Day 1 Blog Archive

Posted in Event Coverage on March 12, 2005

By Wizards of the Coast

 

Friday, March 11: 10:46 am - 国際的な強豪チームの紹介

by Keita Mori

本日最初のチーム・シールド構築にプレイヤーたちが取り組んでいるところだが、ここではプレビュー記事の段階では詳細を紹介できなかった海外の強豪チームたちをいくつか取り上げさせてもらおう。

www.Cardshark.com、左からJorstedt、Da Costa Cabral、Budde

www.cardshark.com (International)

A:Mattias Jorstedt
B:Kai Budde
C:Bernardo Da Costa Cabral

「Phoenix Foundation」を卒業したKai Buddeの去就が明らかになった。彼は、ドイツ、ベルギー、スウェーデンによる連合軍を結成し、そこにすぐさまCardshark.comがスポンサーに名乗り出たのだ。このショップはサンフランシスコに本拠を構えるインターネットをメインとしたショップで、つまりは欧州きっての精鋭たちをアメリカ資本がサポートという具合になった。

Kai Buddeは7度のプロツアー優勝で知られる「ジャーマン・ジャガーノート」で、最前線からは距離を置いた今でも依然として世界最強との声は揺るがない。Mattias Jorstedtもプロツアー横浜で優勝と言う実績をほこるリミテッダーで、Bernardo Da Costa Cabralは「もうすぐ活躍することになる時代のスター候補」として欧州勢の誰もが推している逸材だ。

Jun Nobushita Fan Club、左からAntoine Ruel、Florent Jeudon、Olivier Ruel

Jun Nobushita Fan Club (France)

A:Florent Jeudon
B:Antoine Ruel
C:Olivier Ruel

かつては「Black Opus」という名前で知られたフランスのトリオが日本の古豪である信下 淳の名前を関したチームでプロツアー・アトランタに出場した。理由は、Ruel兄弟が「信下を尊敬しているからさ!」とのことだ。

Ruel兄弟は今まさに世界の本当の頂点といって差し支えの無いパフォーマンスを見せ付けているところで、過去12ヶ月間という区切りでのプロポイント獲得量では全世界トータルで首位と2位につけている。

Illuminati、左からAlex Shvartsman、Zvi Mowshowitz、Justin Gary

Illuminati (USA)

A:Alex Shvartsman
B:Zvi Mowshowitz
C:Justin Gary

アメリカの復権というトピックでこのイベントが総括させることになった場合、おそらく伝統の赤いドラゴンの紋章を背負った彼らが表彰台にのぼっていることだろう。名門Your Move Gamesの血脈を守り続ける彼らは、言わば古きよきアメリカ時代の体現者そのものなのだ。

Alex Shvartsmanは全世界のグランプリをサーキットして表彰台のあがり続けたことで一時代を築いた「ミスター・グランプリ」として知られており、MowshowitzとGaryはそれぞれ構築フォーマットのプロツアーでチャンピオンに輝いたことのある逸材だ。そんな、シングル・プレイヤーとしても侮ることの出来ない彼らは、「Illuminati」としてもチーム戦プロツアーの表彰台を踏みしめたことがある実力派だ。

Nova、左からNassif、Rood、Tsang

Nova (International)

A:Gabriel Tsang
B:David Rood
C:Gabriel Nassif

Kai Budde時代に幕を引かせた昨年度の年間最優秀プレイヤーである「イエロー・ハットマン」Gabriel Nassif(フランス)の選択は、カナダが誇る二人のリミテッダーと組むことだった。David Roodはチーム2020としてチーム・プロツアーに準優勝したことがあるプレイヤーで、「元祖ジャガーノート」ことGabriel Tsangはそれこそ10年選手という大ベテランだ。


Friday, March 11: 11:24 am - 国際的な強豪チームの紹介 Part 2

by Keita Mori

The Real Deal、左からZajdner、Cunningham、Paquette

The Real Deal (Canada)

A:Aeo Paquette
B:Jeff Cunningham
C:Mark Zajdner

「The Real Deal」はカナダの強豪トリオで、このチームでもっとも注目すべきはAeo Paquette(イーオ・パケット)だ。彼のプロプレイヤーとしてのキャリアは決して長くは無いのだが、なんと、プロツアー参戦回数2回にして、ベスト8進出回数も2回と言うモンスターぶりなのだ。もしも、このPaquetteのジンクスが続くなら…このチームはアトランタでも決勝ラウンドへと勝ちあがることになるだろう。そして、そのときそれはジンクスから神話になるのかもしれない。

