3rd Draft Analysis:大礒正嗣

Posted in Event Coverage on May 9, 2003

By Keita Mori

◆暫定新人王

二年前に森勝洋が掴み取った新人王タイトル、それがRookie of the Yearだ。これは年間を通じてもっとも多くのプロポイントを獲得した新人プレイヤーに与えられる特別賞で、副賞として次年度の任意のプロツアー1大会に無料招待(航空券や滞在の費用もWotC持ち)されるという特典もある。

そして、その一昨年の新人王が森勝洋、昨年度はプロツアー・サンディエゴ王者でもあるFarid Meraghni(仏)だった。例年の新人王当確ラインとなるのが25~30点前後であり、ちなみにプロツアー優勝で獲得できるプロポイントが32点(個人戦)、グランプリ優勝で6点といったあたりである。森がコツコツとグランプリやツアーでの入賞を積み重ねての受賞だったのに対して、Meraghniは新人としてツアーに優勝した段階でそのまま新人王を確定させてしまったような一発大勝負型だった。

ところで、日本の大礒正嗣がこれまでに今シーズンで稼ぎ出してきたポイントは22点で、なんと暫定首位である。これをTOGITのCraig Krempelsの17点が追いかけるかたちであり、両者ともこのプロツアー・横浜で見事に初日突破を果たしている。プロポイント5点というのは大きなリードといって過言ではないが、かといって確実に守りきれるラインでもない。事実、二年前に Ken Ho(のちにプロツアー・大阪王者となった)は森勝洋の猛烈な追い上げによって逆転負けしてしまっているのだから。

今やシーズンも終盤であり、それだけに今大会では大礒とKrempelsの新人王争いというのも大きなトピックなのである。

◆ポッドメンバー

 

   
Pod 3 1 van der Velden, Stan 15
  2 Ooiso, Masashi 15
  3 Zajdner, Mark 15
  4 Nomichi, Hideki 15
  5 Lipczynski, Aaron 15
  6 Caumes, Benjamin 16
  7 Kelleher, Tom 15
  8 Humpherys, David 1

一つ上にオランダのVerden、その上にYMGのHumpherys博士という配置で、大礒の二つしたには同じ日本勢の野道が着席している。

◆Pack 1:Onslaught

まるでドアをノックするかのようにして、パックを封入されたプラスチックケースを拳で小突いてみせた大礒。ちょっと気合をいれてみたようだ。

1st Pick:《毒噴きブラッカス/Venomspout Brackus

他候補にも《切り刻まれた軍勢/Severed Legion》、《ダールの槍騎兵/Daru Lancer》、《圧倒する防衛者/Daunting Defender》といったカードしかないため、順当なピック。

2nd Pick:《ショック/Shock

他候補には《共生する獣/Symbiotic Beast》、《幸運を祈る者/Wellwisher》、《エルフの戦士/Elvish Warrior》、《締めつける綱/Choking Tethers》といったカード。一般的にはファーストピックした緑を活かす上でもっとも相性のよい二色目としては黒が真っ先に挙げられる現状であるわけだが、黒くてまともなカードは皆無だった。

3rd Pick:《プラズマの連鎖/Chain of Plasma

他に目に付いたカードとしては《疾風衣の歩哨/Gustcloak Sentinel》、《切り刻まれた軍勢/Severed Legion》、《霧衣の壁/Mistform Wall》といったカード。緑のパワーカードもなかったため、デッキに赤を確定させにいった。

4th Pick:《戦場の衛生兵/Battlefield Medic

三手目に続いて流れてこない緑。それもそのはず、上のVerdenは真緑なのだ。ここで赤緑から赤白へ方向転換

5th Pick:《ダールの槍騎兵/Daru Lancer
6th Pick:《戦場の衛生兵/Battlefield Medic
7th Pick:《砂の皮膚/Sandskin
8th Pick:《突進する石背獣/Charging Slateback
9th Pick:《オーラの摘出/Aura Extraction
10th Pick:《幸運を祈る者/Wellwisher

ちなみに、二つ上のHumpherysが《ドラゴンの休息地/Dragon Roost》スタートの赤白、上家のVerdenが緑黒、下家のZaidnerが白黒、その下の野道が青黒という配色になった。

大礒:10枚目で《幸運を祈る者/Wellwisher》が返ってきたのをカットしたわけですけど...くさいなぁ。と

◆Pack 2:Onslaught

1st Pick:《共同の功績/Shared Triumph

他候補は《栄光の探求者/Glory Seeker》、《草原の十字軍/Grassland Crusader》くらい。
赤白以外でも《毒吐きゴルナ/Spitting Gourna》くらいしか見当たらない。

