Jon Finkel 今季三回目の決勝ラウンド進出を果たしているMattias Jorstedtと、こちらも二度の決勝ラウンド進出となったJon Finkel。ともにONS-ONS-ONSフォーマットのリミテッドであったPT Chicagoで勝ち残っているわけだから、この環境への理解の深さは世界有数といって過言でないだろう。
Game 1
先手 Finkel は 2 ターン目に《エルフの戦士/Elvish Warrior》を出し、 1 ターン目からクリーチャーを展開する Mattias の攻撃を止める壁とする。
...はずだったのだが。
Finkel はこれで突然攻撃を始め、ターンエンド。
返すターンに Mattias は総攻撃し、 1 枚の変異を(《憑依された死者/Haunted Cadaver》)表がえして Finkel にディスカードを迫る。
これで Finkel の捨てたカードは《ブロントセリウム/Brontotherium》 2 枚と山。
気をとりなおして、残ったカードでゲームを進めようとするが、後のドローは土地ばかりと悪い流れを引き込んでしまう。
そんな事をしている間に、 Finkel のブロッカーに《無頓着の波/Wave of Indifference》を打ちこみ、 1 本目は Mattias が勝利。
Finkel 0 - 1 Mattias
Game 2
再び先手 Finkel 。
Mattias Jorstedt お互いクリーチャーの相打ちを続け、Finkel の場に《森林守りのエルフ/Timberwatch Elf》が残る。
さて、ここからと言う所で一旦土地がストップする Finkel 。
そこへ 3 枚の変異を突撃させる Mattias を《森林守りのエルフ》で、ブロックからパンプアップで耐えようとするが、これは Mattias の《ショック/Shock》で阻止。
そこに重ねて、《憑依された死者》! Finkel の手札が空になってしまう。
Finkel に残されたリソースは 5 枚の土地と、残りわずかなライフ。
...Mattias は淡々とビートダウン。
Finkel 0 - 2 Mattias
Game 3
初手に 2 枚の森しかないが、《火花鍛冶/Sparksmith》がある事を確認すると、Finkel が keep と宣言し、ゲームを開始。
Pro Tour Semifinals だが無常にも土地自体が止まってしまい、にっちもさっちも行かない所で、 Mattias
はこれ以上ないぐらいのデッキ展開でゲームを進める。
1,2,3 ターンと場を展開し、Finkel がやっと引いてきた 3 枚の土地から出す《変異/Morph》をすぐさまショックで除去。
そして《冠毛の岩角獣/Crested Craghorn》が挑発なしでの攻撃をはじめた所で、Finkel は投了を宣言。
またしても帝王の返り咲きはならなかった。
Final Result : Finkel 0 - 3 Mattias