The Gee Bees、左からSadeghpour、Jonsson、Rosholm

The Gee Bees (Sweden)

A:Anton Jonsson
B:Thomas Rosholm
C:Johan Sadeghpour

プロツアー名古屋参戦を見送ったNicolai Herzogから「世界最高のリミテッダー」という称号を奪い取ったAnton Jonssonのチームが「The Gee Bees」だ。かつてJonssonはそのHerzogらとチームを組んでいたのだが、それを解消し、地元の友人二人と組んでこのプロツアー・アトランタへとやってきたというわけ。結局、JonssonにかわるチームメイトのみつからなったNicolai Herzogはこのプロツアーも見送ることになってしまった。

ちなみに、Kai Budde(ドイツ)と分かれてNick West(イングランド)と組むことになっていた「旧・鳳凰財団」のDirk Baberowski(ドイツ)も土壇場まで三人目が見つからず、チームが決まらなかったそうだ。そのためプロツアーには参加できず、アトランタ旅行を純粋なバケーションにあてることになったとか。

Top Set、左からWilliams、Reeves、Maher

Top Set (USA)

A:David Williams
B:Robert Maher
C:Neil Reeves

アメリカを代表するギャンブラーたちが戻ってきた。昨年度のMagic Invitationalに優勝したRobert Maher(往年のBob Maher Jr.)を筆頭に、Neil ReevesDavid Williamsもプロツアー決勝日を経験している「強い時代のアメリカ」の体現者だ。ちなみに、Williamsはポーカーのワールドシリーズで準優勝して億万長者になったことでも知られており、まさにこのチームは「勝負師たち」といったたたずまいだ。


Friday, March 11: 2:08 am - Round 2 Feature Match

by Keita Mori

Snert (オランダ) vs. Top Set (アメリカ)

アメリカを代表する悪友ギャンブラートリオである「Top Set」とオランダの強豪がラインナップされた「Snert」の対決がフューチャーマッチに選ばれた。

Williams(Top Set/左側) vs. Frank Karsten(Snert)

「Snert」には国際的に名前が知られた二人のプレイヤーが参加していて、一人が先日のプロツアー名古屋でベスト8に入賞したばかりのFrank Karsten、もう一人が「Budde-Slayer」と呼ばれたBram Snepvangersだ。

Karstenは神河ブロックのすべてのカードを網羅したドラフト点数表を作り上げていることで知られており、神河謀叛に関しても深くまで研究してきている。一方のSnepvangersがこのようなニックネームで呼ばれるようになったのは、まさに全盛期を迎えていた頃のKai Buddeを決勝ラウンドのシングルエリミネーションで退けたという勝負強さゆえだ。

「Top Set」についてはつい先ほどの記事で紹介させていただいたので割愛。端的に言うとアメリカが誇るギャンブラーズといったところか。

 

Team Snert vs. Top Set
Player A Frank Karsten vs. David Williams
Player B Ruud Warmenhoven vs. Neil Reeves
Player C Bram Snepvangers vs. Robert Maher

Player C Match: Snepvangers(青赤) vs. Maher(青黒)

私がフューチャーマッチエリアに到着すると、ちょうど彼らは第1ゲームの序盤を終えたところであるようだった。

先攻プレイヤーである青黒のMaher(Top Set)が《鼠の浪人/Nezumi Ronin》一体でアタック宣言し、《空民の鏡守り/Soratami Mirror-Guard》と《刃鬣の獏/Blademane Baku》をコントロールしていたフルタップのSnepvangers(Snert)はこれを本体にスルー。

Robert Maher(Top Set/左側) vs. Bram Snepvangers(Snert)

すると、Maherはここで「忍術」能力を使用して《霧刃の忍び/Mistblade Shinobi》を登場させてダメージを与え、相手方に登場したばかりの《空民の鏡術士/Soratami Mirror-Mage》をバウンスした。さらに、Maherは戦闘終了前に《霧刃の忍び/Mistblade Shinobi》を黒い忍者である《骨奪い/Skullsnatcher》へと「忍術」で交換する。

そして、その戦闘の終了後にMaherは2マナで《鼠の殺し屋/Nezumi Cutthroat》を召喚したことで、つまりは「バウンス忍者と回避能力によって効果的に使用したい」という彼の意図がうかがえた。どうやら、青い飛行と黒い畏怖という二大回避能力をフューチャーした青黒忍者デッキというのがMaherのデッキコンセプトであるらしい。

