Posted in Event Coverage on October 31, 2004

By Wizards of the Coast

International man of leisure Keita Mori is on the scene at 2005 Pro Tour Columbus to make sure no story is left uncovered.

 

TABLE OF CONTENTS

  • Blog - 7:50 pm: 日本勢から3人のTop 8 !
    by Keita Mori
  • Blog - 6:37 pm: Round 16: 有田 隆一(東京) vs. Geoffrey Siron(ベルギー)
    by Keita Mori
  • Blog - 5:02 pm: Top 8 当確ライン際のあれこれ
    by Keita Mori
  • Blog - 3:26 pm: Round 13: フューチャーマッチ三本勝負:有田、大礒、中村(修平)
    by Keita Mori
  • Blog - 1:01 pm: Round 11: 中村 修平(大阪) vs. Gabe Walls(アメリカ)
    by Keita Mori
  • Blog - 12:25 pm: Round 10: 有田 隆一(東京) vs. 鍛冶 友浩(埼玉)
    by Keita Mori
  • Blog - 11:43 am: Round 9: 池田 剛(福岡) vs. Julien Nuijten(オランダ)
    by Keita Mori
  • Blog - 10:33 am: 二日目期待の日本勢:大礒 正嗣、鍛冶 友浩、有田 隆一
    by Keita Mori
  • Blog - 9:47 am: Day 1 Deck Breakdown
    by Keita Mori
  • Blog - 9:14 am: Standing After Round 8
    by Keita Mori

BLOG

初日8回戦を終え、神河物語参入後のエクステンデッド・フォーマットの正体がおぼろげに見えてきた。7勝1敗以上のラインで折り返し地点を迎えたのが9人で、そこで登場したデッキタイプは9種類という具合なのだ。そんなわけだから、実に多様性に飛んだフィールドだったと言って過言ではないだろう。しかし、まさかツアー初参加というプレイヤーの親和(Affinity)デッキが順位表の最上段を掴み取ってしまうとは…。

ちなみに、フィニッシュへのアプローチこそ違えど、ともかく《古えの墳墓/Ancient Tomb》から《厳かなモノリス/Grim Monolith》と加速して、《修繕/Tinker》プレイからやりたい放題、というデッキばかりであったのが一年前だ。

Rank Player Points Decks
1 Canali, Pierre [FRA] 24 Affinity
2 Szleifer, Gadiel [USA] 21 Reanimater
3 大礒 正嗣 [広島] 21 Mind Desire
4 鍛冶 友浩 [埼玉] 21 Goblins
5 Bezrukov, Semion [USA] 21 Red Deck Wins
6 West, Nicholas [ENG] 21 Blue-White Scepter Control
7 有田 隆一 [東京] 21 Loop Junktion
8 Salemi, Claudio [ITA] 21 Pattern Ghoul
9 Siron, Geoffrey [BEL] 21 Madness

Saturday, October 30: 9:47 am - Day 1 Deck Breakdown

by Keita Mori

そして、以下が初日のデッキ分布だ。

今大会では《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》をフューチャーしたことによって緑黒コントロール「The Rock」がフィールド最多勢力となり、そのカラーサポート能力の向上ゆえに三色目をタッチするプレイヤーも少なくなかった。たとえば、昨年度のMVP(Player of the Year)を受賞したGabriel Nassif(フランス)などはタッチ青で《直観/Intuition》を採用している(が、残念ながら初日落ち)。加えて、このアーキタイプは神河物語の注目カードである《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》を搭載しやすいことも多くのプレイヤーを惹きつけたのかもしれない。事実、ここコロンバスでもコンボデッキがいくつも横行しているわけである。

また、根強い人気を見せたのが「Goblins」だ。《ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter》の追放とともに「Gob-vantage」が消滅してしまったわけだが、このアーキタイプは《霊気の薬瓶/Aether Vial》のサポートによって展開力を加速させたり、黒い手札干渉スペルと《総帥の召集/Patriarch's Bidding》や《生ける屍/Living Death》をフューチャーすることで生き残ったようだ。そして、浅原 晃のように《再誕のパターン/Pattern of Rebirth》を投入! という大胆な策に出たものもいる。

他方の「リアニメイター」に関しては、グランプリ岡山で石田 格が披露したデザインがベースになっていると思われるものが実に多数。かつての「Benzo」で一斉を風靡したYour Move GamesのJustin Garyなどもこのアーキタイプで参戦している。

Name Number of Decks
Rock 61 (6 Red Rock)
Goblins 55 (29 Bidding)
Reanimate 31
Red Deck Wins 27
Tog 24
Madness 15
Mind’s Desire 10
Alluren 9
Affinity 8
White Weenie 8
Cephalid Breakfast 6
Life 5
Blue-White Scepter 4
Dump Truck 4
Enchantress 2
Silver Bullets 1
Trade Awake 1
Rector… 1
Pattern Burst 1
Shackles Control 1
Nether Go 1
Squirrel Opposition 1
Blue-Black Control 1
Dancing Ghoul 1
Elf and Nail 1
Call-a-Geddon 1
Suicide Black 1
Sneak Attack 1
Turbo Land 1
Assassin Control 1
Other 2

