ラウンド 9: 野中 健太郎 vs. 志村 一郎

Posted in Event Coverage on September 2, 2005

By Yusuke Yoshikawa

野中 健太郎

素晴らしい成績で前半戦を折り返した二人だが、強豪ひしめく1番ポッドにあって最初の星を落としてしまった。ここは是が非でもものにしておきたいところである。

両者とも青の忍者が中心になった構成で、野中には《静風の日暮/Higure, the Still Wind》もある。果たして志村の《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》は駆けるか。

Game 1

ダイスロールで志村先攻。

《荒場の蛾乗り/Araba Mothrider》から飛び出した《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》に《幻影の翼/Phantom Wings》をつけて早くもドローエンジン兼ダメージクロックを完成させる。野中は《死面の鼠/Deathmask Nezumi》《灰生まれの阿苦多/Akuta, Born of Ash》で対抗。

だが志村は、再登場の《荒場の蛾乗り》から2枚目の《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》で押せ押せムードだ。

一気に劣勢になってしまった野中はメインで《彼方からの呟き/Murmurs from Beyond》。ここで《静風の日暮/Higure, the Still Wind》と、《影麻呂の手中/Kagemaro's Clutch》《沼/Swamp》がめくられ、志村は伝説の忍者を墓地に送った。これで手札が7枚になり、大威張りの《死面の鼠/Deathmask Nezumi》が再び4点のダメージを与える。《鼠の殺し屋/Nezumi Cutthroat》が追加されて終了。

一気に決めてしまいたい志村だが、落ち着く意味もこめてか、ここで少考。《孤独の守護者/Guardian of Solitude》を出した上で《消耗の渦/Consuming Vortex》を《死面の鼠/Deathmask Nezumi》に放ち、相手のダメージクロックを止めるとともに翼なき忍者を空に舞わせる。そして《空民の雲乗り/Soratami Cloudskater》を追加。これも、忍びが運ぶ豊富な手札がなせる業だ。

野中は生き残る術を搾り出すべく、《孤独の守護者/Guardian of Solitude》を《霊魂の奪取/Rend Spirit》して《死面の鼠/Deathmask Nezumi》を場に戻すが、志村は落ち着いて飛行クリーチャーのみで攻撃し、《飛行の翼の思念/Shinen of Flight's Wings》を投入。
野中は《影麻呂の手中/Kagemaro's Clutch》を見せるが、これが《秘密の帷/Veil of Secrecy》されると、万策尽きたとカードを片付けた。

野中 –0 志村 –1

Game 2

《霧中の到達/Reach Through Mists》から《水面院の視線曲げ/Minamo Sightbender》と滑らかな動きの志村に対し、野中は再び《死面の鼠/Deathmask Nezumi》から入る。
志村が《川の水神/River Kaijin》で待ち受けると、野中はそれに向かって《死面の鼠/Deathmask Nezumi》で突撃。野中が先手なので手札が6枚、と志村のブロックを誘っておいて、戦闘ダメージスタック前に《彼方からの呟き/Murmurs from Beyond》。《沼/Swamp》《竹沼の嫌われ者/Takenuma Bleeder》を入手するとともに《川の水神》をなぎ倒す。ここまでは注文どおりだ。

志村も《水面院の視線曲げ》を種に《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》を呼び、さらに《水面院の視線曲げ》を呼び戻す。野中は《死面の鼠/Deathmask Nezumi》で4点のダメージを与えつつ、土地を置かずに《死面の鼠》2枚目をプレイグラウンドへ。

白青の志村は、野中の手札が7枚で保持されている限り脅威にさらされ続けることになる。ならば攻め勝つのみと、志村も《深き刻の忍者》で殴りあい。さらに《飛行の翼の思念/Shinen of Flight's Wings》を場へ。

野中はドローするとすぐに2体のネズミをレッドゾーンに送り、志村のライフは8へ半減。ブロッカーとして《つぶやく神/Gibbering Kami》を配備した。

志村は《飛行の翼の思念》と《深き刻の忍者》で攻撃、《深き刻の忍者》が《つぶやく神》にブロックされると、《飛行の翼の思念》を《霧刃の忍び/Mistblade Shinobi》に化けさせてクロックを緩和せんとする。動きとしてはやや重いのが気にかかるが、その《飛行の翼の思念》は即、場に舞い戻り。

だが、もう一体の《死面の鼠》が志村のライフを射程圏内の4へ。先ほどの2体目も場に戻り、《霧刃の忍び》1体ではさばききれない状況になった。

続くターン。もうダメかな、と思える場面だが、志村は通常ドローで《消耗の渦/Consuming Vortex》をトップデッキしてみせる。《水面院の視線曲げ》で《霧刃の忍び》を通し、攻撃終了後に《秘密の帷/Veil of Secrecy》連繋で《消耗の渦》を《死面の鼠》に放ち、ギリギリのところで命をつなぐ。(もっともこれはミスで、使うのなら戦闘前にしておけば《水面院の視線曲げ》を使う必要もなくダメージが1点増え、勝つのも1ターン早まっていた。)
野中も《死面の鼠》2体を並べてターンを返すが、志村は《水面院の視線曲げ》+《霧刃の忍び》で1体を、もう1体を《消耗の渦》プレイで退ける。だが、さすがにもう攻撃をさばく方法はない。

志村 一郎

この時点でライフは野中7、志村4。野中のコントロール下にクリーチャーはなく、志村は《飛行の翼の思念/Shinen of Flight's Wings》《霧刃の忍び/Mistblade Shinobi》《水面院の視線曲げ/Minamo Sightbender》と、このターンに出した《寄せる潮のずべら/Rushing-Tide Zubera》をコントロールしている。

あと一息の野中もここは必死で考える。その選択は、《死面の鼠》、しばらく考えて《灰生まれの阿苦多/Akuta, Born of Ash》を出して即攻撃!

ここで志村の目から考える。通してライフが0になるわけではない。だが相手は黒だし、臆病風に吹かれてもおかしくない状況ではある。相手の攻勢を耐え、トップデッキで峠を越えた直後だけに考えが緩んでもおかしくはない。

…もちろんというべきか、志村はそんなことはどこ吹く風。静かに考えて、攻撃を通した。
そして冷静に攻撃し、反撃の芽を摘み取って、勝ち星を手にしたのだった。

野中 –0 志村 -2

志村 一郎 Wins!!

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