しかし、実はMaherの見せ場はここまでで、青赤の強力な秘儀・連携デッキであるSnepvangersの制圧作戦がはじまってしまうことになる。

まずは《斉射の口切り/First Volley》に《氷河の光線/Glacial Ray》を連携。これで2/1の《鼠の殺し屋/Nezumi Cutthroat》と《骨奪い/Skullsnatcher》を綺麗に除去して、Snepvangersは《刃鬣の獏/Blademane Baku》でアタック宣言。Maherも除去されるのを覚悟して《鼠の浪人/Nezumi Ronin》を再展開すると、やはりこれが《霧中の到達/Reach Through Mists》に連携された《氷河の光線/Glacial Ray》でなぎ払われてしまう。それでは、と1/1《霧刃の忍び/Mistblade Shinobi》と3/2《悪逆な大峨/Villainous Ogre》を同時にMaherが召喚すると、Snepvangersは《未達の目/Eye of Nowhere》で《大峨》をバウンスしつつ《光線》連携で《忍び》を除去した。

そして、そんな中で連携ごとにカウンターを増やしていく《刃鬣の獏/Blademane Baku》は実質的な3点クロックとしてMaherの猶予時間を奪っていくのだ。

最後は、ブロッカーとしてMaherが召喚した《空民の鏡術士/Soratami Mirror-Mage》をSnepvangersが連携なしの《氷河の光線/Glacial Ray》でなぎ払ってのアタック宣言。そこへ本体に《山伏の炎/Yamabushi's Flame》の3点を加えて第1ゲームが幕となった。

Bram Snepvangers 1-0 Robert Maher

二戦目は後手Bram Snepvangers(Snert)がマリガンスタートであるだけに、Robert Maher(Top Set)としてはなんとか一矢報いたいところとなった。Maherは先手2ターン目に1/2飛行クリーチャーである《大水招き/Floodbringer》を召喚してゲームをスタート。対するSnepvangersも2ターン目に《刃鬣の獏/Blademane Baku》を展開した。

Maherは3ターン目に《浪人の戦棍/Ronin Warclub》を置きながら1点アタック。この+2/+1装備品には「いずれかのクリーチャーがあなたのコントロール下で場に出るたび、これをそのクリーチャーにつける」という機能がそなわっており、続くターンに召喚された《鼠の浪人/Nezumi Ronin》を一気に5/2クリーチャーとしてやる算段なのだ。だが、Snepvangersはデッキに2枚入っている《山伏の炎/Yamabushi's Flame》で悠々と《鼠の浪人》を除去。

それでも、Maherは5ターン目に召喚した《悪逆な大峨/Villainous Ogre》を5/3クリーチャーとすることに成功し、さらに《野太刀/No-Dachi》をプレイして《大水招き/Floodbringer》に装備させてのアタック宣言。攻勢に出ることが出来たのだった。

しかし、Snepvangersはここで狙い済ませた《怒りの狂乱/Blind with Anger》で3/2先制攻撃《大水招き/Floodbringer》のコントロールを奪って《浪人の戦棍》つき《悪逆な大峨》をブロック。先制攻撃によって《大峨》が葬られてしまった。

勢いをそがれてしまったMaherだが、戦闘後に2/1《骨奪い/Skullsnatcher》を召喚してなんとか陣容にアタッカーを追加した。ただ、Snepvangersがここで連携モードへと突入してしまうのだ。

まずは6ターン目に《深遠の覗き見/Peer Through Depths》連携《氷河の光線/Glacial Ray》で《大水招き/Floodbringer》を除去するSnepvangers。そうなると、生き残った《骨奪い/Skullsnatcher》へと必死に装備品を装着するMaherだが、無情にも2枚目の《山伏の炎/Yamabushi's Flame》の3点が突き刺さる。

それでも、今度は2/1《鼠の殺し屋/Nezumi Cutthroat》を召喚してなんとか次の一手を模索するMaher。しかし、そこへSnepvangersは《霧中の到達/Reach Through Mists》に《氷河の光線/Glacial Ray》を「2枚」連携。一枚が《鼠の殺し屋》を、もう一方はMaher本体を狙撃する。

