決勝: The Brockafellars (Parker) vs. Original Slackers (Crnobori)

Posted in Event Coverage on September 14, 2003

By 平林和哉

誰もが Phoenix Foundation の決勝進出を信じて疑わなかったわけだが、現実に決勝へ駒を進めたのは The Brockafellars と Original Slackers の 2 チーム。

やはりここはほとんど無敗だった Phoenix Foundation を破った The Brockafellars の方に勢いがあると言うべきだろう。
さすがに《機知の戦い/Battle of Wits》をプレミアイベントで使い続けるトリオだけあって、結束は確かなわけであるし。

もちろん純粋に地元アメリカ勢で構成されているチームということもあって、彼らに対する応援もかなりのものである。

A 席ということで定番の緑対決、 Matt Linde が自パックで《沈黙の死霊/Silent Specter》を引いたことで白黒に移行したため Parker が余り色を引き取っての青緑、 Crnobori は《クローサの大牙獣/Krosan Tusker》《黒焦げ牙のクーガー/Chartooth Cougar》 3 枚の《海辺のレインジャー/Shoreline Ranger》を活かしての緑タッチ青赤。

Parker が 2 枚の《ワイアウッドの野人/Wirewood Savage》と《流れ込む知識/Rush of Knowledge》で圧殺するか、もしくは Crnobori が膠着させての《無頓着の波/Wave of Indifference》《炎波の発動者/Flamewave Invoker》でのフィニッシュのどちらかだろう。

ドローカードの量と、 Crnobori があまり除去を持たないこともあって Parker 有利といったところか。

Game 1

Parker の初手は《エルフの戦士/Elvish Warrior》《激浪の刻み獣/Riptide Mangler》と序盤に制圧力を持つもので、《激情の共感者/Fierce Empath》《促成の突然変異/Accelerated Mutation》と後半に対する備えも十分なもの。

実際展開も手札そのままで、 Crnobori が《岩石樹の発動者/Stonewood Invoker》に変異と切り出すと、 Parker の方も《エルフの戦士/Elvish Warrior》と変異とがっちり。

まずは Crnobori が《海辺のレインジャー/Shoreline Ranger》で 4 枚目の土地を引き込みつつ変異を《霧衣のウミツバメ/Mistform Seaswift》に表返すところからゲームは動いた。

《岩石樹の発動者/Stonewood Invoker》が変異(《剛力のブルヴァックス/Titanic Bulvox》)と相討ち、 Parker も《霧衣のウミツバメ/Mistform Seaswift》を出し《霧衣のウミツバメ/Mistform Seaswift》も互いについばみ合う。

一度 Parker の《エルフの戦士/Elvish Warrior》を残しつつ戦線がクリアになり、その後 4 マナで止まってしまった Crnobori が変異を出すのみに留まると、 Parker は《激浪の刻み獣/Riptide Mangler》《激情の共感者/Fierce Empath》(《樹を跳ねるロリアン/Treespring Lorian》をサーチ)と畳み掛ける。

おまけに Crnobori の手札も芳しくないようで、返しのアクションが《鎚鉾尾のヒストロドン/Macetail Hystrodon》サイクリング・・・・

もちろん Parker は次ターンに《樹を跳ねるロリアン/Treespring Lorian》を出し、おまけに手札には《促成の突然変異/Accelerated Mutation》《流れ込む知識/Rush of Knowledge》が控えている。

Riptide Mangler

Crnobori も何とか 5 枚目のランドを出して《岩石樹の発動者/Stonewood Invoker》《炎波の発動者/Flamewave Invoker》を《樹を跳ねるロリアン/Treespring Lorian》へのブロッカーとしたものの、《樹を跳ねるロリアン/Treespring Lorian》に《促成の突然変異/Accelerated Mutation》-《激浪の刻み獣/Riptide Mangler》が《樹を跳ねるロリアン/Treespring Lorian》のパワー( 11!) を写し取り、為す術も無く Crnobori が投了することとなった。

Parker 1-0 Crnobori

互いにデッキが分かりきっているチームロチェスターと言うことでサイドボーディングは全く無し。
むしろサイドボードを見ることすらしない。

Game 2

後が無い Crnobori 、初手を悩んだ末キープ。

まずは Crnobori が《海辺のレインジャー/Shoreline Ranger》で《島/Island》を調達するところから。
続けて普通に変異を出すのだが、返しで Parker が出したのは《ワイアウッドの野人/Wirewood Savage》。

おまけに 4 ターン目に動きが無く、 Parker が変異を出すのに Crnobori は《鎚鉾尾のヒストロドン/Macetail Hystrodon》をサイクリングするだけ。
テンポが悪いことこの上ない。

逆に Parker は変異を次々に展開し、 Crnobori はまたも変異を《霧衣のウミツバメ/Mistform Seaswift》に表返しダメージレースでは先行しつつも、若干展開負けしている状況だ。

ならばゲームスピードで先行するのみ。
そう腹を決めた Crnobori は《残響の追跡者/Echo Tracer》で Parker のブロッカーを弾き飛ばすと、《岩石樹の発動者/Stonewood Invoker》を出し場での勝利を狙うことにする。

だが次ターン場に登場した《針撃ちゴルナ/Needleshot Gourna》は Parker にさらなるカードを与え、短期決戦を狙う Crnobori の前に大きく立ち塞がる。

・・・・はずなのに全力で突っ込んでくる Crnobori のクリーチャー群?

