《野生の雑種犬》を出して《不可思議》を Discard。すべてのクリーチャーに飛行を与えて一気に決めようとした村瀬だったわけだが、手札から 4 枚目の《一瞬の平和》をキャストされてしまう! なんとここで 6 体登場。

笹沼はフルアタックをして ( 村瀬ライフ 11 ) ターンを返すと...アップキープに《一瞬の平和》をフラッシュバックでキャストして合計 15 体に増やす。

村瀬はアタッカーとブロッカーの数を確認すると投了を宣言した。

笹沼らしい劇的な逆転劇だった。

笹沼 1 - 1 村瀬

Game 3

笹沼'地雷'希予志先攻村瀬は 1 ターンに《入念な研究/Careful Study》を打つとちょっと顔をしかめた(...森が無いよ...)。

2 ターン目は《物静かな思索》を打てばよいだけだったので影響は出なかったが、次のターンに万が一《森/Forest》を引けないと大変な遅れとなってしまう。

そして、次ターンのドローは《灰毛の定め》。《綿密な分析》フラッシュバックでもなんと森を引けない!

手札に貯まっている緑色のカードを横目に《物静かな思索》で落とした《ワームの咆哮》も笹沼の《クローサ流再利用》で戻されてしまい、手札に唯一残されたドローカード?と言える《留意/Mental Note》を打っても何も引けない村瀬。

それでもなんとか《森/Forest》を引き、《熊人間》を出してホッと一息。...ここでスレッシュショルドしている状態での《灰毛の定め》を打って一気に攻勢かと思われたが、...なんとここでタイムアップ!

笹沼が《物静かな思索》で《一瞬の平和》を全部墓地に落としたため引き分けムード濃厚に。しかし、村瀬が《クローサ流再利用》で 2 枚の《一瞬の平和》をライブラリーに戻して、辛くも殴り勝ったのだった。

序盤かなり辛そうだった村瀬だったわけだが、なんと笹沼はもっと辛いわけなのだった。そう、土地しかないし、土地しか引けなかったのだ。

Final Results : 村瀬幸義 Win

Sasanuma Kiyoshi

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Murase Yukiyoshi

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