準々決勝: 池田剛 vs. Ben Seck

Posted in Event Coverage on May 11, 2003

By 能西圭一郎

Tsuyoshi Ikeda 念願のプロツアーBest 8に進出をはたした池田剛。相対するのはオーストラリアの古豪 Ben Seck 、GPケープタウンの覇者である。お互いデッキは白黒のクレリックである同系対決である。デッキの質的には Ben のほうが上だろうが池田には同系必殺の《風土病/Endemic Plague》があるためほぼ5分と思われる。

はたして、晴れある準決勝の舞台に上がるプレイヤーはどちらだろうか。日本人初のプロツアーチャンピオンの期待が池田にのしかかる。

Game 1

 池田は後手。まず 3 ターン目にお互いが変異を呼び合う静かな立ち上がりだ。

つづいて 4 ターン目池田は前のターンに出した変異(《アフェットの駆除屋/Aphetto Exterminator》)を表返し表がえして 4 ターン目にだされた変異を除去しつつ攻撃を仕掛ける。5 ターン目Benは《圧倒する防衛者/Daunting Defender》。池田はこれをブロックするために《天然の城塞/Crude Rampart》表向きに召喚しお互いに殴りにいけない均衡状態となる。

 Benはその後《鞭草の絡め手/Whipgrass Entangler》を召喚し壁に対し起動し、そして《圧倒する防衛者》で池田のライフを削りにかかる。お互いクレリックデッキため《鞭草の絡め手》は非常に強力な存在である。

 そして池田もまた返すターンで変異(《ダールの槍騎兵》)と《鞭草の絡め手》を出してターンを返す。これで、お互いの場に《鞭草の絡め手》が並んだ。

 しかしBenはその状況をゆるさず池田の《鞭草の絡め手》を《虫つぶし/Swat》で即座に除去してみせる。そうしてBenは《鞭草の絡め手》の能力を起動し続けどんどん池田のライフを削り続けていく。

 その後Benはさらに戦線に《陰謀団の執政官/Cabal Archon》まで加えてもう池田は虫の息かと思いきやなんとか《残酷な蘇生/Cruel Revival》を《陰謀団の執政官》に打ち込んで何とか危機を回避する。

 こうやって何とか危機を凌ぎ続けていた池田だが残りライフ4にまで《鞭草の絡め手》の能力により削られていたためBenの《不敬の祈り/Profane Prayers》(5点)を防ぐ手立ては残っていなかった。

Game 2

 一本落として迎えた 2本目。先手の池田、2 ターン目《戦場の衛生兵/Battlefield Medic》を展開する。手札に土地が無いまま迎えた3ターン目もなんとか《優雅の信奉者/Disciple of Grace》をサイクリングすることによって土地を手に入れ何とか事なきを得る。

 Benは 3 ターン目に《陰謀団の執政官》を召喚するがその返しで池田は、《虚ろの死霊/Hollow Specter》をキャストする。しかしBenも負けじと《風生まれの詩神/Windborn Muse》をキャストしお互いの場に強力なレアが睨み合う形となった。

Ben Seck 手札に《風生まれの詩神》を除去できるカードがない池田は《アクローマに仕える者/Akroma's Devoted》を召喚してターンを返す。しかしこのカードの効果は場すべてに反映されるためデッキの生物ほとんどがクレリックであるBenにとって支援になってしまう可能性がある。

 案の定Benは「Nice Combo」といいながら《エイヴンの救い手/Aven Redeemer》を召喚しさらに次ターンにはもう一枚《エイヴンの救い手》を場に出す。池田はかなり苦しい状況に追い込まれたかに見えた。
 
 だが池田ここで起死回生の《アフェットの駆除屋》ドロー。これにより池田は《風生まれの詩神》を除去する。続いて《鞭縄使い/Whipcorder》を召喚して場は一転して池田有利に・・・。

