Grand-Prix Kobe: Day 1 Archive

Posted in Event Coverage on April 18, 2009

By Wizards of the Coast

EVENT COVERAGE

  • by Daisuke Kawasaki
    Round 8
    彌永 淳也(東京) vs. 大塚 高太郎(神奈川)

  • by Keita Mori / Daisuke Kawasaki
    Saturday, 8:32 p.m.
    Ask Pros - あなたの初めてのプロツアーの思い出は?

  • by Tomohiro Kaji
    Round 7
    的場 宗(東京) vs.中村 修平(大阪)

  • by Daisuke Kawasaki
    Round 7
    大塚 高太郎(神奈川) vs. 中野 圭貴(大阪)

  • by Naoaki Umesaki
    Round 6
    森田 雅彦(大阪) vs. 藤田 剛史(大阪)

  • by Keita Mori / Daisuke Kawasaki
    Saturday, 7:39 p.m.
    Ask Pros - もしも今日、グランプリ神戸のフォーマットがスタンダードに変更されたとしたら、どんなデッキで出場したでしょうか?

  • by Daisuke Kawasaki
    Round 5
    棚橋 雅康(新潟) vs. 秋山 貴志(千葉)

  • by Daisuke Kawasaki
    Round 4
    渡辺 雄也(神奈川)) vs. 三田村 和弥(千葉)

  • by Daisuke Kawasaki
    Round 4
    古川 一哉(徳島) vs. 山本 明聖(和歌山)

  • by Keita Mori
    Photo Essay

  • by Tomohiro Kaji
    Round 3
    森 勝洋(大阪) vs. 中村 俊紀(京都)

  • by Naoaki Umesaki
    Round 3
    谷口 雄亮(大阪) vs. 市川 典和(愛知)

  • by Keita Mori / Daisuke Kawasaki
    Saturday, 11:11 a.m.
    Ask Pros - あなたにとってのプレミアイベントの魅力はなんですか?

  • by Daisuke Kawasaki
    Saturday, 10:20 a.m.
    Preview Article: 6枚のデッキリスト

  • by Naoaki Umesaki
    Saturday, 9:00 a.m
    Last Chance GPT Winning Decks

  • by Keita Mori / Daisuke Kawasaki
    Saturday, 8:45 am
    Ask Pros -今回、このデッキは自分では使わないと思ったデッキと、使う使わないに限らず意識したデッキを教えてください。

  • by Event Coverage Staff
    Info: Fact Sheet

Saturday, 8:45 am – Ask Pros -今回、このデッキは自分では使わないと思ったデッキと、使う使わないに限らず意識したデッキを教えてください。

by Keita Mori / Daisuke Kawasaki

八十岡 翔太(東京)
Zooは使わないね。...そろそろ落ち目になるんじゃないかな。デザイア(TEPS)も使わないね、キライだから。
自分で使う使わない関係ないなら、エルフが一番強いと思うよ。でも、エルフも使わないよね。エルフが強いって思うんだから、エルフに勝てるデッキを使うべきだよ。

市川 典和(愛知)
自分が絶対使わないデッキは、親和エルフ(エルフボール)ですね。アレはとにかくすごい練習が必要なデッキなので。ただ、練習詰んだエルフは間違いなく最強ですね。
ナヤZooは簡単ですし、ブン回れば勝てるんですけど、練習詰んだエルフはブン回りのパターンが多いのでその分強いと思いますよ。
自分ですか?親和は親和でも、アフィニティですよ。パーツが足りなかったのと練習が足りなかったので。こっちの親和なら昔使っていた蓄積もありますしね。

三原 槙仁(千葉)
エクステンデッドというレギュレーションへの導入としてはZooは優れていると思いますよ。スタンダードの知識が流用できますし。でも、自分はビートダウンが好きではないので使いませんね。これは完全に趣味です。
一番いいデッキは、やっぱりエルフですね。ただ一番強いですけど、一番難しいデッキなのはたしかです。だから、環境を支配するってほどには存在しないでしょうね。いや、自分はずっと使い続けているんでいけますよ!決勝で浅原(晃)さんと最強エルフ使いを決める戦いをしてみせますよ!

