Draft Report: 日本代表 vs. アメリカ代表

Posted in Event Coverage on December 4, 2005

By Itaru Ishida

日本代表、(左から)志村、諸藤、大礒

→決勝ロチェスター、ドラフトピック
→決勝ロチェスター、ドラフトデッキ
→決勝ロチェスター、ドラフト使用パック内容

例年ならチームプロツアーを経て何かしらの定石が出来上がっているのが、この世界選手権でのチーム戦の常なのだが、今年はチームプロツアーの時期が年度の初めに移ったため、ラヴニカを使ったチームロチェスターは完全に手探りのレギュレーションとなってしまった。

そんな中チーム内で使用するギルドを固定するという戦術で見事に勝ち上がってきたのが、日本とアメリカだ。

かくして決勝のドラフトは通常のチームロチェスターで見られるような激しいヘイトドラフトではなく、最小限のカットで自分のデッキを強化するという静かな戦いとなった。

■日本チーム

今年度の日本チャンピオンである諸藤にボロス、世界の大礒にディミーア、やる気のイデアこと志村にゴルガリ+セレズニアというシフトで望んだ日本チームは徹底した自己強化の末に三人ともかなりまとまったデッキを構築する事ができた。

・諸藤:ボロス(赤白)

《炎まといの天使/Firemane Angel》をはじめ、三枚の《ヴィーアシーノの牙尾/Viashino Fangtail》と二枚の《信仰の足枷/Faith's Fetters》を有する諸藤は日本チーム最強のデッキを作り上げている。

対戦相手のアントニーノも同じボロスカラーとあって、《ゴブリンの洞窟探検家/Goblin Spelunkers》が二枚投入されているあたりも頼もしい所だ。


Takuma Morofuji

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・大礒:ディミーア(青黒)

諸藤のような強力なカードはないが大礒も二枚の《鐘塔のスフィンクス/Belltower Sphinx》に《ヴィダルケンの幻惑者/Vedalken Entrancer》や《ディミーアの脳外科医、シアクー/Circu, Dimir Lobotomist》といった優秀なライブラリー破壊要素を含む質実剛健なディミーアデッキを構築している。

《ウルサパイン/Ursapine》や《戦利品狩り/Trophy Hunter》と言った苦手カードを有するリーブスには若干厳しいと語る大礒だが、そこは二枚の《最後の喘ぎ/Last Gasp》で何とかするほかないだろう。

もし大礒がリーブスに勝利出来ればその瞬間が日本チームにとって歴史的な瞬間になるかもしれない。

Masashi Oiso

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Neil Reeves

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・志村:セレズニア(緑白)+ゴルガリ(緑黒)

セレズニア+ゴルガリと言えば、通常なら重戦車のようなクリーチャーが主力となるカラーのはずなのだが、志村曰く「ディミーアに重さは命取り」と言うことらしい。

2マナ域の優秀なクリーチャーを優先的にピックした志村のデッキは通常のセレズニア+ゴルガリのような重戦車デッキではなく、流れるようなビートダウンデッキのような様相を呈している。

対戦相手のソーンが若干重めのディミーアになっているため、この戦略は非常に効果的に働く事だろう。

Ichiro Shimura

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志村と諸藤の勝利。これが私による日本チームの予想だが、勝負は時の運という言葉もある。

はたして日本チームは悲願達成となるのだろうか?

アメリカ代表、(左から)ソンヌ、デローサ、リーヴズ

■アメリカチーム

毎年必ずと言っていいほどの活躍を見せるアメリカチームだが、今年は戦前から本命筆頭と名高い布陣のチームとなった。

ここ最近破竹の勢いを見せるアントニーノ・デ・ロサをチャンピオンに、ドラフトマスターのネイル・リーブスと初のレガシー環境のGPを優勝したアメリカの強豪ジョナサン・ソンヌ。

まさにオールスターズと言った感じのアメリカチームだが、果たして優勝の栄誉に輝くことは出来るのだろうか?

・アントニーノ:ボロス(赤白)

日本チームと同じく2番の位置をボロスに定めたアメリカチームだが、パックの出方は残酷なもので結局アントニオは緑のカードを多少含むボロス+セレズニアという形になってしまった。

しかし、それでも《感電の弧炎/Galvanic Arc》二枚に《稲妻のらせん/Lightning Helix》と十分な火力を有しているため、なすすべもなく負けると言うことはないだろう。
セレズニアの重量クリーチャーまで戦線を繋ぐ事が出来ればアントニオにも勝機はあるかもしれない。

Antionino De Rosa

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・リーブス:セレズニア(緑白)+ゴルガリ(緑黒)

大礒の部分でも述べたとおり、リーブスには大礒にとって致命傷となりうる《ウルサパイン/Ursapine》と《戦利品狩り/Trophy Hunter》が入っている。

それに加えて各種優秀な除去をそろえることが出来たリーブスのデッキはアメリカチームにとっては是非とも勝ち星に数えておきたいところだ。

Neil Reeves

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・ソンヌ:ディミーア(青黒)

堅実にディミーアをドラフトしたものの、ソーンのデッキはかなりパワーの低いところに落ち着いてしまった。

それもそのはずで、ヘッドに大礒のディミーアが存在するため優秀なカードの大半を大礒に食い取られてしまっているからだ。

しかも志村のデッキはギルドに色に合わない速攻デッキとなっている。

正直厳しいマッチと言わざるを得ないのがこの勝負だろう。


Jonathan Sonne

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・・・とまあ、筆者の予想では日本チーム勝利となるわけだが果たして勝負はどちらに転ぶのだろうか?

この世紀の決戦の行方は是非自分の目で確かめてほしい!

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