団体戦決勝: 志村 一郎(日本) vs. Jonathan Sonne(アメリカ)

Posted in Event Coverage on December 4, 2005

By Yusuke Yoshikawa

志村 一郎(茨城)

ドリームチーム・USAを向こうに回し、初の世界チャンピオンに挑む若き日本代表。その中から、A席の志村 一郎Jonathan Sonneの試合の模様をお送りしよう。

諸藤・大礒というタイプの違う"Genius"の中にあって、彼は切り込み隊長であると同時に、チームのコミュニケーションの要として尽力してきたのだ。

そして今回手にしたデッキは緑黒ベースでありながらトークン生成に長け、《圧倒/Overwhelm》の一発も持つ強力なデッキだ。対戦相手のSonneも一筋縄ではいかない相手だが、そのSonneに昨日志村は勝っているのだ。

今こそ彼が主役として輝くとき。栄光の最後の階段へ、さあ、走れイチロー!

Game 1

コインフリップに勝利した志村は先攻を選択、マリガンなし。Sonneも無言ながら、親指を立てて応える。

《セレズニアの印鑑/Selesnya Signet》から入った志村の実質的なファーストアクションは《虚無魔道士の番人/Nullmage Shepherd》。対するSonneは第3ターンから考え始め、これに《すがりつく闇/Clinging Darkness》をエンチャントし、《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》をプレイして終了とした。

志村はここでタイミングよく《光と成す者/Transluminant》をドロー。これをプレイして即座に《鉄の樹の拳/Fists of Ironwood》をつけ、2体の苗木トークンを生み出す。これで《すがりつく闇》を破壊できるようになった。この間、Sonneは《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》を守りに置く。

さて《すがりつく闇》を破壊して、続くターンの志村には、2つの選択肢がある。《包囲ワーム/Siege Wurm》か《ゴルガリの腐れワーム/Golgari Rotwurm》か。彼は《ゴルガリの腐れワーム》を選び、これはSonneの《脳崩し/Brainspoil》によりそのまま墓地行きに。

ならばと志村は《包囲ワーム》をプレイし、Sonneは《破れ翼のドレイク/Tattered Drake》をプレイするが6マナ目になる土地を置けない。《包囲ワーム》が攻撃して、このゲーム初めてライフが動く。志村は最後の手札となる《霊廟の牢番/Mausoleum Turnkey》をプレイし、《ゴルガリの腐れワーム》を手札へ戻して終了。

Sonneは《噛みつきドレイク/Snapping Drake》をプレイ、守りを固めて機をうかがう姿勢。この相手にこの姿勢を取られると、感じる威圧感は尋常ではない。

しかし、志村は足を止めない。足を止めることこそが相手の狙いとわかっているからだ。《ゴルガリの腐れワーム》を再度プレイグラウンドに置き、《沼/Swamp》3つを用意して全軍突撃。5/5《包囲ワーム》が3/2《噛みつきドレイク》&2/3《ディミーア家の護衛》(再生つき)に、3/2《霊廟の牢番》が2/2《破れ翼のドレイク》(再生つき)にそれぞれブロックされ、盤面的には被害をこうむるが、Sonneのライフを6(戦闘ダメージ)+2(破壊されるクリーチャーで《ゴルガリの腐れワーム》起動)=8点減らし、7とすることができた。

さてSonneの陣営は《鐘塔のスフィンクス/Belltower Sphinx》によりさらに堅固になっていくわけだが、志村はこの時点で《ゴルガリの腐れワーム》を含む5体のクリーチャーをコントロールしている。先ほどにもあるとおり、Sonneのライフは7だ。

Fists of Ironwood

そしてここで志村がドローしてきたのは…勝負を決める6・7体目のクリーチャー・《鉄の樹の拳》だった!

《ゴルガリの腐れワーム》にエンチャントして総攻撃、対処できぬSonneは黙ってカードを片付けた。

志村 –1 Sonne –0

Game 2

今回も《セレズニアの印鑑/Selesnya Signet》スタートの志村。しかし3枚目の土地をプレイすることができず、《ケンタウルスの護衛兵/Centaur Safeguard》よりも《木彫りの女人像/Carven Caryatid》を優先してみるがやはり引けない。

第4ターンにSonneの《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》を見たあと、志村はここで3枚目の土地をドロー。手札にある多くの選択肢から、《鉄の樹の拳/Fists of Ironwood》を《木彫りの女人像》にエンチャント、さらに続けて召集で《種のばら撒き/Scatter the Seeds》をプレイし、一気に5体の1/1苗木トークンを得る。

Sonneは《ディミーア家の護衛》の畏怖アタックから2枚目の《ディミーア家の護衛》をプレイ。

志村は土地を引けない分手札は濃い。その中から《ケンタウルスの護衛兵/Centaur Safeguard》をプレイ、トークン2体を残して3体で攻撃。クリーチャーの損失を嫌ったSonneがこれらをブロックせず、ライフは17点に動く。志村は残したクリーチャーで2枚目の《種のばら撒き》をプレイ、8体ものトークンを出現させ、用意されたトークンカードの数が足りなくなる一幕も。Sonneは《破れ翼のドレイク/Tattered Drake》を再生マナつきでプレイするのみ。

切り込み隊長は止まることを知らない。数を利して果敢にアタック、《ケンタウルスの護衛兵》とトークン1体こそ失うものの、ブロックされたもう1体は《かき集める勇気/Gather Courage》で救う。Sonneのライフはこれで11。そして、《光と成す者/Transluminant》の2連打だ。

Jonathan Sonnne(アメリカ

もうSonneの策は届かない。《不死の断片/Strands of Undeath》で志村の手札を捨てさせても、それはもう関係ない戦力。さらなる全力攻撃で、Sonneのライフはついに4に低下した。

Sonneは友への申し訳なさからか、自らへの落胆か、大きく肩を落としながら《屍賢者の助言/Consult the Necrosages》をプレイ。しかし、もう助言は届かない。

日本代表が、まずは大きな1勝を手にした。

志村 –2 Sonne -0

栄光の階段は、もうすぐそこにある。

日本代表・志村一郎、先勝!

Ichiro Shimura

Download Arena Decklist

Jonathan Sonne

Download Arena Decklist

Latest Event Coverage Articles

December 4, 2021

Innistrad Championship Top 8 Decklists by, Adam Styborski

The Innistrad Championship has its Top 8 players! Congratulations to Christian Hauck, Toru Saito, Yuuki Ichikawa, Zachary Kiihne, Simon Görtzen, Yuta Takahashi, Riku Kumagai, and Yo Akaik...

Learn More

November 29, 2021

Historic at the Innistrad Championship by, Mani Davoudi

Throughout the last competitive season, we watched as Standard and Historic took the spotlight, being featured throughout the League Weekends and Championships. The formats evolved with e...

Learn More

Articles

Articles

Event Coverage Archive

Consult the archives for more articles!

See All