Saturday, October 30: 10:33 am - 二日目期待の日本勢:大礒 正嗣、鍛冶 友浩、有田 隆一

by Keita Mori

昨年度のプロツアー・ニューオリンズでのデータを参考にすると、16回戦での決勝進出想定ラインは37点。つまりは12勝3敗1分が当確で、4敗組からはオポーネント・マッチパーセンテージの上位者がタイ・ブレーカーで勝ち残れるかも知れない、といったあたりだ。そう考えると、7勝1敗ラインの三名は決勝ラウンド進出を考えた上で、実に良いポジションを確保しているといって良いだろう。せっかくの機会なので、彼ら3人の使用しているデッキについて軽くおさらいしておこう。

Snap

Mind Desire/大礒 正嗣(広島)

2002-2003シーズンに、日本人では森 勝洋に次ぐシーズン新人王(Rookie of the Year)を掴み取ったことで知られる若き強豪。3度のプロツアー決勝ラウンド進出、マジック・インビテーショナル参戦といった輝かしい戦歴を誇っているのが大礒 正嗣だ。

そんな彼がこのプロツアーでプレイしている《精神の願望/Mind's Desire》というのは、文字通りにストームのメカニズムを活かすデッキで、フィニッシュブローには《苦悶の触手/Tendrils of Agony》が採用されている。

ストームのメカニズムを活かす、というわけだから、《サファイアの大メダル/Sapphire Medallion》や《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》のようなキャステイングコストを低下させることのできるパーマネントをはった上で、《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》や《断絶/Snap》のようなフリースペルで、もしくは《転換/Turnabout》を交えてのマナループを作ってから《精神の願望/Mind's Desire》を詠唱してコンボを始動するのが一般的だ。いざ動きはじめて、《精神の願望/Mind's Desire》でめくりだされたカードの中に次なる《精神の願望/Mind's Desire》が含まれていたような場合、大抵コンボは完遂となる。しかし、初日最終戦での大礒のように、8枚のカードをめくる2発目の《精神の願望/Mind's Desire》で7枚の土地を引き当ててしまってコンボが途絶えてしまった、ということもあるようだ。

今回の大礒がプレイしている《精神の願望/Mind's Desire》は、森 勝洋のデザインを共同で調整したもので、デザイナーの森自身や、大礒と同郷の津村 健志(2004年度日本代表)もこのデッキをプレイしている。このデッキはメインボードから《商人の巻物/Merchant Scroll》などでアクセスできる《断絶/Snap》によって、一発芸的な側面の強い「リアニメイター」を完封できることが大きな特徴。付け加えるなら《狡猾な願い/Cunning Wish》から《棺の追放/Coffin Purge》や《残響する真実/Echoing Truth》というオプションもある。また、フィールド最大勢力となった緑黒コントロールの「The Rock」とのマッチアップも「ほかの人たちが言うほど悪いものじゃなく、むしろこちらが有利」であるということで、そういったメタゲーム的な観点からのデッキセレクトが功を奏しているようだ。

Kiki-Jiki, Mirror Breaker

Goblins/鍛冶 友浩(埼玉)

昨年のプロツアー・ニューオリンズでは独創的なアプローチの「Angry Hermit」によるベスト16入賞を果たしているのが鍛冶。そんな、デッキを磨きあげる能力には定評ある彼がこのイベントに持ち込んだのは斉藤 友晴と調整したという「Goblins」だ。

しかしながら、鍛冶の「Goblins」には実に独創的なチューニングが施されているのが特徴だ。なんと、土地と《金属モックス/Chrome Mox》以外の36枚のカードがすべて「ゴブリン」であるという徹底ぶりで、《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader》は《ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter》なしでも驚くほどのアドバンテージをもたらしてくれるようにデザインしてある。また、クリーチャーの質量での安定というバックボーンがあるために《ゴブリンのうすのろ/Goblin Goon》は常に期待値かそれ以上の活躍をしてくれる。《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》も単なるスパイスとは呼べないほどに恐ろしい力を発揮しているようだ。

鍛冶「最初は大礒君の《精神の願望/Mind's Desire》と、どちらを使うかですごく迷っていました。でも、結局こっちにきて現地のメタゲームを見た感じでゴブリンにしました。正解だったかもしれませんね」

Loop Junktion/有田 隆一(東京)