 ドローのほとんどが土地であるBenを尻目に池田は引いてきた《苦難の魔除け/Misery Charm》を《エイヴンの救い手》に打ち込んで攻撃を開始。

 いつまでたっても本当に土地しか引かないBenは毎ターン《星明かりの発動者/Starlight Invoker》の能力をするものの池田の攻撃力それを上回りジリ貧に追い込まれる。

 そのまま最後まで池田のクリーチャー陣がBenのライフを削りきるこことなった。

Game 3

 お互い1 : 1で迎えた3本目。後手の池田は《陽光弾の軍団兵/Sunstrike Legionnaire》を 2 ターン目にキャストして先に展開する。そしてBenも池田も共に変異を出し池田がBenの変異を《陽光弾の軍団兵》で寝かした後に変異で攻撃する。そしてBenが残していたマナで変異を起動、登場したのは《斧のしもべ/Liege of the Axe》だった。

 池田はこの応酬によって《アフェットの駆除屋》を一方的に殺されかなり落ち込み気味。
その後Benは《鞭草の絡め手》と《魂を見つめるエイヴン/Aven Soulgazer》×2という展開で池田を追い詰める。

 対する池田は《急降下爆撃兵/Dive Bomber》や《虚ろの死霊》を呼び出しさらには《残酷な蘇生》で《魂を見つめるエイヴン》を1体除去するのだがベンが更に並べてくる《圧倒する防衛者》に苦戦する。やはり序盤に《アフェットの駆除屋》を《陽光弾の軍団兵/》で殺されてしまったのが後半まで大きく響きそのまま《魂を見つめるエイヴン》により池田は沈められた。

Game 4

 後が無くなった池田の先手。2ターン目に《戦場の衛生兵》を召喚した池田はその後全く動かない。その間にBenは《鞭草の絡め手》《ダールの癒し手/Daru Healer》《圧倒する防衛者》など並べて一気に池田を攻め立てる。

が、池田は《白騎士/White Knight》を展開するのみでじっと耐えつづけ、Benの場にクレリック4体+《畏敬の冠/Crown of Awe》が並んだその時、ここぞとばかりに《風土病》をキャスト!もちろん生贄に捧げたのはクレリック。

 これによりなんと 2 : 5 取引という恐ろしいアドバンテージを獲得した池田が、手札に溜めていたクリーチャー展開し、一瞬にしてBenのライフを削りきり勝負をきめた。

Game 5

オセアニア対日本 泣いても笑ってもこれで負けると終わってしまう 5 ゲーム目。もう一人の日本人プレイヤー大磯は既にベスト 4 を決めており、これで勝った方とぶつかり合うためぜひとも池田には日本人対決を実現して欲しいものだ。

 Ben が先手で始まったのだが、先に展開したのは池田だった。Ben が展開できずに返された 3ターン目に、池田が《虚ろの死霊》を召喚し一気に優勢に立ったかと思いきや、今度は池田の土地もストップ。思うように能力が起動できずなかなかアドバンテージが稼げない。

 そうこうしているうちに Ben がお返しとばかりに《風生まれの詩神》を召喚しお互いの攻撃の手が一旦止まる。

 そしてやっとランドが 6 枚貯まった池田は手札に抱えていた《輝きを放つ者/Glarecaster》を召喚し再び毎ターン3点ずつダメージクロックをかけていく。
 
 Ben はこれに対して《ダールの癒し手》×2で対抗してみるものの 3 ダメージが1ダメージに変わっただけで不利な状態は変わらなかった。

 そうやって守り続ける Ben に痺れを切らした池田は手札に《アフェット式底ざらい/Aphetto Dredging》と《苦難の魔除け》を持っている余裕からか《風土病》を撃ち、そして自分の死んだクレリックは《アフェット式底ざらい》で回収という動きをとり、場の状況を激変させる。

そうやってBenを追い込んでいった池田は最後には《残酷な蘇生》を引きこみBenの命綱であった《風生まれの詩神》さえも除去し蹂躙、ベスト4に駒を進めた!

Final Result:池田剛 3 - 2 Ben Seck
池田 Wins!

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