Final Draft Analysis:Mattias Jorstedt

Posted in Event Coverage on May 11, 2003

By 長岡崇之

 今シーズン3回目の決勝進出で、今回はスイスドロー1位で突破と乗りに乗っている Jorstedt Mattias。今回こそ優勝することができるのだろうか。

◆1パック目

1.《火花鍛冶/Sparksmith

 他の主なカード《魂を見つめるエイヴン/Aven Soulgazer》《戦慄の葬送歌/Dirge of Dread
 
 注目の初手だが《火花鍛冶》が登場し悩む必要もなく、いちおう他のカードにも目を通すがもちろん《火花鍛冶》を取る。

2.《ショック/Shock
 
 他の主なカード《臓物にかぶりつく者/Entrails Feaster》《毒吐きゴルナ/Spitting Gourna

 まあ文句のないところである。この環境では除去は貴重である。

3.《死の脈動/Death Pulse

 他の主なカード《急降下爆撃兵/Dive Bomber》《虫つぶし/Swat》《エルフの戦士/Elvish Warrior

 ここが Mattias のドラフト方針を決めるピックとなる。 Mattias は上は黒ではないと判断し、ここから赤黒一直線で進むことになる。

4.《憑依された死者/Haunted Cadaver

 他の主なカード《上昇するエイヴン/Ascending Aven》《骨を組む者/Boneknitter

5.《アヌーリッドの濁り水潜り/Anurid Murkdiver

 他の主なカード《ワイアウッドのエルフ/Wirewood Elf

6.《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder

 他の主なカード《草原の十字軍/Grassland Crusader

7.《憑依された死者/Haunted Cadaver

 他の主なカード《アフェット式底ざらい/Aphetto Dredging》《とどろく蹄音/Thunder of Hooves

8.《アヌーリッドの濁り水潜り/Anurid Murkdiver

9.《憤怒の冠/Crown of Fury

10.《針刺の殴り獣/Spined Basher

11.《不敬の祈り/Profane Prayers

12.《無頓着の波/Wave of Indifference

 エンドカードがここで取れるのはいい感じ。
 

 Mattias は赤黒一直線で進んでいく。一つ上の Jose Barbero は《燻し/Smother》スタートの青黒、下の Ben Seck は流した《魂を見つめるエイヴン》《虫つぶし》などを取り白黒と黒ははさまれる形となる。

◆2パック目

1.《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder

 他の主なカード《原初の支援/Primal Boost》《疾風衣の侵略者/Gustcloak Harrier》《ただれたゴブリン/Festering Goblin

 クリーチャー戦闘を有利にする《ゴブリンのそり乗り》は赤黒には必須といえるパーツであり2枚目でもそう悪いカードではないとはいえ初手としてはちょっとさびしいところか。

2.《ショック/Shock

 他の主なカード《思考繋ぎのプライモック/Thoughtbound Primoc
これで2枚目、テンポが命の赤黒でこのカードは非常に重要な1枚。

3.《間に合わせの鎧/Improvised Armor

 他の主なカード《雄鹿クワガタ/Stag Beetle》《うつろう爆発/Erratic Explosion》《平和な心/Pacifism

 このピックには少し驚かされた。《うつろう爆発》ではなく《間に合わせの鎧》をピック、これはあきらかにカットである。その理由は《間に合わせの鎧》を張られると赤黒は完封されてしまうのと《うつろう爆発》は赤黒だと1マナが多いため外れる可能性もあるからだろう。《うつろう爆発》を撃つと《ショック》がめくれたのでは泣けるに泣けない。

4.《思考繋ぎのプライモック/Thoughtbound Primoc

 他の主なカード《スカークの猛士/Skirk Commando
 
5.《邪悪な岩屋/Unholy Grotto

 他の主なカード《エルフの戦士/Elvish Warrior》《ゴブリンのそり乗り》

 ここでは《邪悪な岩屋》を取っている。このカードはレギオンのおかげで点数が急上昇した1枚である。《皮を剥ぐ者/Skinthinner》や《煙吐く発動者/Smokespew Invoker》がレギオンで取れるであろうとの予想からのピックである。