「…オレのデッキにはタフネス3以上のクリーチャーなんていないも同然だよ」

青黒のMaherはここで投了となってしまった。

Bram Snepvangers 2-0 Robert Maher

時を同じくしてB卓でRuud Warmenhovenが勝利を飾ったため、第2回戦フューチャーマッチはオランダ軍の勝利。

Final Results: Snert 2-0 Top Set


Friday, March 11: 5:36 pm - Round 3 Feature Match - Shonichide Pon (日本) vs. :B (アメリカ)

by Keita Mori

アメリカを代表する若手トリオである「:B」と日本からやってきた「初日でポン」がマッチアップされた。

大礒 正嗣(初日でポン、左側) vs. Timothy Aten( コロン・ビー)

「:B」というのは実際のところ顔文字の類で、「コロン・ビー」と発音する。このチームは今シーズンのチームグランプリにも優勝していて、中でもGadiel Szleiferはプロツアー・コロンバスでも見事ベスト8に入賞しているという有望株だ。

対する「初日でポン」は、日本を代表するチーム。今年度開幕戦であったグランプリ大阪で優勝を飾った「P.S.2」森 勝洋森田 雅彦が、プロツアーのベスト8に4回勝ちあがっている大礒 正嗣を迎えて結成された。

大礒と森田はここ一ヶ月で開催された北米のグランプリ2大会に続けて遠征しており、二人とも決勝ラウンドに勝ちあがっているというパフォーマンスによって注目を集めている。しかも、大礒 正嗣にとってはグランプリ・ボストンでの優勝が念願の初タイトルとなったのだった。

Team Shonichide Pon vs. :B
Player A 大礒 正嗣 vs. Timothy Aten
Player B 森 勝洋 vs. Gadiel Szleifer
Player C 森田 雅彦 vs. John Pelcak

Player A Match: 大礒(赤緑) vs. Aten(白青)

Game 1

両軍のキャプテン対決ともいうべきマッチアップを見てみよう。

Atenはインターネットにおける戦略記事の執筆者としても評価されており、「:B」では年長者としてリーダーシップを発揮している存在だ。そして、大礒も実績面で二人のパートナーを引っ張っていると言って過言ではない。

この試合におけるキーポイントは大礒のデッキに投入されている「ピンガー」たちで、タフネス1~2前後のカードが多いAtenにはこれが実に効くのだ。そして、1ターン目に《ゴブリンの群勢/Goblin Cohort》召喚という立ち上がりを迎えた大礒は、3ターン目に《激憤の本殿/Honden of Infinite Rage》を、4ターン目には《霜投げ/Frostwielder》をプレイするという完璧な動きを見せた。

一方、《薄青幕の侍/Samurai of the Pale Curtain》と《川の水神/River Kaijin》を召喚してライフレースで少し先行していたAtenも、たまらずこの《霜投げ/Frostwielder》を《幻影の翼/Phantom Wings》によってバウンスしてみることになる。しかし、再召喚される《霜投げ/Frostwielder》をカウンターで狙い打つことも出来ず、Atenは2枚の「ピンガー」パーマネントによってがんじがらめにされてしまった。

結局、そのままコントロールを確立した大礒が《狩猟の神/Kami of the Hunt》や《生紡ぎ/Lifespinner》といったアタッカーを追加してゲームをすばやく終わらせた。

大礒 正嗣 1-0 Timothy Aten

Player B Match: 森(青黒) vs. Szleifer(緑黒)

一方その頃、大礒とほとんど同時に、森 勝洋Gadiel Szleiferとの緒戦を白星で飾ったところだった。回避能力を利用しての忍者系能力と航空戦力でのビートダウンという作戦が成功をおさめたのだ。

Game 2

そして、迎える2戦目でも森が優位を確保しながらゲームを進めることになった。先手Szleiferは《灰色肌のずべら/Ashen-Skin Zubera》こそ展開できたものの、土地が思うように伸びない展開となってしまったのだ。そのため、後手の森が3/3《竹沼の嫌われ者/Takenuma Bleeder》、3/1飛行の《空民の鏡守り/Soratami Mirror-Guard》、2/3飛行の《ゆらめく玻璃凧/Shimmering Glasskite》といった攻撃陣を先に並べられたのだ。

それでも、ここからSzleiferは《忌まわしい笑い/Hideous Laughter》からのアドバンテージによって巻き返そうと画策したのだが、森は-2/-2修正によってパワーの下げられてしまったアタッカーを「忍術」で《骨奪い/Skullsnatcher》にかえ、ダメージレースでの優位を活かす作戦に出た。

結局、《ゆらめく玻璃凧/Shimmering Glasskite》を除去できない緑黒デッキのGadiel Szleiferは森の航空爆撃に耐えられなかった。しかも、マナが思うようにのびなかったために、緑特有のサイズで対抗するという作戦もとれなかったのだ。