射場本 正巳(東京)と志村 一郎(茨城)と結成したS.A.I.でプロツアー・シアトルのベスト4に入賞し、今まさにプロツアー・シーンへと売り出し中なのが有田だ。彼がプレイしている「Loop Junktion」はいわゆる「無限ライフ」デッキで、《コー》族とクレリックの形成する無限ループから《星明りの聖域/Starlit Sanctum》や《価値ある理由/Worthy Cause》をプレイすることによってコンボを成立させる。そう、「50ライフ以上あればあなたの勝ち!」という《忍耐の試練/Test of Endurance》での勝利を目指す、驚異のエクステンデッドデッキなのだ。

有田 隆一がコロンバスでこのデッキをプレイした理由は、デッキ自体のポテンシャルというだけでなく、なによりこれが射場本 正巳のデザインであるから、なのだそうだ。なぜなら、マジックプレイヤーとしてスランプに陥っていた有田が浮上するきっかけをあたえてくれたのが射場本だからだ。実際問題、射場本のデザインしたデッキはプレイヤーとしての有田の感性に馴染むものが多く、「しゃばのデッキで出ると勝てるんよね。で、裏切ったら負けたんよね(笑)」ということになる。そんなわけで、デッキの不十分なシャッフルを理由に失格裁定をくらってしまった射場本の分まで、有田はここから頑張らなければならない。


Saturday, October 30: 11:43 am - Round 9: 池田 剛(福岡) vs. Julien Nuijten(オランダ)

by Keita Mori

石田 格とほとんど同じような「The Rock」をプレイしているという池田 剛。彼はこのプロツアー・コロンバスでの開幕3連戦を0勝2敗1分けという惨憺たるスコアでスタートしてしまったのだが、持ち前の粘り腰でそこから驚異的な追い上げを見せた。そして、とうとうフューチャーマッチの対象となるようなラインまで勝ち上がったのだ。ちなみに、池田 剛というのは九州を中心に展開するShop-Fireballフランチャイズのオーナーで、自身もプロツアー横浜とプロツアー・シアトルでベスト4に勝ち上がっているというトッププレイヤーだ。

対するJulien Nuijtenは2004年度の世界王者にしてシーズン新人王という、マジックの世界ではもっとも新しいスタープレイヤーだ。彼は典型的な三色《サイカトグ/Psychatog》である。

Game 1

後手の池田が一気に3体の《極楽鳥/Birds of Paradise》を場に解き放ち、「The Rock」ならではの展開力を謳歌する立ち上がり。それを受けて15歳のJulien少年は《金属モックス/Chrome Mox》に刻印してあった《氷/Ice》へと《狡猾な願い/Cunning Wish》でアクセスし、それを今度は《等時の王笏/Isochron Scepter》に刻印させた。

この魔法の杖によって、文字通り2羽の焼き鳥が出来上がってしまったのだが、置き土産のから《吸血の教示者/Vampiric Tutor》。そこでチューターされてきた《生ける願い/Living Wish》から《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman》が登場し、《王笏》は少年が思っていたほどのアドバンテージをもたらしてはくれなかった。

池田はさらに《誠実な証人/Devout Witness》で《吸血の教示者/Vampiric Tutor》を回収し、マナベースが青単色準拠となってしまったJulien Nuijtenをダメージレースで圧倒。《樹上の村/Treetop Village》をセットしながら《陰謀団式療法/Cabal Therapy》を詠唱し、2枚の《サイカトグ/Psychatog》を手札から叩き落して勝利を掴み取った。

池田、先勝。

Game 2 and 3

一本目こそ落としてしまったNuijten少年だが、2本目3本目は順調に《直観/Intuition》からの《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》でしっかりとハンドを肥やして《激動/Upheaval》から《サイカトグ/Psychatog》。

池田「むこうはあまりに優位すぎて攻めあぐねてたかな(笑) 普通に《サイカトグ/Psychatog》で殴ってくれたらよかったのに。」

Results:Julien Nuijten 2-1


Saturday, October 30: 12:25 pm - Round 10: 有田 隆一(東京) vs. 鍛冶 友浩(埼玉)

by Keita Mori

日本語版Blogでなんどとなく取り上げさせていただいた注目の二人の直接対決が実現してしまった。二人とも二日目の緒戦で黒星を喫してしまい、7勝2敗同士である。

ご承知のとおり、有田が無限ライフの「Loop Junktion」、鍛冶が「Goblins」というマッチアップで、無限ライフというデッキのコンセプトからして有田に分があると言えそうだ。はたして、鍛冶のゴブリン軍団は下馬評を覆せるだろうか?

