ファーストドラフトを 8 タテで勝ち進み、往年の神がかった強さを思い出させる Finkel。
対する Canu は PT シカゴマスターズで優勝を飾ったプレイヤーであることは皆さんご存知だろうか。
「力対力」の対決が今行われようとしている。
Game 1
序盤を《卑劣なアヌーリッド/Wretched Anurid》からゲームを始め、Finkel のライフを削っていく Canu だが、沼が 3 枚で土地がストップ。
対する Finkel は、《梢を這うもの/Canopy Crawler》を +2 で出し、Canu の攻撃の手を止めてからまったりと変異などのクリーチャー達を展開。
この《梢を這うもの》はスペルによって除去できたのだが、後に続くクリーチャーを受けきることが出来ない中で、《蔓延/Infest》をトップデッキ。
Finkel の出来上がった場をこれ 1 枚で一気に流し去り、後のターンから引き始めた土地の支援も受け、溜まりに溜まった手札を一気に吐き出し、気が付けば場には、Finkel 1 体の Canu 5 体と完全にゲームがひっくり返り、《ゴブリンの闘士/Goblin Grappler》を生かしてダメージを確実に通し、止めに《無頓着の波/Wave of Indifference》を撃って、Finkel のライフを 0 とした。
Game 2
先手 Finkel は 2 ターン目、《ワイアウッドのエルフ/Wirewood Elf》から 3 ターン目《梢を這うもの》で +2 と流れるように展開し、対する Canu も 2 ターン目に《火花鍛冶/Sparksmith》を呼べたのだが、そんな貧弱な火力でこのクリーチャーを除去する事はかなわない。
続けて《のたうつ汚泥獣/Thrashing Mudspawn》と展開し、全く手も足も出ない Canu 。
《火花鍛冶》と《蔓延》のあわせ技でなんとか《梢を這うもの》を除去するも、残った《のたうつ汚泥獣》がどうにもならず、駄目押しに Finkel が《針撃ちゴルナ/Needleshot Gourna》を出した所で Canu 投了。
Finkel 1 - 1 Canu
Game 3
再び Canu の先手。
《卑劣なアヌーリッド》、《刀刃スリヴァー/Blade Sliver》、とパワー 3 を持つクリーチャーで序盤を展開。
負けずに Finkel も 2 ターン目に放った《ワイアウッドのエルフ》からマナをを伸ばしつつ、《アヌーリッドの濁り水潜り/Anurid Murkdiver》を 5 ターン目にキャスト。
さて、ここまで来るのに Finkel は多少ライフを減らさざるおえなかったが、上手に《卑劣なアヌーリッド》を飼い殺しにする事によって、なんとお互いのライフは全く同じ状況。
このまずい状況を見て長考を始める Canu 。
Canu の長考は非常に長い。
たぶん Magic Online の試合ならとっくに Finkel が圧勝しているであろう。
そしてタイムアップまで後数分となったところでやっと Canu が動くが、只のあがきにしかならず、Finkel の《アヌーリッドの濁り水潜り》が悠然と Canu を殴りきったのだった。
Final Result : Finkel 2 - 1 Canu