6.《プラズマの連鎖/Chain of Plasma

 他の主なカード《ダールの槍騎兵/Daru Lancer

ここで《プラズマの連鎖》はかなりおいしい。

7.《ゴブリンの監督官/Goblin Taskmaster

 他の主なカード《卑劣なアヌーリッド/Wretched Anurid

8.《卑劣なアヌーリッド/Wretched Anurid

9.《ただれたゴブリン/Festering Goblin

《ゴブリンの監督官》《卑劣なアヌーリッド》《ただれたゴブリン》といずれも赤黒の欲しいパーツである。これだけ遅い順目でとれるとは Mattias に流れがきているのではなかろうか。
 

10.《憑依された死者/Haunted Cadaver

11.《山麓の案内人/Foothill Guide

12.《畏敬の冠/Crown of Awe

 2パック目が終わった時点で Mattias のデッキはかなり強力になっている。赤黒は1マナ、2マナが最重要なので《ショック》2枚
《火花鍛冶》を含み9枚ほどデッキに入るカードがある Mattias のデッキはかなり強力なものになりそうではある。

◆3パック目

1.《ゴブリンの働き者/Goblin Dynamo

 他の主なカード《ゴブリンの乱伐者/Goblin Clearcutter》《墓所スリヴァー/Crypt Sliver》《ゴブリンの裏切り者/Goblin Turncoat

  Mattias は《無頓着の波》は持っているがエンドカードはある程度あるほうがよいし、この中では一番強力といえよう。

2.《泥岩皮の根こそぎ獣/Shaleskin Plower

 他の主なカード《森林守りのエルフ/Timberwatch Elf》《エイヴンの救い手/Aven Redeemer》《クローサのむさぼり獣/Krosan Vorine

 色が違う強力カードが多数でてくるが、 Mattias ここは自分のデッキを強化させるのを優先。

3.《冠毛の岩角獣/Crested Craghorn

 いちおう除去他に候補もなく。

4.《不快な助祭/Vile Deacon

 他の主なカード《クローサのむさぼり獣/Krosan Vorine》《炎波の発動者/Flamewave Invoker》《暴れまわるマーロドント/Berserk Murlodont

 赤黒は攻撃して押し切ることを想定しているので、攻撃時には最低3/3にはなるこのカードは悪くはないのでここまで1体もクレリックはいないがピックしている。

5.《不快な助祭/Vile Deacon

 他の主なカード《クローサのむさぼり獣/Krosan Vorine》《エイヴンの救い手/Aven Redeemer》《エイヴンの戦鷹/Aven Warhawk

 このあたりから不穏な空気、黒の強力カードはまったく流れてこない。せっかく取っていた《邪悪な岩屋/Unholy Grotto》もおそらく入らないであろう。

6.《スカークの教練教官/Skirk Drill Sergeant

7.《泥岩皮の根こそぎ獣/Shaleskin Plower

8.《ゴブリンの闘士/Goblin Grappler

9.《刀刃スリヴァー/Blade Sliver

 逆に赤いカードは取れる。どれも軽いので赤黒にとってはなかなかのカードたちである。

10.《護法スリヴァー/Ward Sliver

11.《闇の嘆願者/Dark Supplicant

12.《暴れまわるマーロドント/Berserk Murlodont

 決してここまで回ってくるようなカードではなく卓に緑が少なかったことを意味している。いまさら少ないことがわかってもしょうがないのではあるが... 

 上の Jose Barbero が青黒だったためレギオンで爆発することはできなかった Mattias ではあるが1マナ2マナが多く勝てる赤黒には仕上がっている。

 このデックに Mattias の腕があればいいところまでいけるのではないだろうか。

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