Game 1

-Turn 1
有田:《平地/Plains》から《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》。

鍛冶:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》から《山/Mountain》をフェッチ。

-Turn 2
有田:《コー》アタック宣言。戦闘後、《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》から《森/Forest》をフェッ。そこから《生ける願い/Living Wish》詠唱で《ダールの降霊者/Daru Spiritualist》をハンドに。

鍛冶:《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》刻印で《金属モックス/Chrome Mox》をプレイ。セト《裏切り者の都/City of Traitors》。《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader》をプレイしてライブラリーをめくりはじめるも、有田が《価値ある理由/Worthy Cause》を手札から公開したため、投了。

有田 1-0

Game 2

-Turn 1
鍛冶:《樹木茂る山麓》から《山》をフェッチ。

有田:《平地》から《コーの遊牧民》。

-Turn 2
鍛冶:《山》セットから《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》。

有田:《低木林地/Brushland》から《生ける願い》で、ハンドに《ダールの降霊者》を。

-Turn 3
鍛冶:《群集追い》でアタックし、スルーされる。《山》を置いて《モグの狂信者/Mogg Fanatic》を召喚。

有田:《ダールの降霊者》を召喚。これにスタックで鍛冶は《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator》をサイクリングして《コーの遊牧民》を除去し、ドロー1枚。しかし、有田はハンドから2枚目の《コーの遊牧民》を新たに展開。

-Turn 4
鍛冶:《山》を置いて《ゴブリンの戦長》展開。アタックなし

有田:《生け願い》プレイを宣言。ここで鍛冶投了。

…さすがに相性が悪すぎたか。

Results:有田 隆一 2-0


Saturday, October 30: 1:01 pm - Round 11: 中村 修平(大阪) vs. Gabe Walls(アメリカ)

by Keita Mori

ここまでを7勝3敗という成績で進んできているラインから、大阪の中村 修平とアメリカのGabe Wallsがマッチアップ。中村のデッキは藤田 剛史のデザインした「Red Deck Wins」で、対するWallsは…驚くなかれ、「白単色ウィニー」だ! 

そう、《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》や《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》を並べてアタックするのだ。情景を想像しただけで心が温かくなりそうなアーキタイプだが、はたしてヘビーな火力デッキである中村のRDW」に太刀打ちできるのだろうか?

Game 1

先手をとった中村修平が《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》から《山/Mountain》をフェッチして《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》を召喚というファーストアクション。これを受けてWallsは《心優しきボディガード/Benevolent Bodyguard》をプレイした。

中村は2ターン目に《渋面の溶岩使い》でアタック宣言。Wallsが《ボディガード》との相打ちを選択すると、中村は《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》で《山》をフェッチしてから、2匹目の《渋面の溶岩使い》と《モグの狂信者/Mogg Fanatic》を展開してターンを返した。Wallsは《サバンナ・ライオン》と《心優しきボディガード》の召喚と応じる。

中村は《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》から《山》をフェッチして《炎の印章/Seal of Fire》を設置。Wallsは《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》。

Grim Lavamancer

続くターンも、中村は4ターン連続となるフェッチランドの《樹木茂る山麓》セットから《山》をプレイ。2匹目の《モグの狂信者/Mogg Fanatic》を置いた。一方のWallsは4ターン目に特にアクションを起こせず、そのエンドステップに中村は《溶岩使い》の能力を起動して《ボディガード》をなぎ払う。

そして、5ターン目メインステップに先ほどの《炎の印章》で《勇丸》を焼殺し、サモン《焦熱の火猫/Blistering Firecat》! 《モグ》たちを率いてアタック宣言だ。これを受けてWallsは《サバンナ・ライオン》で《モグ》1体をブロックし、中村は当然ダメージをスタックにのせてからブロックされた《火》を本体へとたたきつけた。

こうなってしまっては、もうメインボードの白ウィニーでは勝ち目などないに等しい。一匹ずつ出てくる小型クリーチャーは丁寧に《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》の能力によって除去されていき、静かに《モグの狂信者》が時計の針を進めた。しばらくはWallsも投了しなかったのだが、中村が《呪われた巻物/Cursed Scroll》をプレイするに及んで抵抗することを諦めたのだった。

中村 1-0

Game 2

さて、二本目のWallsはサイドボードからかなりの枚数のカードを投入して自信ありげ。実際、開幕ターンに《金属モックス/Chrome Mox》経由での《十字軍/Crusade》設置と言うのは素晴らしい立ち上がりといえるだろう。そこから《薄青幕の侍/Samurai of the Pale Curtain》を追加し、《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》の能力への対策も万全にした。

他方の中村は《ジャッカルの仔/Jackal Pup》を展開し、《侍》のあとに続いてきた《鞭縄使い/Whipcorder》を《マグマの噴流/Magma Jet》と《炎の印章/Seal of Fire》の2枚がかりで除去するという具合だ。

なんとかここで勝ち星をあげたいWallsは、《絶対の法/Absolute Law》を引き当てて全軍にプロテクション赤を与え、その上で《レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant》を戦線に追加してビートダウンを続けた。そんなわけで中村のライフはみるみる削り落とされてしまう。