森 勝洋 2-0 Gadiel Szleifer

Player A Match: 大礒(赤緑) vs. Aten(白青)

鮮やかな二連勝で森がマッチに勝利した頃、森田 雅彦は1本リードした状態で2本目のゲームを行っており、一方の大礒 正嗣の方はAtenに1ゲーム取り返されて1-1というスコアになっていた。

森 勝洋(初日でポン、左側) vs. Gadiel Szleifer( コロン・ビー)

Game 3

3本目の試合で、大礒は力強く盤面を支配しにかかった。

《激憤の本殿/Honden of Infinite Rage》と《霜投げ/Frostwielder》というピンガー2本立てを用意して《狐の刃遣い/Kitsune Blademaster》や《狐の易者/Kitsune Diviner》を掃除した上で、5/4の《大峨の世捨て/Ogre Recluse》をすばやく展開できたのだ。

一方のAtenは《川の水神/River Kaijin》と《月明かりの徘徊者/Moonlit Strider》という1/4クリーチャー2本だてと、0/3の《消し去りの水神/Kaijin of the Vanishing Touch》が残されているのみ。なんとか《秘教の抑制/Mystic Restraints》で《霜投げ/Frostwielder》を沈黙させることには成功したものの、5/4クリーチャーへの解答見出せない状況だ。次のアップキープには《本殿》で殺されてしまうことを覚悟の上で1/1飛行の《空民の雲乗り/Soratami Cloudskater》をプレイし、能力を起動してライブラリーを少し掘り進んで見たりするものの、なかなか進展が無い。

そこへ、大礒は3/3《生紡ぎ/Lifespinner》、1/1《茨の子/Child of Thorns》、3/3《節くれ塊/Gnarled Mass》、2/2《刻みを継ぐもの/Burr Grafter》といったクリーチャーたちを次々に展開し、圧倒的な戦力差をつきつけてAtenを投了に追い込んだのだった。

大礒 正嗣 2-1 Timothy Aten

Final Results: Shonichide Pon 2-0 :B


Friday, March 11: 8:08 pm - Topics from Round 5

by Keita Mori

N.A.I.

取材間隔がここ数ラウンドあいてしまったことをお詫びさせていただきたい。

実は、参加が予定されていた日本人ジャッジのうちの一人が急な都合でイベントに来場できなくなってしまったために、(一応)レベル1ジャッジでもある筆者がルール裁定などに関する通訳を手伝っていたのだ。

N.A.I vs. Fireball.Pros

Team Fireball.Pros vs. N.A.I
Player A 岡本 尋 vs. 有田 隆一
Player B 石田 格 vs. 射場本 正巳
Player C 池田 剛 vs. 中村 修平

さて、この第5ラウンドでもっとも印象的だったマッチアップは、崖っぷちの2勝2敗ラインで日本を代表する強豪チーム同士が潰しあいを強いられてしまったことだ。どうせなら、決勝進出を視野にいれた辺りで見てみたかったカードだが……あたってしまったものは仕方ない。

ここでは、まず石田 格射場本 正巳を鮮やかな《影の舞い/Dance of Shadows》からの突撃でくだし、その隣では有田 隆一岡本 尋とのタイトなダメージレースを2勝1敗というスコアで競り勝った。かくて、池田 剛中村 修平のマッチの行方が彼らの運命の行方を決定付けることになったのだ。

しかし、ここで残酷にも池田の土地がピタリと2枚でとまってしまい、中村は対照的なほどのデッキのまわりを見せ付け、プロツアー・シアトル準優勝チームを介錯することになった。

N.A.I 2-1 Fireball.Pros


Friday, March 11: 9:28 pm - Round 6 Feature Match

by Keita Mori

Kai Buddeの率いる新たなチームであるwww.cardshark.comは、5回戦を終えて3勝2敗というポジションである。そう、ここで負けてしまうと予選落ちという、必勝の初日最終ラウンドを迎えたということなのだ。

www.cardshark.com vs. Albuquerque Isotopes

Team www.cardshark.com vs. Albuque Istopes
Player A Mattias Jorstedt vs. Kevin Pettinger
Player B Kai Budde vs. Mike Thompson
Player C Bernardo Da Costa Cabral vs. Matt Goldman

Player B Match: Kai Budde(赤緑) vs. Mike Thompson(白青)

Game 1

ちょっとした通訳を終えた私がフューチャーマッチエリアに到着すると、盤面は中盤から終盤といった様相だった。

Mike Thompson, left, and Kai Budde each faced elimination.

