ラウンド 6:

Posted in Event Coverage on February 27, 2004

By 吉川 祐輔

先のPTアムステルダムで準優勝を飾り意気上がる藤田修に対するは、2年前のPT大阪以来の出場を果たした阿南剛である。

共に大阪で調整するプレイヤー同士であり、デッキも藤田剛史製作の赤単と同一である。
この時点で共に4勝1敗ライン、ミラーマッチを制して先に土曜日の椅子を確保できるのはどちらだろうか。

Game 1

ダイスロールにより阿南先攻。与えられた初手に顔をしかめマリガンを宣言する阿南だが、6枚には満足の様子。藤田も静かにキープ。

同系デッキ同士、序盤は土地を並べ合う立ち上がり。第4ターンも《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》の鏡打ちになるが、阿南が先手を利して第5ターンに《弧炎撒き/Arc-Slogger》、即座に能力起動。《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》の道をこじ開ける。

これに対し藤田は少考の後5点の《火の玉/Fireball》をプレイし、一息…と思いきや、阿南の手から《弧炎撒き/Arc-Slogger》2号機が現われ、厳しい表情になる。更なる対処を求められた藤田は、苦笑いしながら《とげの稲妻/Barbed Lightning》2枚をプレイ、事態の収拾を図ろうとする。

しかし、阿南の手札は完璧だった。7マナが生成できる状態からライフ14点の藤田に対し、《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》攻撃、《爆片破/Shrapnel Blast》2枚と《火の玉/Fireball》を公開。手札もマナもぴったりという完璧な終幕を演じた。

藤田曰く、「(ゲームが終わったとき)手札にまだ3枚ソーレン(《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》)があった」

その暇さえ与えられなかった。

阿南 –1 藤田修 -0

Game 2

代わって藤田先攻だが、初手を少考の後マリガン、さらに6枚になった手札も即座にマリガンと、一気に追い込まれてしまう。

先手5枚になってしまった藤田は、土地、土地、《耽溺のタリスマン/Talisman of Indulgence》とマリガン後とは思えない発進を見せるが、後手7枚の阿南にはかなわないかと思われた。しかし、第2ターンに阿南が発した言葉は…

「ディスカード」

ここぞとばかりに《溶鉄の雨/Molten Rain》を唯一の土地である《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》に撃ち込む藤田。さらに土地を引き当てて《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を展開し、《弧炎撒き/Arc-Slogger》を見せると阿南は、

「次行きましょ」

と投了した。

「タリスマン2枚で行きたくなっちゃった」と阿南。

「(ダブルマリガン後の初手が)2ランド、タリスマン、ソーレン、《弧炎撒き/Arc-Slogger》。ドローが《溶鉄の雨/Molten Rain》。完璧やった」と藤田。

一度は振り切れる寸前だった振り子は、土壇場で揺り戻った。

阿南 –1 藤田修 -1

Game 3

先後が変わり入念にサイドボーディングを考える藤田。

立ち上がりは至って静かなもので、第4ターンまで土地の並べ合いが続く。第5ターン、阿南がこのマッチアップのキークリーチャー《弧炎撒き/Arc-Slogger》を先に出すが、これは藤田の《爆片破/Shrapnel Blast》で退場。

カードカウントではマイナスを引かされた格好の藤田だが、改めて展開しなおしと《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を。そして《弧炎撒き/Arc-Slogger》を出し、攻守逆転…かと思われたが、阿南も《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》からこれをコストにしての《爆片破/Shrapnel Blast》で応戦する。

2マナを残していた藤田はここで考慮の後、自らのライブラリ20枚と阿南のライフ4点を交換することを選んだ。リムーヴされたカードを見て「しょっぱいっすね」と感想を漏らす阿南。確かに有効牌が少ない。

藤田は手を止めない。今度はこっちが攻める番とばかりに《弧炎撒き/Arc-Slogger》2号機をプレイし、圧力をかけ続ける。阿南は手札こそ多いものの、これに対する対処を持たない。
続くターンの攻撃後、阿南の手札に残る6枚のカードを見ていぶかしげながらも、ここは素直にと《弧炎撒き/Arc-Slogger》3号機!

阿南は顔をしかめながらターン終了ステップに《溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge》をプレイ。この時点でのライフが阿南12、藤田16。マナ的にはもう一度プレイできるが、阿南は自重して逆転の目を残した。

だが、3枚もの《弧炎撒き/Arc-Slogger》には対処しきれず、《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》でチャンプブロックを試みるものの、藤田は《とげの稲妻/Barbed Lightning》双呪でかたをつけた。

「《弧炎撒き/Arc-Slogger》の能力を使った次のターン、手札にあったもう1枚の《弧炎撒き/Arc-Slogger》で殴ろうかと思っていたら、3枚目をドローした」

我慢が呼び込む古豪の勢いが炸裂した瞬間だった。

阿南 –1 藤田修 -2

Osamu Fujita defeats Go Anan.

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