しかし、中村もサイドボードから投入した、抜群の対策カードを引き当てた。そう、《罠の橋/Ensnaring Bridge》だ。このアーティファクトによって白い大軍を食い止めることに成功した中村は、《呪われた巻物/Cursed Scroll》を設置して緩やかに攻撃を開始する。

それでも、Wallsも《呪われた巻物/Cursed Scroll》を引き当てて起動し、中村 修平のライフを残り1まで削り落とした。

Walls " You really need something! "

たしかに、中村はここでライブラリーのトップからなんらかの打開策を引きあてねばらない。なんせ残りライフがたったの1で、相手は《呪われた巻物/Cursed Scroll》を実装しているのだから。ともあれ、中村 修平はライブラリーを拳でコンコンとノックし、勢いよくカードをめくった。

…それは《略奪/Pillage》だった。

Walls "That is the top of decks… "

Results:中村 修平 2-0

Saturday, October 30: 3:26 pm - Round 13: フューチャーマッチ三本勝負:有田、大礒、中村(修平)

by Keita Mori
Rank Player Points Op.Win%
1 Szleifer, Gadiel [USA] 30 68.05%
2 Canali, Pierre [FRA] 30 67.57%
3 West, Nicholas [ENG] 30 65.97%
4 大礒 正嗣 [広島] 30 65.70%
5 有田 隆一[東京] 30 61.45%
6 Siron, Geoffrey [BEL] 30 57.50%
7 Häyrynen, Andrei [FIN] 28 57.04%
8 Bezrukov, Semion [USA] 27 61.20%
9 Olivera, Adrian [ESP] 27 61.11%
10 Ruel, Olivier [FRA] 27 60.13%
11 Carvajal Blanco, David [ESP] 27 59.72%
12 Garza, Jeff [USA] 27 59.02%
13 Da Costa Cabral, Berna [BEL] 27 57.96%
14 中村 修平 [大阪] 27 55.55%
15 Domínguez Roldán, Alfr [MEX] 27 54.66%
16 Parnell, Taylor [USA] 27 52.76%

12回戦終了時の順位表を見てのとおり、ベスト8進出の可能性を強く感じさせてくれるライン上(16位以内)に三人の日本人が生き残っている。そして、三人そろって13回戦の試合がフューチャーマッチに招待されたのだった。

有田 隆一(東京) vs. Gadiel Szleifer(アメリカ)

「無限ライフ」こと"Loop Junktion"の有田と、墓地一本釣りコンボ「リアニメイター」のSzleifer少年の対決をまずは見てみよう。このSzleifer少年というのは、プロツアー・シアトルでマネーフィニッシュを飾った15歳のヤングアメリカン、将来有望株だ。そして、このマッチアップではその若い力がレッドゾーンを駆け抜けることになる。

緒戦で初手をとったGadiel Szleiferは、開幕ターンにセット《島/Island》から《入念な研究/Careful Study》。ここで墓地には《渦まく知識/Brainstorm》と《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》が送り込まれ、なんと《吸血の教示者/Vampiric Tutor》を刻印した《金属モックス/Chrome Mox》からのマナで…《再活性/Reanimate》! 颯爽と先手1ターン目に光臨した天使がゲームをあっという間に終わらせてしまった。

まるでつむじ風のような出来事にギャラリーが大喜びする中、Szeleifer少年の快進撃はとまらない。後手ながら第1ターンに自分へ向けて《陰謀団式療法/Cabal Therapy》をプレイして《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》をディスカード。そこから2ターン目にきっちり《死体発掘/Exhume》をプレイし。それどころか、3ターン目には《入念な研究/Careful Study》から《刃の翼ロリックス/Rorix Bladewing》をも墓地に送り込み、それを即座に《再活性/Reanimate》! かくて、ドラゴンと天使が3ターン目のレッドゾーンを占領し、次のターンには「無限ライフ」を実現できそうな手札を抱えていた有田を悔しがらせた。

Results:Gadiel Szleifer 2-0

中村 修平(大阪) vs. Jeff Garza(アメリカ)

有田が苦杯をなめさせされてしまった頃、「Red Deck Wins」の中村 修平は「リアニメイター」のJeff Garzaとの三戦目に突入したところだった。一本目は、マナが不足がちだったGarzaのマナベースへめがけて中村が《不毛の大地/Wasteland》を効果的に使用し、開幕ターンから殴り続けた《ジャッカルの仔/Jackal Pup》とGarza自身の《真鍮の都/City of Brass》とのダメージによって中村が勝利。対照的に、二本目ではGarzaが高速でコンボを成立させて中村を殴りきったようだ。

そんな流れの中で最終戦の先手をもらった中村 修平のファーストアクションは、《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》から《山/Mountain》をフェッチしてターンエンド。対するGarzaは《沼/Swamp》から《朽ちゆくインプ/Putrid Imp》を召喚だ。

