ラウンド 9: Hato Beam vs. Goldmember

Posted in Event Coverage on September 28, 2002

By Keita Mori

Hato Beam vs. GoldmemberHato Beam
A:桧垣貴生(UW+g)
B:大磯正嗣(RB+u)
C:上野一樹(RG)

Goldmember
A:Morgan Karlsson(GB+w)
B:Olle Rade(WU+r)
C:Rickard Osterberg(RUG)

 かつて一時代を築いていた Olle Rade 。そんな Rade が率いる Goldmember とぶつかることとなったのが Hato Beeam あらため Hato Beam だ。

Rade といえば《森を護る者/Sylvan Safekeeper》をデザインした人物(=イラストのモデル)であるわけなのだが...トレードマークだったはずのブロンドのロングヘアはバッサリ。その動機はいっさい不明だが、見分けにくくなってしまったことだけは確かである。
 
■Rochester

 上記のリストを見ていただければ一目瞭然なのだが、Goldmember のプレイヤーは「すべからく三色」。Hato Beam にいわせると、「ドラフトはグチャグチャでしたね」ということになる。

ちなみに、一方の Hato Beam の方でも大磯のデッキはまとまりにかける内容になってしまっている。しかし、大磯のデッキが不安定なのは徹底したカットマンとしてチームドラフトを行ったがゆえのことであり、その作戦の甲斐あって Goldmember の陣営のうち Osterberg と Karlsson のデッキはガタガタとなっている。一人二殺の計算...か?

ドラフトでは後手に回ってしまった Goldmember としては、とりあえず《司令官イーシャ/Commander Eesha》+《栄光/Glory》デッキである Olle Rade が勝利することが大前提。その上で Osterberg と Karlssen が「鬼まわり」することに期待する...といったところだろうか。

(左から)桧垣貴生、大磯正嗣、上野一樹

■Table:B
大磯正嗣 vs. Olle Rade

 青白に火力をたしたデッキをドラフトした Olle Rade。対するはカットドラフトのつけとして大マジメに《燃えさしの火弾/Ember Shot》をメインデッキに投入することになった大磯である。

ちなみに、大磯が「タッチ」しているのは《取り憑かれたエイヴン/Possessed Aven》と《ボールシャンのグリフィン/Balshan Griffin》に《霊力/Psionic Gift》という 3 枚。本人も「あまり期待してはいませんが」とのことだ。

Game 1

 《ティーロの先兵/Teroh's Vanguard》や《戦闘的な修道士/Militant Monk》といったカードから戦端を開いていった Rade。一見順調そうではあるのだが、マナベースはピンク色でハンドが真っ青というちょっと嫌な雰囲気であったりする。

 大磯は《催眠の悪鬼/Mesmeric Fiend》で Rade の事故り気味のハンドを確認しつつ《虹色の断片/Prismatic Strands》をゲームから取り除く。そして、その悪鬼に《霊力/Psionic Gift》をエンチャントして《修道士》を除去するという立ち上がりとなった。

 《平地/Plains》と《山/Mountain》しか展開できず、対照的にハンドがターンを経るごとに青々としていくのが Rade。一方の大磯は都合よく三色のマナを満遍なく展開していき、《燃えさしの火弾/Ember Shot》によってキャントリップしつつ《先兵》を除去。その上で《ゾンビの暗殺者/Zombie Assassin》に《ムチ打ち人/Whipkeeper》!!! ...とアタッカーを召喚していったのだった。

 結局、悶々とした状態を抜け出せなかった Rade は緩慢なる死を迎えた。

Game 2

 続く二本目も大磯の好調ぶりが印象的なたちあがりとなった。ちなみに、デッキパワーに自信のある Olle Rade は「Draw First(後攻)」を選択している。

 最序盤。タップインランドを連発してから《シャドーブラッドの卵/Shadowblood Egg》をセットした大磯は、3 ターン目に《怒鳴りつけ/Browbeat》をキャストというスタート。もちろん、ここでは甘んじて 5 点のダメージをRade は選択する。

それにしても、このチームにおける Olle Rade は文字通りのエースで四番だ。彼は何としてもこのゲームを落とすわけにはいかないわけ。その Rade は《尊い癒し手/Hallowed Healer》召喚というのがファーストアクションとなったのだが、これは大磯によって即座に《ひどい憔悴/Crippling Fatigue》されてしまう。続く《司令官イーシャ/Commander Eesha》も《集中砲火/Flame Burst》とフラッシュバックの《憔悴》のあわせ技で討ち取られてしまい、逆に大磯のほうに《屍肉ワーム/Carrion Wurm》を展開されてしまう。

しかし、負けられない Rade はここで《懲罰/Chastise》をトップデッキ。即座にこれを葬って、返すターンに《石灰石のゴーレム/Limestone Golem》をアタッカーとして送り込んだ。

ただ、そのときの大磯のハンド内容は実に充実したものだった。そう、《モルグの窃盗/Morgue Theft》、《燃えさしの火弾/Ember Shot》、《グレイブディガー/Gravedigger》、《取り憑かれたエイヴン/Possessed Aven》、《ゾンビの暗殺者/Zombie Assassin》といったカードたちがひしめいていたのである。

Olle Rade(中央)率いる Goldmember結局、除去しても除去しても《取り憑かれたエイヴン/Possessed Aven》と《屍肉ワーム/Carrion Wurm》が戻ってくるという状態になってしまい、みるみるうちに Rade のライフは減少していった。そして、大磯はなんとも残酷なカードでとどめをさすのである。

《ネズミの饗宴/Rats' Feast》!!

そう。墓地を失ってしまった Rade にとって、《ワーム》はまさしく対処不能なパーマネントとなってしまったのである。

そして、ほとんど時を同じくして桧垣貴生があっさりと 2 連勝を果たしたのだった。桧垣のデッキは青白ながら《行き詰まり/Standstill》が頼もしく思えるようなウィニーデッキであり、2 マナ 3 マナ帯のクリーチャーが質的にも量的にも充実していたのだった。それだけに、Morgan Karlsson のチグハグとしたデッキはまさしく一ひねりだったようだ。

ちなみに、(UW+g)と表記された桧垣のデッキにタッチされているのは《藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper》と《ケンタウルスの酋長/Centaur Chieftain》の 2 枚であった。

Final Result:Hato Beam 2-0

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