Gateway ラウンド 2: 石田格 vs. John Ormerod

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By 森慶太

 言うなれば日英デッキビルダー対決。

 Finals2001を制し、まさしく「昇り龍」の勢いの石田格。Finals では親の仇のようにメタった「青黒(サイドUpheaval)」に搭乗し、2 大会連続での Gateway 突破という大偉業に挑戦することとなった。「ブリザード」と名づけられたこのデッキ、はたして「般若の面」に続いてくれるのだろうか?

 対するは Hampton Court Palace が誇る英国産スーパーデッキビルダー、John Ormerod 。彼は「今朝作ったんだけどね」という《総体の知識/Holistic Wisdom》デッキで参戦している。

「実は、勝つため...というよりはテストしてみたかったんだよね」

Game 1

 石田、痛恨のダブルマリガン。
その上で5 枚ノーランドのハンドをキープせざるをえない悲惨なスタートで、2ターン目までセットランドさえ出来ない有様だった。...絶望感ただよう発進だ。

対する Ormerod は順調にマナを並べ、、《嘘か真か/Fact or Fiction》を連発。しかし、石田はこれを《魔力の乱れ/Force Spike》と《蝕み/Undermine》でカウンターし、アドバンテージをこれ以上広げることを許さない。John Ormerod はここでさらなるプレッシャーをかけたいところだったが、ハンドをのぞくと《総体の知識/Holistic Wisdom》のみ...

 続く Ormerod の《総体の知識/Holistic Wisdom》を「八王子デッキに学んだ」という《記憶の欠落/Memory Lapse》⇒《予報/Predict》コンボで交わし、なんとか総崩れにはならないようにつとめた石田、ついに待望の 3 マナ目にも到達。Ormerod もここでトップデッキした 2 枚目の《 Holistic Wisdom / 総体の知識 》をキャストしたのだが、ここで石田は《サイカトグ/Psychatog》を召喚して応戦する。...これをカウンターできなかった Ormerod の表情が一転して険しくなったのが印象的だ。

 ここからOrmerod は《予言の稲妻/Prophetic Bolt》連発での除去を試みたのだったが、これはもちろん《サイカトグ/Psychatog》ならではのパンプアップで交わされてしまい、なんとダブルマリガンノーランドスタートの石田がダメージレースで先行することとなる。続く《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu》も、もちろんこの変幻自在のファッティをストップすることはかなわない。

...あがく Ormerod という開幕数ターンからは考えられない展開となり、そこに石田は《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator》までを加えたのだった。これは即座に除去されてしまったのだが、《サイカトグ/Psychatog》というエイトグらしからぬエイトグが薄ら笑いを浮かべつつ居座ったままである。
 
 石田はこのデッキにおける《嘘か真か/Fact or Fiction》が実質的に《サイカトグ/Psychatog》にとっては《樫の力/Might of Oaks》のような効果を発揮するのだ、ということを Ormerod に見せつけた。見る見るうちにライフを削り落とされていく Ormerod。

 詳細はデッキリストを参照していただければ簡単な話なのだが、《神秘の蛇/Mystic Snake》や《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu》、《予言の稲妻/Prophetic Bolt》、《ウルザの激怒/Urza's Rage》、《嘘か真か/Fact or Fiction》といったアドバンテージスペルを《総体の知識/Holistic Wisdom》で循環させるというデッキであるようで、日本国内では林智加良がデザインしたバージョンをご存知の方もいるかもしれない。

 《霊気の噴出/AEther Burst》という Ormerod の緊急回避策も《対抗呪文/Counterspell》して見せた石田は、ついにこのエイトグ一匹だけで一本目をもぎ取って見せた。...そう、我々は鮮やかなる逆転劇を見せつけられたのだった。

石田 1-0

Game 2

 サイドインした《疾風のマングース/Blurred Mongoose》連打からダメージレースで先行する Ormerod。しかし、石田も 4 ターン目に《サイカトグ/Psychatog》で応戦し、Ormerod の《反論/Gainsay》も《魔力の乱れ/Force Spike》して、これを通すことに成功したのだった。そう、《サイカトグ/Psychatog》を通すところから石田のゲームのすべてがはじまるわけなのだ。今回もOrmerod は苦笑いを浮かべながら《総体の知識/Holistic Wisdom》をキャストするしかない。

 さらに石田は《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator》を連続召喚するが、これは Ormerod のデッキ構成上、《ウルザの激怒/Urza's Rage》のリサイクルによって双方とも即座に除去されてしまったのだった。石田にとってこのプレイは予定調和の範疇だろう。

 結局、やはり石田が着々と状況をコントロールしつつ、ついにはビートダウンを開始するに到るわけだった。万能ブロッカーである《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》を召喚して万全の状況とし、あとはエイトグで確実に時計の針を進めていくのみだ...。

死期を悟ったOrmerod は左手でボサボサの頭髪を掻きながら、子供のような笑顔を浮かべながら右手を差し出してきた。そう、ノーサイドの握手を求めてきたのだった。

「Finals のデッキじゃないんだね。まいったまいった。しかし、...やっぱファンデッキなのかな、コレ。何でも出来るけど何も出来ないなあ、やっぱり。」
-John Ormerod

Finals Result:石田格 2-0 John Ormerod

 ...至極個人的な感想で申し訳ないが、どうにもOrmerod と林智加良が重なって見えてきた。印象でしかないが、個人的にはなんとなく Ormerod のキャラクターが掴めたような気がする。

Blizzard by Itaru Ishida

Download Arena Decklist
Other (2)
2 Darkwater Catacomb
60 Cards

WHATEVER by John Ormerod

Download Arena Decklist
Creature (7)
4 Mystic Snake 3 Flametongue Kavu
Sorcery (3)
3 Call of the Herd
Other (11)
2 Hollistic Wisdom 4 Aether Burst 4 Fire/Ice 1 Cephalid Colosseum
57 Cards
Sideboard (15)
1 Flametongue Kavu 3 Blurred Mongoose 3 Pyroclsm 2 Disrupt 3 Jungle Barrier 3 Gainsay

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