中村は2ターン目メインステップに《マグマの噴流/Magma Jet》をこの《インプ》へとプレイ。Garzaはここで、にやりと笑いながら《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》をディスカード、《インプ》の能力を起動した。当然のようにここから即座に《死体発掘/Exhume》が詠唱され、速攻(召喚酔いのない)をもっている《アクローマ》が中村に襲い掛かる。

一気に大ピンチとなった中村の3ターン目は、《山》を置いて《モグの狂信者/Mogg Fanatic》と2枚の《炎の印章/Seal of Fire》をプレイしただけでターンエンド。対するGarzaは《天使》でのアタックから《朽ちゆくインプ》の2体目を追加という具合だった。中村に残された時間はほとんどなく、《モグの狂信者》で《インプ》を討ち取るのが精一杯だ。

しかし、実質的なラストチャンスといえる第4ターン目に、中村はキッチリと反撃の狼煙をあげた。《不毛の大地/Wasteland》セットから・・・そう、《罠の橋/Ensnaring Bridge》だ! さきほどのフューチャーマッチでも中村に勝ち星をプレゼントしてくれたこのアーティファクトは、つまるところクリーチャー戦でのダメージレースをシャットアウトするためのものだ。中村としては《呪われた巻物/Cursed Scroll》や豊富な火力魔法であとはゲームを終わらせてやるだけだ。

しかし、敵もさるもので、ここで《吸血の教示者/Vampiric Tutor》から《急流/Rushing River》をチューターしてくる。そう、バウンスからの《アクローマ》でアタック宣言という仕掛けを画策するGarzaだ。しかしながら、中村の残りライフは7。《アクローマ》が殴っても1点残ってしまう計算だ。つまり、Garzaとしては、手札破壊をトップデッキした上で《罠の橋/Ensnaring Bridge》をバウンスし、狙いすませて《罠の橋/Ensnaring Bridge》をディスカードさせた上で、《アクローマ》で2回アタックするしかない。

…そうは言っても、Jeff Garzaが《陰謀団式療法/Cabal Therapy》や《強迫/Duress》にめぐり会える前に中村 修平の火力呪文と《呪われた巻物/Cursed Scroll》がゲームに終止符をうってしまったのだった。

Results:中村 修平 2-1

そして、ちょうど中村のマッチが終わったところで、大礒 正嗣もフューチャーマッチ・エリアから外に出ようとしていたのだった。

森 慶太「大礒さん、マッチの結果はいかがでしたか?」

大礒 正嗣「勝ちましたよ。2-0です。」

「おお。さすが。しかし、初戦は対戦相手が《対抗呪文/Counterspell》を《等時の王笏/Isochron Scepter》に刻印していたところだけ見てましたので、このデュエルは無理かな、とか傍目におもってしまったんですが」

大礒「たしかにこっちはノーカウンターですからね(笑) でも、こりゃまずいな、と思って見切り発車したら、しっかりとコンボつながりました」

「仕掛けるしかなさそうでしたものね。なるほど。ときに、2戦目は?」

大礒「相手が事故りまして(笑)」

Results:大礒 2-0


Saturday, October 30: 5:02 pm - Top 8 当確ライン際のあれこれ

by Keita Mori

14回戦を終えて12勝2敗だった大礒 正嗣は11勝3敗ラインのOlivier Ruel(フランス)と対戦することになった。そして、「ここで勝ち星をオレに譲ってくれても、95%そっちのTop 8進出はゆるぎないって!」というOlivierの言葉に説得されて、ここで大礒はマッチに投了することとした。

他方、こちらでも11勝3敗の中村 修平が12勝2敗ラインのGeoffrey Siron(ベルギー)に上の例と同じような「・・・よかったら、投了してくれない?」的な申し出をしていた。Sironと中村は世界選手権の団体戦ラウンドで直接対決して以来の知り合い同士なのだそうだ。しかし、こちらの交渉はうまくまとまらなかったようだ。

中村「くっそー。このラウンドは大礒とあたって譲ってもらうつもりマンマンやったのにー。しゃあないなあ、勝てるかなぁ・・・」

中村 修平(大阪) vs. Geoffrey Siron(ベルギー)

ともあれ、ここで中村が「Red Deck Wins」、Sironが「青緑マッドネス」というマッチアップが実現したのだった。

Game 1

そんなマッチで先手をとった中村。《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》から《山/Mountain》をフェッチして《モグの狂信者/Mogg Fanatic》召喚という立ち上がりで、第2ターンにも《炎の印章/Seal of Fire》と《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》を追加した。

一方のSironは2ターン目に《野生の雑種犬/Wild Mongrel》を展開してターンエンド。この厄介なクリーチャーを除去すべく、中村は第3ターンに大きなアクションを起こした。まずは《モグ》でアタック宣言。これはスルー。そして、戦闘後に