齋藤 友晴(東京)
サイクリングは使いませんね!4日間サイクリングの調整に費やした結果、優勝への期待値が、引き分けが多くなる分足りないって判断しました。
使うか使わないかを関係なくいうのならば、エルフが今回は一番安定だと思いますよ。ただ、まわすのになれていないといけないので、そこは注意が必要ですね。Zooは負け組、とまではいわなくとも厳しいとは思います。でも、優勝への期待値が一番高いので、優勝狙って使いますけどね!


Saturday, 9:00 a.m. – Last Chance GPT Winning Decks

by Naoaki Umesaki

The Stretcherator

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Rock

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Ranger Zoo

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MartyrPost

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Ranger Zoo

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Next Level Blue

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Swans

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TEPS

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Next Level Blue

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Saturday, 10:20 a.m. – Preview Article: 6枚のデッキリスト

by Daisuke Kawasaki

■エクステンデッド4強時代?

約8ヶ月という、人生を過ごす上では短くはないものの、グランプリのローテーションとしては比較的短い期間をおいて、この伝説の地神戸へとグランプリが帰ってきた。

黒田 正城(大阪)の日本人初プロツアー優勝や、高橋 優太(東京)の日本人初国内GP連覇とはじめ、様々な伝説を残してきた日本トーナメントマジックシーンを語る上では欠かせないこの神戸という土地。

2008年のグランプリ神戸で優勝した高橋優太

前述2大会や、古きは石田 格(東京)悲願の初戴冠の2001年のように、ブロック構築のプレミアイベントが行われる地としても知られる神戸ではあるが、今年のグランプリで採用されたフォーマットはエクステンデッド。

最小から最大へ。レガシーを除けば、プレミアイベント最大のカードプールを誇るこの構築フォーマット。早くも数々のデックビルダーのタキシードによる舞踏会への期待に無がふくらむ。

と、ここであるプレイヤーから、そんな筆者の幻想を打ち砕くかのような言葉が。

「いや、今のエクステンデッド、実質、2強状態ですから」

なんと、現在のエクステンデッドのメタゲームはそこまで固まってしまっているのか。

それがいけないこととはいわないが、しかし、様々なアーキタイプによる乱舞・勝舞を楽しみにしていた筆者としてはいささか寂しい事実ではある。

だが、呼応するかのように、別の言葉が続々と。

「いやいや、3強だし。エクテン三銃士だし」

「そんなことないでしょ、4強でしょ」

結局、みんな○強っていいたいだけと違うの?

このままでは埒があかない。少なくともその4強と呼ばれているアーキタイプについて少し検討してみることで、実際のところ何強なのか検討してみなければ気が済まない。

ここで、この筆者の「ぶっちゃけエクテン何強なのよ?」という記事をもって、グランプリ神戸のプレビュー記事とさせていただこうと思う。

現行エクステンデッドという環境への理解の、そしてグランプリ神戸というイベントを楽しむたすけとなれれば幸いである。

■元環境王者:エルフボール

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Glimpse of Nature

昨年10月に、大型エキスパンション「アラーラの断片」が発売されたことで、過去屈指の大規模なローテーションがおこなわれたエクステンデッド。

先ほどから言っている「現行エクステンデッド」というのも、このローテーション後のエクステンデッドの事を指している。

それまでエクステンデッドの環境を支えてきた様々なカードが、ローテーションによって使用できなくなった事で、環境は激変したのだった。

そして、環境激変直後におこなわれたプロツアーベルリン。

環境変化直後にふさわしい、といってはなんだが、この大会のトップ8は非常に印象的なものとなった。

なんと、トップ8のうち、6人までもが同じアーキタイプを使用していたのだ。

それが、Elves!、もしくはエルフボールと呼ばれるアーキタイプである。

当時のスタンダードですでに知られたアーキタイプであった《遺産のドルイド/Heritage Druid》による爆発的な展開力がうりもののデッキ、通称「親和エルフ」。もともと部族エキスパンションであったオンスロートと、ローウィンの化学変化によって、このアーキタイプが進化するであろうという期待はあった。

だが、予想外の角度からの刺客、そこに、神河ブロックの「ポテンシャルだけが期待されているレア」であった《垣間見る自然/Glimpse of Nature》、クリーチャーがすべてキャントリップとなるこのカードが加わることで、爆発的な展開力所ではない、超爆発的な展開力をもった異常なデッキが完成したのである。