2nd Pick:《ショック/Shock

赤白のカードが満載のパック。《狙いすましたなだれ/Pinpoint Avalanche》、《猛士の襲撃/Commando Raid》、《ダールの槍騎兵/Daru Lancer》、《疾風衣の歩哨/Gustcloak Sentinel》といったカードから最高の一枚をピックした。

3rd Pick:《火花鍛冶/Sparksmith

大礒、困惑気味なくらいに大喜びでピック。他候補に《物怖じするヴァレスク/Skittish Valesk》などもあったはあったが、比較にならない。

4th Pick:《栄光の探求者/Glory Seeker
5th Pick:《猛士の襲撃/Commando Raid
6th Pick:《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder
7th Pick:《脅しつけ/Threaten
8th Pick:《忘れられた洞窟/Forgotten Cave
9th Pick:《草原の十字軍/Grassland Crusader
10th Pick:《ワイアウッドの伝令/Wirewood Herald
11th Pick:《詮索好きなゴブリン/Nosy Goblin

《鍛冶》がとれて一安心。

◆Pack 3:Legion

大礒とKrempelsの戦いは今大会もっとも注目を集めているテーマの一つだ1パック目の《戦場の衛生兵/Battlefield Medic》から緑でなく白に方向転換した大礒。ここまでは順調にドラフトができていたわけなのだが...ここLegionでは思うようにカードをとらせて貰えない展開となる。そして...そのかわりに大量の緑の優良カードが次々と大礒の目の前に流れてくることとなった。

1st Pick:《熱狂の猛禽/Frenetic Raptor
2nd Pick:《炎波の発動者/Flamewave Invoker
3rd Pick:《ゴブリンの乱伐者/Goblin Clearcutter
4th Pick:《炎波の発動者/Flamewave Invoker
5th Pick:《血沸く咆哮獣/Bloodstoke Howler
6th Pick:《星明かりの発動者/Starlight Invoker
7th Pick:《宝石の手の報復者/Gempalm Avenger
8th Pick:《悲しみを飲み込むもの/Drinker of Sorrow
9th Pick:《開戦のラッパ吹き/Warbreak Trumpeter
10th Pick:《冥府の世話人/Infernal Caretaker

3体の《クローサのむさぼり獣/Krosan Vorine》と《暴れまわるマーロドント/Berserk Murlodont》、《ブロントセリウム/Brontotherium》、《岩石樹の発動者/Stonewood Invoker》...といったカードが大礒の目の前を次々と通過していく。

大礒:いまさら緑には...。1パック目に一周して帰って来た《幸運を祈る者/Wellwisher》はやっぱりそういうことだったんですかね。罠だ。あと、レギオンの2ピック目はひよって《ゴブリンの乱伐者/Goblin Clearcutter》とってしまったわけですけど、まだ2枚目の6/6...《熱狂の猛禽/Frenetic Raptor》の方がよかったかもしれないですね。勝ち手になるし。正直、こうしてならべて見るまでここまで弱いとは思いませんでした...。

SBJ:《火花鍛冶/Sparksmith》パワーでなんとか...
大礒:そうですね。《火花鍛冶/Sparksmith》やら《ショック/Shock》やらで頑張ってみます。

SBJ:目標ラインはやはり3-1あたりでしょうか?
大礒:いやあ、2-2でしょうかね。

Masashi Ooiso

Download Arena Decklist
Sorcery (1)
1 Threaten
Instant (4)
1 Chain of Plasma 1 Commando Raid 2 Shock
Enchantment (1)
1 Shared Triumph
Land (18)
8 Mountain 9 Plains 1 Forgotten Cave
Other (2)
1 Glassland Crusader 1 Warbreak Trumpetter
40 Cards

Latest Event Coverage Articles

December 4, 2021

Innistrad Championship Top 8 Decklists by, Adam Styborski

The Innistrad Championship has its Top 8 players! Congratulations to Christian Hauck, Toru Saito, Yuuki Ichikawa, Zachary Kiihne, Simon Görtzen, Yuta Takahashi, Riku Kumagai, and Yo Akaik...

Learn More

November 29, 2021

Historic at the Innistrad Championship by, Mani Davoudi

Throughout the last competitive season, we watched as Standard and Historic took the spotlight, being featured throughout the League Weekends and Championships. The formats evolved with e...

Learn More

Articles

Articles

Event Coverage Archive

Consult the archives for more articles!

See All