具体的な場はこうだ。
・Parker タップアウトでライフ 10 、《ワイアウッドの野人/Wirewood Savage》変異《針撃ちゴルナ/Needleshot Gourna
・Crnobori ライフ 14 、表になった《残響の追跡者/Echo Tracer》《岩石樹の発動者/Stonewood Invoker》《霧衣のウミツバメ/Mistform Seaswift

明らかな異臭が漂う中、 Parker は《針撃ちゴルナ/Needleshot Gourna》で《霧衣のウミツバメ/Mistform Seaswift》をただブロックするのみに決断。

Decree of Savagery

だが Crnobori が秘めたカードは・・・・よりにもよって《凶暴の命令/Decree of Savagery》だった!

《促成の突然変異/Accelerated Mutation》ならともかく、サイクリングの 1 ドローに加えてあまりにも大きなダメージクロックが残ってしまいどうにもならない Parker 。

《無頓着の波/Wave of Indifference》もある以上、他の 2 体をスルーするのはさすがに無かった。

もはやこの手札では《ドラゴンの翼/Dragon Wings》を引くしか未来が無く、《激情の共感者/Fierce Empath》で《逃げ出したプライモック/Primoc Escapee》を持ってきてサイクリング。

しかし世の中そんなにうまくいくはずが無く。

Parker 1-1 Crnobori

この時点で William Jensen が勝ち、 The Brockafellars が王手をかける。

Game 3

さて問題の 3 ゲーム目、初手に土地が 2 枚と幾分きな臭さを感じる初手ではあるが、さすがに 2 色揃っている以上マリガンはできない。

こんな手札だ-《意志を曲げる者/Willbender》《残響の追跡者/Echo Tracer》《樹を跳ねるロリアン/Treespring Lorian》《剛力のブルヴァックス/Titanic Bulvox》《促成の突然変異/Accelerated Mutation》《島/Island》《森/Forest》。  

しかし Crnobori が《ワイアウッドの野人/Wirewood Savage》スタートだったにも関わらず 4 ターン目がノーアクションだったのとは対照的に、 Parker はとにかく土地を引き続ける。

何と 6 連続!

5 ターン目には変異を 3 体並べ立て、 Crnobori が出した《樹皮革のやっかいもの/Barkhide Mauler》を《残響の追跡者/Echo Tracer》でバウンスし Crnobori を追い詰めていく。

Crnobori がやむを得ず《ワイアウッドの野人/Wirewood Savage》で変異(《意志を曲げる者/Willbender》)と相討たせると、なおも止まらず変異を並べ続ける Parker 。

苦しいことに Crnobori は再び《樹皮革のやっかいもの/Barkhide Mauler》を出し直すことしか出来ず、それを Parker は《促成の突然変異/Accelerated Mutation》で突破。

返しで Crnobori も《岩石樹の発動者/Stonewood Invoker》《毒吐きゴルナ/Spitting Gourna》と並べて必死に防衛線を構築するも、もはやゲームの大勢は決まってしまっていた。

Titanic Bulvox

ライフが 7 の Crnobori 、《岩石樹の発動者/Stonewood Invoker》《毒吐きゴルナ/Spitting Gourna》で変異をそれぞれブロックすると、《岩石樹の発動者/Stonewood Invoker》でブロックした方の変異、まさにそれこそが致命傷となる《剛力のブルヴァックス/Titanic Bulvox》だったのだ・・・・

Parker 2-1 Crnobori

Parker とその友人たちというチーム名そのままに Parker が最後のゲームを決め、 Jensen と Linde が勝利の歓声を上げ Parker の元へ走っていく。

彼らはチーム名を変えつつも、常に同じ 3 人でチーム戦を戦い続けた仲良しチーム。
チームワークに勝るものは無いということが、 2003-2004 シーズン開幕戦となるプロツアーボストンで証明された。

はたして不死鳥は再び蘇るのか、はたまたこれからチーム戦は新たな時代へと変わっていくのか。

1 年後、同シーズンで 2 回目の開催となるチームプロツアーが今から楽しみである。

Final Result:The Brockafellars 2-0 Original Slackers

Congratulations to The Brockafellars, ProTour Boston'03 Champions!

Lovre Crnobori

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Brock Parker

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