中村:《炎の稲妻/Firebolt
スタックSiron:マッドネスで《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》をプレイ
スタック中村:《炎の印章》を《犬》へ起動。
スタックSiron:手札から土地2枚を捨てて《犬》パンプアップ
スタック中村:《渋面の溶岩使い》を《犬》へ起動。
スタックSiron:手札から2枚の《目くらまし/Daze》を捨てて《犬》パンプアップ

という、両者の綱引きが行われ、《野生の雑種犬/Wild Mongrel》は結局生き残り、しかしながらSironのハンドは相当に消耗したのだった。この一連の駆け引きの後に、中村はセット《不毛の大地/Wasteland》。後手Sironは必死に守った《野生の雑種犬》と《日を浴びるルートワラ》でアタックし、戦闘後に《思考の急使/Thought Courier》をプレイした。

さて、ここで先手中村は《樹木茂る山麓》から《山》を調達し、《モグの狂信者/Mogg Fanatic》でアタック宣言。戦闘後に《モグ》を生贄に捧げて、《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》あらため《思考の急使》を葬った。そして裏向き(変異/Morph)での《焦熱の火猫/Blistering Firecat》と《ジャッカルの仔/Jackal Pup》を戦線に追加した。一方のSitonは先ほどの応酬でハンドを使い切ってしまっており、《野生の雑種犬》と《日を浴びるルートワラ》でのアタックのみでターンを返す。

中村の第5ターンは特にアクションを起こさず、土地をセットしただけで終了。返すターンにSironは引き当てた《不可思議/Wonder》を勢いよく《野生の雑種犬》の増強コストにあてようとする。中村はスタックで《マグマの噴流/Magma Jet》をこの《犬》に。それを受けて、Geoffrey Sironはスタックで《森》をディスカードした。この一連のスタックが解決され、全軍航空戦力となったSironは果敢にアタック宣言。

しかしながら、中村にはすでに勝ち筋が見えていたのだった。《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》を本体へ起動。返すターンにハンドから《焦熱の火猫/Blistering Firecat》を(表向きで)召喚し、盤面を計算して致死ダメージであることを悟ったSironが投了となった。

中村 1-0

Game 2

今度こそ、と先手Sironは力強く先手2ターン目に《寒け/Chill》をエンチャントするという上々の立ち上がり。しかしながら、順調にマナ基盤を拡大していけた中村は低コストの火力でSironの展開する驚異を丁寧に除去していく。

そして、この二本目でも一本目同様に《野生の雑種犬/Wild Mongrel》をめぐる駆け引きが発生し、両者はリソースを消耗しあいながらスタック合戦。気合でこの《犬》を除去した中村だったのだが、除去をうちつくしたところで《マスティコア/Masticore》を呼び出されてしまうことになる。

しかし、今日の中村は一味もニ味も違った。

ライブラリーのトップから《罠の橋/Ensnaring Bridge》があらわれ、それに《呪われた巻物/Cursed Scroll》巻物が続いてくるという有様なのだ! そして、文字通りの栄光への架け橋となったアーティファクトに守られながら、中村は歓喜のときを迎える。

Results:中村 修平 2-0

この勝利で、中村は次戦引き分けでの決勝ラウンド進出を確定できる位置に。


Saturday, October 30: 6:47 pm - Round 16: 有田 隆一(東京) vs. Geoffrey Siron(ベルギー)

by Keita Mori

長かった予選ラウンドもとうとう決着を迎える16ラウンド。ここでフューチャーマッチに呼ばれたのは36点のSironと33点の有田だ。前者はIntentional Drawが、後者はこのマッチに勝利した上でのタイブレイカーを勝ち抜く運がほしいところだろう。ともあれ、後者の有田にとってこの試合での勝利というのが決勝進出への望みをかけるための最低条件であり、Sironの望む引き分けは成立しなかった。

有田 隆一は再三にわたってお伝えしてきた「無限ライフ」デッキ。先ほど中村 修平との試合をお伝えしたGeoffrey Sironは「青緑マッドネス」だ。

Game 1

さて、有田が「無限ライフ」であることは会場中が知っている事実であり、Sironとしては最悪のマッチアップのひとつと言えただろう。それでも、開幕ターンに《入念な研究/Careful Study》から2枚の《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》をマッドネスでプレイするという、悪くないたちあがりをむかえる後手のSiron。対する先手の有田は2ターン目に《生ける願い/Living Wish》から《ダールの降霊者/Daru Spiritualist》にアクセスする。はやくもカウントダウンだ。

後手Sironは2体でのアタック宣言から《思考の急使/Thought Courier》召喚でターンエンド。有田は《平地/Plains》を置きながらさきほどの《ダールの降霊者/Daru Spiritualist》を召喚してターンを返す。ここでSironは《急使》の能力を起動して墓地に《不可思議/Wonder》を送り込みつつアタック宣言。戦闘後に《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》を戦陣に加えた。

