決勝: 大礒 正嗣 vs. Mattias Jorstedt

Posted in Event Coverage on May 11, 2003

By Ken’ichi Fujita

合計17ラウンドの長丁場も、いよいよ最終決戦。

日本人初優勝、そして、ルーキーオブザイヤーどころかプロプレイヤーオブザイヤーまでも視野に入ってきた大礒。
今シーズン、Best 8に2回進出しながらも敗れ、三度目の正直に臨むJorstedet。

果たして凱歌はどちらに。

Game 1

ダイスロールで勝利したのは、Jorstedet。赤黒ビートのJorstedetは、当然のように先攻を選ぶものの、イマイチなハンドなためマリガン。だが、一方の大礒も、初手を見てじっと考える。その7枚は、山1枚と《忘れられた洞窟/Forgotten Cave》1枚に、残りの5枚は真っ青。しかも、《霧衣の天空裂き/Mistform Skyreaver》を含んでおり、事実上スペルは4枚。しかも、そんなに強力というほどでもない。

しばし考えた末に大礒が出した結論は・・・キープ。後手でもあるし、なんとか3回引けばそのうち1枚は島だろう、といったところか。実際、このシングルエリミネーションに突入してからの大礒のドローは、まさにマーベラス。そして、その勢いのとおり、最初のドローでいきなり島を引くことに成功。まずは第一段階を突破だ。

さて、ゲームの方はJorstedetの《刀刃スリヴァー/Blade Sliver》と大礒の変異が相打ちする滑り出し。その後、場は、

Jorstedet(手札3枚)
変異×2

大礒(手札3枚)
《覆い隠しの達人/Master of the Veil
《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder
変異(《霧衣のウミツバメ/Mistform Seaswift》)

となる。

ここでJorstedetが勝負に。5マナのうち3マナを使用し、《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder》以外の2体に《無頓着の波/Wave of Indifference》をプレイ、そして2体でアタック。あからさまにどちらか(あるいは両方が)《憑依された死者/Haunted Cadaver》な訳だが、この1/2の賭けに《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder》をチャンプブロックで使用するわけにもいかず、大礒、苦渋の選択ながらスルー。予定調和的に1体の変異が表を向き、大礒は、《霧衣の天空裂き/Mistform Skyreaver》《霧衣の夢幻/Mistform Dreamer》島の3枚を失い手札がゼロに。土地を引きつづけていた大礒、次々ターンの《霧衣の天空裂き/Mistform Skyreaver》が見えていただけに、これは痛い。

大礒、ならばダメージレースでと、《霧衣のウミツバメ/Mistform Seaswift》を表にして一気に敵陣に襲い掛かるも、Jorstedetは返しで《冠毛の岩角獣/Crested Craghorn》をプレイ。貴重なダメージソースである《霧衣のウミツバメ/Mistform Seaswift》を失ってしまう。

そして、そこからただひたすら土地を引き続ける大礒。対するJorstedtは《卑劣なアヌーリッド/Wretched Anurid》《火花鍛冶/Sparksmith》《死の脈動/Death Pulse》と、トップデッキを連発。大礒の抵抗も空しく、一本目はJorstedetが勝利を飾った。

Jorstedet 1-0

Game 2

2本入っている《溶岩使いの技/Lavamancer's Skill》を引けなかった大礒、ここは気を取り直して行きたいところだが、あいかわらずパンチ力に欠ける初手。しかも、2ターン目に《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder》を引いてくるというチグハグさ。準決勝まではうまく噛み合っていた歯車が、微妙に狂いだしたかのようだ。

しかも、Jorstedetの2ターン目の行動は《火花鍛冶/Sparksmith》!この環境、最大のハメパターンだ。大礒、ここは仕方なく、返しで変異を出し、《火花鍛冶/Sparksmith》の起動に対して《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder》をサクリファイスして、なんとか被害を《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder》だけにとどめる。

Jorstedet、追加のゴブリンを引くことができず、変異同士を相打ちで進めていくが、とうとう《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder》を場に送り出すことに成功。大礒のハンドのクリーチャーは、なにもかもがタフネス2以下。なんとか《火花鍛冶/Sparksmith》を除去しないと、まったくゲームにならない。

Jorstedet、そのまま悲願の初優勝に王手。

Jorstedet 2-0

Game 3

Sparksmith
後がない大礒、またしても、除去も《溶岩使いの技/Lavamancer's Skill》もない初手。しかも土地は2枚で、クリーチャーも微妙。そして、《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder》《激浪の生物学者/Riptide Biologist》と展開する大礒に対し、Jorstedetの2ターン目のアクションは、またもや《火花鍛冶/Sparksmith》。これで大礒に《溶岩使いの技/Lavamancer's Skill》があればまだまだゲームはわからないのだが、悲しいかな何もなし。

おまけに土地が3枚で止まり、まさしく絶体絶命。次に殴られれば致命傷、というターンで、とうとう《溶岩使いの技/Lavamancer's Skill》を《激浪の生物学者/Riptide Biologist》に装着するものの、Jorstedetが大礒に見せた4枚の手札は・・・

《ショック/Shock》×2《死の脈動/Death Pulse》《プラズマの連鎖/Chain of Plasma

かくしてJorstedetが、3回目のBest8挑戦で栄冠を掴み取ったのだった。

Final Result:Jorstedet 3-0

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