決勝・ブロック構築
Tung-Yi Cheng(台湾) vs. Cesar Soto(プエルトリコ)

Posted in Event Coverage on August 17, 2012

By Blake Rasmussen

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 トップ8全体を通して見られたように、ブライアン・キブラー/ Brian Kiblerが精巧に組み上げた「Wrath」デッキ――というより、イニストラード・ブロック構築のジャンド・デッキ――は決勝の舞台でもほとんどミラーマッチを演じることとなった。

 台湾のツンイー・チェン/Tung-Yi Chengのデッキはわずかに違う形で、強力な《修復の天使》のために白をタッチした――《平地》1枚と《国境地帯のレインジャー》、《豊かな成長》や《アヴァシンの巡礼者》を足した――ものだった。天使に代わってプエルトリコのセサール・ソト/Cesar Sotoのデッキに入っているのは、迅速で、たびたびゲームを奪い去っていく《ファルケンラスの貴種》だ。

 チェンとソトはすでにプロツアー招待権を獲得している――両者ともこの週末以前に出場権を得てはいなかった――が、この試合にはそれより大きな意味があった。ここに懸かるのは今年一年間を誇りに思う権利そのものであり、素晴らしいトロフィーであり、そして歴史に記す足跡なのである。

ゲーム1

 チェンは初手《アヴァシンの巡礼者》、続けて《豊かな成長》と《進化する未開地》でマナ基盤を整えた。ジャンド・デッキで重要なことのひとつは、動き出すためのマナ基盤がいかに強固か、だ。

 一方、ソトは《進化する未開地》で《》を持ってくるものの、1ターン目、2ターン目と動きがない。あるいはそれは、彼の手札で待ちかまえているビッグ・ゲームの前兆なのかもしれない。しかしながら、ドローを積み上げていくと、そういった勝負をするための時間はあまりないようであった。

 チェンは《高原の狩りの達人》を投下し、厄介なトークンを引き連れ、最初に大きな打撃を与えた。ソトは変身を防ぐために《忌むべき者のかがり火》をX=1で撃つが、チェンは単に《国境地帯のレインジャー》で《》を持ってきて、《アヴァシンの巡礼者》に代わるマナ・ソースを用意した。

 4ターン目ついに、ソトが《ファルケンラスの貴種》を盤面に送るが、チェンはターンをそのまま返し、《高原の荒廃者》へと変身して貴種を除去した。

決勝戦第1ゲームでは、遅めのハンドがセサール・ソトの敗北を決定づけた。

 その後大きな災難がソトを襲う。《高原の荒廃者》に《悲劇的な過ち》を向けるが、《修復の天使》――ふたつのデッキにある重大な違い――が荒廃者を救うだけでなく、2体目の狼トークンと致命傷となるダメージを与える攻め手をたっぷりとチェンに与えるのだった。

チェン 1-0 ソト

ゲーム2

 手札を見つめるチェンを5枚の土地が見つめ返してきていて、動けるのは《忌むべき者のかがり火》と《小悪魔の遊び》だけ。より良い6枚が収まるように、デッキへ送り返すことを手早く選択する。

 ソトは今一度序盤のプレッシャーが弱いハンドをキープし、それは緑マナが足りないものだったが、チェンの《アヴァシンの巡礼者》に対処する《悲劇的な過ち》は持っていた。

 それでも4ターン目《高原の狩りの達人》による攻めのプレイを逃すものかと、《豊かな成長》の力を借りて足りない緑マナが素早く供給された。《高原の狩りの達人》は《血統の切断》で除去されたものの、《ファルケンラスの貴種》を置き直した。

 一方、チェンのマナは噛み合っていなかった。ソトが《忌むべき者のかがり火》をX=4で奇跡したことにより、森3枚と沼1枚のチェンの状況は悪化した。しかし、チェンの盤面にクリーチャーがいない状況で、かがり火を豪華な《火の玉》のように使ってしまったことを、ソトは後悔することになる。

 《悲劇的な過ち》が《ファルケンラスの貴種》に向けられ、チェンをこれ以上後退させなかった。さらに《脳食願望》が《国境地帯のレインジャー》と《悲劇的な過ち》とともに《血統の切断》を公開し、それはソトがしばらく大きな脅威を持たない、ということを意味していた。とりわけ、彼の狼トークンを《国境地帯のレインジャー》と交換に取ってしまえば。

 ソトは自身の《国境地帯のレインジャー》を繰り出しターンを渡すが、チェンのさらなる《悲劇的な過ち》で2/2を失う。

 チェンは自陣の《ウルフィーの銀心》が生き残れるものかと緊張を感じていたが、返しのターン、ソトが《高原の狩りの達人》を繰り出したことに安堵し笑顔になった。

ウルフィーの銀心
高原の狩りの達人

 ソトが奇跡の引きだと信じた《高原の狩りの達人》は、新たに出された《アヴァシンの巡礼者》と組になった《ウルフィーの銀心》と比べてあまりにも、あまりにも小さかった。そしてチェンが《血統の切断》のフラッシュバックを《高原の狩りの達人》に向ける7マナを叩き出したことにより、プエルトリコ側は厳しい状況になった。

 ソトは残った狼トークンをチャンプ・ブロックに使い、《悲劇的な過ち》で《ウルフィーの銀心》を除去できる陰鬱状態を作り出した。

 だが、チェンは2体目を送り出す。

 盤面に2ターン・クロックがある中で、ソトは奇跡を願った。比喩の意味でも、文字通りの「奇跡」も。しかし彼のデッキは連続して《》を彼に渡すのだった。

 2体目の《ウルフィーの銀心》を除去する手段を持たない相手に、チェンは致命傷を喰らわせ、手早く台湾チームの1勝目を挙げた。

チェン 2-0 ソト

 大量の除去呪文と強大なクリーチャーが、ツンイー・チェンと台湾チームにこの決勝最初の勝利をもたらした。

(Tr. Tetsuya Yabuki)

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