ラウンド 6:

Posted in Event Coverage on February 27, 2004

By 真木 孝一郎

舞台のフォーマットは構築戦。だが、今回登場する二人は共にチームリミテッドで成績を残している選手だ。

黒田は、森田雅彦・森勝洋と組んだ P.S.2 で Masters Venice を優勝している。対して Neil Reeves も 2002 PT Boston で Robert Maher・Gary Wise と組んだ Courtney's Boys で三位に入賞している。
 
その二人が、ここまで無敗の五連勝。方や赤単色、方や赤緑と違いはあれども構成パーツには共通点が多い。

追記。
 
ちょっとこの試合と関係無い話を。この横では Gary Wise が対戦しているのだが、その Gary は自分の初手を見るなりジャッジを呼んだ。

「このカードはサイドボードのカードだ。戻し忘れている。」

ジャッジが見ているわけでも無く、レポーターも居ない。その間違いについて理解している人間は、おそらく Gary しかいないであろう。だが、Gary は直ぐさま迷い無くジャッジに自ら申告した。

勿論当然の事である。選手は一同がそれぞれ己の力を証明するために Pro Tour という場にきているのだ。だからこそ Gary はジャッジを呼んだ。ミスを正す為に。

Game 1

先手を取った黒田だが、初手を見て苦悩の表情。そしてその不吉な予感は現実なものとなってしまう。

黒田がただ山を並べる間に、後手の Neil は《耽溺のタリスマン/Talisman of Indulgence》から《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》と完璧な展開。だが、黒田は三枚目の土地を置けていない。

更なる1ターン土地を引けなかった黒田だが、ようやく三枚目の土地をドロー。それをみた Neil は、
 
「So Lucky 」
 
黒田は苦笑しながらターンを終了。だが、そこに待ち構えていたのは《弧炎撒き/Arc-Slogger》だ。この対決で、土地が足りない状態で出会うこの怪物は、正に死の権化。

まだまだ抵抗の意志を捨てない黒田だったが、次のターンに《炉のドラゴン/Furnace Dragon》が登場し、土地が奪われると…

意志だけでは抵抗できず。
 
黒田 0 - Neil 1

Game 2

互いに《衝動のタリスマン/Talisman of Impulse》を置きあったところで、黒田は Neil の山に《溶鉄の雨/Molten Rain》を。ならばと Neil が土地を置き、二枚目の《衝動のタリスマン/Talisman of Impulse》をセットする。

ここから黒田の火炎ショーが始まった。
 
 《溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge》。Neil 16。
 《爆片破/Shrapnel Blast》。Neil 11。
 《とげの稲妻/Barbed Lightning》。Neil 8。
 《火の玉/Fireball》。Neil 4。
 
そして二枚目の《溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge》。Neil 昇天。

チーンとこんがり焼けました。

黒田 1 - Neil 1

Game 3

互いに《衝動のタリスマン/Talisman of Impulse》を並べたところで、今度は先手の Neil が《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman》を召還。黒田のタリスマンを破壊し、マナの優位性を確保する。

その返しで、黒田も《溶鉄の雨/Molten Rain》を Neil の山に。

ここから互いにランデスモード。互いにタリスマンや土地を並べながら、《溶鉄の雨/Molten Rain》と《残響する破滅/Echoing Ruin》が相手のマナを縛り縛る。

そこから先に抜け出したのは Neil。なんとか5マナを捻り出すと《弧炎撒き/Arc-Slogger》を召還する。だが、その能力を使用する間を与えずに黒田が《火の玉/Fireball》によって舞台から降ろす。

しかし、Neil は二枚目の《弧炎撒き/Arc-Slogger》を用意していた。6マナ目に到達した Neil 、今回は召還と同時に《弧炎撒き/Arc-Slogger》に鞭を入れる。その炎は黒田の《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を焦がし、《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman》が攻撃する隙間をこじ開ける。この攻撃によって黒田のライフが 10 に。

急ぎ対処しなければならに黒田。まずは Neil のライブラリー枚数を確認する。36 枚。《弧炎撒き/Arc-Slogger》は三度吼える事が可能だ。考えをまとめると、黒田は赤マナを二つ残して《弧炎撒き/Arc-Slogger》を召還した。

Neil は決めにかかった。ライブラリーの大半を消費し、一気に黒田の《弧炎撒き/Arc-Slogger》を丸焼きに焦がす。黒田も死に間際の咆吼で《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman》を道連れとするが、《弧炎撒き/Arc-Slogger》の攻撃によってライフを 6 へと減らす。

残された Neil のライブラリーは 5 枚。
 
黒田は土地の枚数を確認し、ターンを終了する。Neil はカードを引くと《弧炎撒き/Arc-Slogger》で攻撃をしかける。これに黒田は変形した《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》を向かわせる。スタック前にそれ自身をパンクしサイズを 2/2 へと増やす。

ここで Neil が、ちきしょーと吹き出しの出そうな顔で呟いた。

「You have Barbed Lightning....」

ずばり。黒田はダメージが解決すると、《とげの稲妻/Barbed Lightning》を双呪で使用し《弧炎撒き/Arc-Slogger》に介錯を。

ライブラリーは残り 4 枚。Neil もそこから何体かクリーチャーを召還するが、黒田の操る炎がその全てを焼き切った。

黒田 2 - Neil 1

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