さて、4ターン目を迎えた先手の有田 隆一はセット《星明りの聖域/Starlit Sanctum》から《コーのシャーマン/Shaman en-Kor》を召喚し、Geoffrey Sironはせめてもの抵抗として《目くらまし/Daze》を。有田は笑い声をあげながら1マナを支払ってこの魔法に応じた。

結局、次ターンに《コー》と《ダール》間での能力を100万回起動した有田はそこで《星明りの聖域/Starlit Sanctum》を起動。200万を超えるライフを獲得した上で《悟りの教示者/Enlightened Tutor》を詠唱したのだった。

もちろん、《忍耐の試練/Test of Endurance》。

有田 1-0

Game 2

2戦目の試合では先手がSironにうつったため、先ほどにくらべれば随分とスリリングな展開となった。

Sironはファーストアクションで《入念な研究/Careful Study》をプレイし、墓地には《不可思議/Wonder》を送り込みつつマッドネスで《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》をプレイ。対する有田はマリガンスタートで、最初のセットランドが《星明りの聖域/Starlit Sanctum》だ。

Sironは《野生の雑種犬/Wild Mongrel》を戦列に加えつつアタック宣言。有田は《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》から《平地/Plains》をフェッチして《ダールの降霊者/Daru Spiritualist》を召喚した。

ともかく愚直にビートダウンを追及するしかないSironは3ターン目も全軍突撃を敢行しつつ、マッドネスで《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》を呼び出して《野生の雑種犬》を+1/+1。さらに2匹目の《野生の雑種犬》を戦列に加える。対する有田は《真鍮の都/City of Brass》を置いて《エラダムリーの呼び声/Eladamri's Call》。ここで《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》を手札に加えた。

むはや無心の境地。Geoffrey Sironは第4ターンに死力を尽くしてのフルアタックとパンプアップで、祈るように有田へとターンを渡した。有田の残りライフは1だ。

しかし、有田は落ち着き払って《平地》から《コーの遊牧民》を召喚し、《真鍮の都/City of Brass》から白マナを生成。ここで誘発される《真鍮の都/City of Brass》からの1点のダメージをスタックに乗せて、《星明りの聖域/Starlit Sanctum》の能力をプレイした。そう、1点のダメージはマナ能力ではないため、通常のスペルや効果のようにスタックに乗るのである。そんなわけで有田は200万点のライフを獲得し、《悟りの教示者/Enlightened Tutor》から《忍耐の試練/Test of Endurance》を手に入れたのだった。

Results:有田 隆一 2-0 Geoffrey Siron 、通算成績12勝4敗

さあ、あとは最終結果を、オポネント・マッチパーセンテージ勝負の結果を神妙に待つばかりだ。


Saturday, October 30: 7:50 pm - 日本勢から3人のTop 8 !

by Keita Mori

スイス最終戦を終え、栄光のトップ8進出者たちが発表された。

大礒 正嗣/Mind Desire(四度目)
中村 修平/Red Deck Wins(初の決勝ラウンド)
有田 隆一/Loop Junktion(二度目)

もちろん、日本勢から3名のプレイヤーが決勝に進んだのは、はじめてのことだ。

それにしても、エクステンデッド・フォーマットとしては二大会連続、通算で四度目となるプロツアー決勝進出と果たした大礒 正嗣の勝負強さは本当に驚異的だ。誰かが「世界のイソ、エクテンのイソ!」と興奮気味に語っていたのが個人的には印象に残っているが、たしかに、彼はもう日本勢という括りからは逸脱してしまったのかもしれない。

Rank Player Points Op.Win%
1 Canali, Pierre [FRA] 39 64.6577%
2 West, Nicholas [ENG] 39 64.3229%
3 Szleifer, Gadiel [USA] 37 66.9271%
4 大礒 正嗣 [広島] 37 64.4717%
5 Ruel, Olivier [FRA] 37 60.4674%
6 中村 修平 [大阪] 37 60.2284%
7 有田 隆一 [東京] 36 62.5521%
8 Siron, Geoffrey [BEL] 36 62.2359%
9 藤田 剛史 [大阪] 36 52.7530%

ところで、今年のタイブレイカーで敗れてしまったのは大阪の藤田 剛史だった。しかしながら、これは二日目を7勝1敗という素晴らしい戦績で這い上がってきた結果であり、オポネント・マッチパーセンテージが低めなのは仕方なのないところだろう。本人としても悔しさ半分、うれしさ半分だという。ちなみに、中村 修平の「Red Deck Wins」も藤田 剛史のデザインであるわけだから、藤田ブランドは今大会も大きく株を上げたといっていいだろう。

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