2nd Draft Analysis:池田剛

Posted in Event Coverage on May 9, 2003

By Keita Mori

もうすぐなんですよね◆もうすぐパパですから!

池田:もうすぐですので、頑張ります。
SBJ:おめでとうございます。ちなみにいつ頃のご予定でらっしゃいますか?

池田:今月末かな。娘です(笑)
SBJ:おぉ。ちなみにお名前決まっちゃってたり?

池田:まだ、秘密です(笑)

と、とてもグレイヴィ・トレイナーらしからぬ雰囲気のハッピーな話題を提供してくれているのが池田剛。ファーストドラフトを鮮やかに四連勝で飾り、セカンドドラフトを栄光の一番ポッドで迎えることに。

SBJ:ファーストドラフトはどのようなデッキをドラフトなさったのですか?
池田:青赤だったんですが、平林先生に98点のお墨付きをいただいてしまいました。「あと一枚サイクリングランドがあったら満点。誰が使っても勝てるね、コレ」だそうです。うまいこといきましたね。

SBJ:ちなみに、池田さんがこのフォーマットでドラフトしたい色というのはやはり...
池田:そうですね。ほぼ決め打ちに近い感じで青赤です。

◆Pod 1

①Craig Krempels
②池田剛
③Stan van der Verden
④Richard Hoaen
⑤Jon Finkel
⑥Tom Kelleher
⑦Franck Canu
⑧Sam Gomarsall
大礒と新人王争いをプロポイント5点差で追うチームTOGITのKremplesが上家というポジション。マスターズ王者のCanu、そして知らぬ者なきアメリカン・スーパースターのFinkelといった面々も名を連ねている。そうそう、Wise一押しのGomersallもこの全勝卓だ。

◆黒を配れば赤くなれる!作戦

池田は青赤嗜好。

なので、黒いカードを両脇に惜しみなく提供し、赤いカードを相対的にとりやすい環境を作り、同時に黒のパートナーになりにくい青もとり易くなるだろう...というのが池田の目論見だそうだ。

とりあえず、襟をただして粛々とパック開封。

...1st Pick:《星の嵐/Starstorm

ゴッドレアさん、こんにちわ。しかし、このパックはカロリーがあまりに高すぎることで池田は思わず苦笑せざるをえなかった。なんせ、《蔓延/Infest》、《虫つぶし/Swat》、《陽光の突風/Solar Blast》、《狙いすましたなだれ/Pinpoint Avalanche》、《霧衣の夢幻/Mistform Dreamer》、《卑劣なアヌーリッド/Wretched Anurid》といったカードたちが同時に封入されていたのだから。

2nd Pick:《ショック/Shock
ちなみに、上のKrempelsはファーストピックで《毒噴きブラッカス/Venomspout Brackus》をピックしており、その残りの中に《ショック》が生き残っていたのだ。

3rd Pick:《暴食するゾンビ/Gluttonous Zombie
周囲に黒いカードを配ろうという池田のコンセプトだったが、ここでの他候補は《金切り声のノスリ/Screeching Buzzard》、《憑依された死者/Haunted Cadaver》とこれまた真っ黒。しかし、それでいて上のKremplesは二手目と三手目で《虫つぶし/Swat》をしっかりととっていたりする。

4th Pick:《締めつける綱/Choking Tethers
ここでの他候補は《栄光の探求者/Glory Seeker》、《急降下爆撃兵/Dive Bomber》といったあたり。赤青作戦開始。

5th Pick:《現実を彫る者イクシドール/"Ixidor, Reality Sculptor"
6th Pick:《焼けつく肉体/Searing Flesh
7th Pick:《霧衣の壁/Mistform Wall
8th Pick:《霧衣の夢幻/Mistform Dreamer
9th Pick:《霧衣の夢幻/Mistform Dreamer
10th Pick:《撹乱するピット魔道士/Disruptive Pitmage
11th Pick:《嘲るエルフ/Taunting Elf
12th Pick:《詮索好きなゴブリン/Nosy Goblin

上のKrempelsは二枚の《群集の寵児/Crowd Favorites》を手に入れたことで黒白に。しかしながら、下のVerdenは...池田とまったく同じ青赤をドラフトしていたのである。

◆試練のセカンドパック

下にいたVerdenが青赤ということは、つまり逆順となる2パック目では池田の欲しいカードがことごとく上家にせきとめられてしまうことになる。

Krempelsと池田は終始友好的なドラフトを展開池田:逆まわりだけは我慢のときでしたね。とくに、開封したパックにあまりに何も無くて泣けました。

1st Pick:《毒噴きブラッカス/Venomspout Brackus
2nd Pick:《うつろう爆発/Erratic Explosion
3rd Pick:《魔道士の悪知恵/Mage's Guile
4th Pick:《運命をかたどるエイヴン/Aven Fateshaper
5th Pick:《幽霊兜の急使/Ghosthelm Courier
6th Pick:《霧衣の夢幻/Mistform Dreamer
7th Pick:《人工進化/Artificial Evolution
8th Pick:《突進する石背獣/Charging Slateback
9th Pick:《撹乱するピット魔道士/Disruptive Pitmage

初手に《ブラッカス》、三手目に《魔道士の悪知恵》ピックといったあたり...まさに池田の言う我慢のしどころだっただろうか。ちなみに、四手目で《運命をかたどるエイヴン》がとれたわけだが、どうやらこのパックそのもののカロリーが異様に高かったようで、この段階で他候補に《うつろう爆発/Erratic Explosion》や《焼けつく肉体/Searing Flesh》といったカードまで含まれていたほどだった。

◆もちつもたれつ

池田が2パック目で2枚の《燻し/Smother》や《金切り声のノスリ/Screeching Buzzard》といったカードをまったくカットしなかったため、鶴の恩返しとばかりにレギオンではKrempels少年から「お返事」が届くことになる。特に池田を喜ばせたのが

4th Pick:《スカークの匪賊/Skirk Marauder
6th Pick:《意志を曲げる者/Willbender
8th Pick:《神経スリヴァー/Synapse Sliver

といったあたり。

池田:上との協調もうまくいったし、最終的にはなかなかのデッキだと思います。《神経スリヴァー/Synapse Sliver》と《霧衣の夢幻/Mistform Dreamer》たちがシナジーしたら気持ち良さそうですよね。

ちなみに、波にのったときの池田剛のすさまじい強さには前々から定評がある。
シドニーでの世界選手権では三つのフォーマットにまたがっての10連勝を記録しており、しかもリミテッドで6戦全勝という大記録を達成しているのである。

青赤決め打ち戦略は、はたして池田剛を栄光に導いてくれるのだろうか?

Tsuyosi Ikeda

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