具体的には、青白のMike Thomsonが3/3飛行の《伝承の語り部/Teller of Tales》をコントロールしていて、これがタップ状態。対して、1/1《茨の子/Child of Thorns》と2/1《大蛇の守護神/Patron of the Orochi》をコントロールしているBuddeが考え込んでいる。

結局、ここでBuddeは2/1《野伏》だけでアタック宣言し、Thompsonは秘儀呪文である《祝福の息吹/Blessed Breath》を使用して《語り部》をプロテクション緑にしてアンタップ。ここで《語り部》のブロック宣言によって、2/1の《野伏》はなすすべもなく一方的に倒されてしまったのだった。

そして、返すターンにThompsonはライブラリーから《黄昏の守護者、秘加理/Hikari, Twilight Guardian》をトップデッキ。Buddeの陣容には1/1クリーチャーが1体しか生き残っていなかったために《伝承の語り部/Teller of Tales》が攻撃を開始し、次のターンには《黄昏の守護者、秘加理/Hikari, Twilight Guardian》も戦陣に名を連ねた。

しかし、「もう勝ったようなもんだな」という表情だったThomsonは数秒後に真っ青になってしまった。Kai Buddeが《茨の子/Child of Thorns》をレッドゾーンに送り込み、おもむろに《杉の力/Strength of Cedars》を詠唱したからだ。

Kai Budde 1-0 Mike Thompson

Game 2

緒戦では鮮やかなるフィニッシュブローを決めたBuddeだったが、2戦目ではThompsonの果敢なる抵抗に辟易させられてしまうことになる。具体的には、

Kai's steely eyes lock on his opponent. T2:《空民の雲乗り/Soratami Cloudskater
T3:《蝋鬣の獏/Waxmane Baku
T4:《秘教の抑制/Mystic Restraints》をBuddeの《節くれ塊/Gnarled Mass》に
T5:《黄昏の守護者、秘加理/Hikari, Twilight Guardian
T6:《蝋鬣の獏/Waxmane Baku》2体目

という恐ろしいほどの展開だ。

そんなわけで、あまりにも鮮やかなマナカーブを描くThompsonの手札とドローを前に、Buddeはマッチカウントをタイに戻されてしまうのだった。

Mike Thompson 1-1 Kai Budde

Game 3

なんとしても二日目に残って、そのロチェスター技術で活路を開きたいBuddeたちだから、ここが剣が峰の戦いだ。しかし、最初にクリーチャーを召喚できたのは後手Thompsonで、それは2ターン目の《浮き夢のずべら/Floating-Dream Zubera》だった。

それでもBuddeは3ターン目と4ターン目に3/3の《節くれ塊/Gnarled Mass》を連続召喚し、そのうち1匹が《秘教の抑制/Mystic Restraints》で封じられてしまったものの、さらに《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》と《壌土に住むもの/Loam Dweller》を戦線に追加してプレッシャーをかけ続けた。

ただ、そんなBuddeの奮闘をよそに、Mike Thompsonは攻防一体の優良クリーチャーたちを次々と展開しはじめる。

5ターン目に白マナをたてて《義理に縛られし者、長雄/Nagao, Bound by Honor》を。6ターン目にも同じ要領で《黄昏の守護者、秘加理/Hikari, Twilight Guardian》を。7ターン目にも《無垢の神/Innocence Kami》を。さらに、8ターン目にも《蝋鬣の獏/Waxmane Baku》を召喚してきたのだ。

Thompson could only smile at the thought of his deck. そして、残念ながら、Buddeはここで第1ゲームでの《杉の力/Strength of Cedars》のような会心のドローには恵まれなかった。Buddeは《苔の神/Moss Kami》を追加してから全軍突撃を試みたのだが、そこでは無情にもThompsonに《祝福の息吹/Blessed Breath》が使われてしまったのだ。

それにしても、《義理に縛られし者、長雄》に《黄昏の守護者、秘加理》に《伝承の語り部》。Thompsonのデッキは実に強力なカードが満載されたデッキだったと言ってよいだろう。

Mike Thompson 2-1

Albuquerque Isotopes 2-1 www.cardshark.com

これもシールド・フォーマットならではということかもしれないが、ともあれKai Buddeと仲間たちはチーム・ロチェスターに挑戦する前に力尽きてしまった。

…本当に、不死鳥の時代は終わってしまったのだ。

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