ラウンド 6: 藤田憲一 vs. 平林和哉

Posted in Event Coverage on August 24, 2002

By 森慶太

「レミィのお兄さん」こと藤田憲一 崖っぷちの 1 敗 1 分けライン。
 ここでサイドボードのレポーターとしてもお馴染みの二人が対峙することとなった。

 一方が、PTQ にひたすら勝ち続けることでツアーに出場し続ける「えせグレイヴィ」こと平林和哉。もうちょっと聞こえをよくすると、Japanese Dave Price。平林といえば青緑...というか《熊人間/Werebear》なキャラクターであるはずなのだが、どういうわけか今回は白いビートダウンに青をタッチしたいわゆる Walamies デッキでの出場だ。

ちなみに、なぜ King of Beatdown の名前がここで挙がるかというと、Price もプロポイントではなく PTQ で勝つことによってツアーへと招待されている時期がやたら長かったためである。そう、彼は「ツアー常連のPTQ 勝ち上がり組」の代表選手と考えられていたからだ。

 対するは「二代目:レミィのお兄さん」として最近ノリノリの藤田。最近はライターとしての活躍ばかりが目立つようだが、グランプリ二冠王という凄まじい戦歴の持ち主だ。こちらはキャラに忠実に「黒コン」で、《ミラーリ/Mirari》でやりたい放題といきたいらしい。

Game 1

「だってさあ、はじめたくなるハンドだったんだよね」

平林は苦笑しながらボヤくしかなかった。

平林の展開しているパーマネントはゼロで、ハンドも空。対する藤田はというと、7 枚の沼にバックアップされた《陰謀団の貴重品室/Cabal Coffers》が控えており、ハンドも潤沢なのだった。まあ、平林ならずとも投了するしかなかっただろう。
 
 なんでまたこんなことが起こってしまったのかというと、1 ランドスタートして土地にめぐりあえなかった平林を、次々と藤田の《腐臭の地/Rancid Earth》が襲ったのだ。で、そこにx=7での《精神ヘドロ/Mind Sludge》が炸裂というわけである。

藤田憲一 Leads 1-0

Game 2

 《強制/Compulsion》スタートした平林、今回もなかなかマナベースが言うことを聞いてくれない。そこに藤田の《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》が襲い掛かり、《催眠の悪鬼/Mesmeric Fiend》が《精霊の石塚/Spirit Cairn》を奪う。

 しかし、《強制/Compulsion》でのサイクリングによって 4 マナを整えた平林は一気に戦線を構築しはじめた。《幻影の遊牧の民/Phantom Nomad》を 2 枚並べ、《金切るときの声/Battle Screech》によって都合 4 体の 1/1 フライヤーを調達してみせる。

《熊人間/Werebear》を捨てて初日落ちとなってしまった平林和哉) 藤田もここで《汚れた契約/Tainted Pact》から《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》を調達し、これをハンドにキープ。もちろん《もぎとり/Mutilate》で場を一掃したいからである。《魔性の教示者/Diabolic Tutor》から《陰謀団式療法/Cabal Therapy》を用意し、これで反撃の刃となる平林の《打開/Breakthrough》をディスカードさせた。

 かくて、藤田は万全の状態から 黒い《神の怒り/Wrath of God》をキャストし、その上で《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》と《催眠の悪鬼/Mesmeric Fiend》を展開した。そして、この《悪鬼》が摘み取ったのは平林の希望だった。必死のサイクリングによって何とか平林が調達した 2 枚目の《打開/Breakthrough》が、ここでゲームから取り除かれてしまう...

 それでも平林も《聖餐式/Divine Sacrament》を引き当て、さらにライブラリーから《巡視犬/Patrol Hound》と《敬愛される司祭/Beloved Chaplain》とを展開して対抗した。しかし、藤田は笑みすらう浮かべながらの《チェイナーの布告/Chainer's Edict》連発(片方は《教示者に》よる)でこれを退けたのだった。

 平林は必死にクリーチャーを展開するも、逐一それは《チェイナーの布告/Chainer's Edict》されてしまい、あるいは《無垢の血/Innocent Blood》されてしまうのだった。

藤田は《無垢の血/Innocent Blood》をプレイしたわけだが、ここでサクリファイスしたのは《影》ではなく《悪鬼》だった。つまり、これによって平林は反撃の芽となれそうな《打開/Breakthrough》を取り戻したことになるわけだった。

が...それも束の間のこと、それこそ 15 秒くらいだった。
そう、藤田が次にプレイしたのは《強迫/Duress》...ならぬ《陰謀団式療法/Cabal Therapy》。

「《陰謀団式療法/Cabal Therapy》と《催眠の悪鬼/Mesmeric Fiend》ありゃあ、敗ける気がしないしね」

 ...と頼もしいコメントなんかも残しつつ、藤田は《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》をパンプアップさせたのだった。

Final Results:藤田憲一 wins 2-0

Kazuya Hirabayashi

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Ken'ichi Fujita

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