トップ8に6人という圧倒する量的アドバンテージを背景にそのままプロツアーベルリンを制し、LSVことルイス・スコット=ヴァルガス(アメリカ)のアメリカ新時代宣言の礎となったこのアーキタイプ。

その後の世界選手権でも、多くのデッキに徹底的にメタられたことにより、圧倒的な支配とまではいかなかったものの、浅原 晃(神奈川)の2回目の世界選手権トップ8入賞を助けたりと、その存在感を示し続けている。

「メタれば勝てないデッキではない」ということは、裏返せば「メタらなければ勝てない」ということである。最近のグランプリで言えば、シンガポールで大塚 高太郎(神奈川)が惜しくも9位であったりと、めだった成績を残せていないが、だが、だからこそ今がエルフの再興の最高のタイミングなのかもしれない。

また、一口にエルフボールと言っても、《ワイアウッドの養虫人/Wirewood Hivemaster》による大量の虫トークンでの蹂躙や、《召喚の調べ/Chord of Calling》による巨大《大食のドラゴン/Voracious Dragon》での一撃はもちろん、大量マナからの《鏡の精体/Mirror Entity》による強襲や、はたまた大量のストームからの《思考停止/Brain Freeze》と勝ちパターンの豊富さもその魅力。

この「エルフ」ならば、終わったデックなどと、だれにも言わせない。

■新環境王者:Zoo

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グランプリシンガポール2009王者、斎藤友晴

環境のスタート地点、としてまずはエルフボールを紹介したが、しかし、現在、むしろ環境のスタート地点と呼ばれるにふさわしいアーキタイプは、このナヤZooであろう。

神戸から見て、直近のグランプリであるシンガポールで齋藤 友晴(東京)が使用し、優勝したことで、一躍注目を浴びることとなったこのアーキタイプ。

とはいえ、旧環境から存在するこのアーキタイプをあらためて「環境のスタート地点」とまで呼ぶのには別の理由がある。

なんと、齋藤は、シンガポールから帰国後、自身のブログでデッキの内容を公開したのである。

しかも、デック相性からなにまで、事細かに、である。

すでに実績のあるデッキに対する、使用者本人からの解説。

この日本において、ありそうで、滅多になかったこの出来事によって、プレイヤーの環境理解とナヤZooへのモチベーションは一気に跳ね上がったと言っていいだろう。

なにせ、齋藤による記事の公開後、日本各地でのGPTやPTQにおけるナヤZooの使用率が一気に増加したということから、その影響力がうかがい知れるだろう。

歴代多色カードによる圧倒的なパワーと柔軟な対応力、そして多色Zooの一番の難所であった「土地の痛さ」「色マナの事故」を、最大まで色を絞る事によってぎりぎりの均衡点を導き出したナヤZooというアーキタイプ。

もちろん、従来通りの5色による《アラーラの力/Might of Alara》や《部族の炎/Tribal Flames》を使用したドメインZooも少数ながら存在している。

殴って、焼く。十数年に及ぶマジックの歴史の中でも、生き続けたこの戦略が、現在のエクステンデッドを支配する。

■青パーミの進化がとまらねぇ:ネクスト・レベル・ブルー

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厳密にはローテーション前の環境から存在したアーキタイプである、ネクストレベルブルー、略してNLB。

・青パーミッションへの《タルモゴイフ/Tarmogoyf》投入

・《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》と《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》の同居

という、一見あり得なそうなストラテジーを高次元で融合させ、成立させた、まさに「次の次元の青」の名にふさわしいこのアーキタイプ。

もともとの定義が曖昧な上に、《仕組まれた爆薬》《ヴィダルケンの枷》、そしてオンスロートのフェッチランド・ラヴニカのショックランドといった構成要素が残り続けたことで、新環境でもたしかな存在感を示しているこのアーキタイプであるが、ここに世界選手権以来あらたな流れがうまれてきている。

スタンダードでも猛威をふるうフェアリーというアーキタイプ、そこで中心となっているパーミッション要素である《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》。

《苦花/Bitterblossom》によって、ほぼどんなカードでもカウンターできる2マナの《神秘の蛇/Mystic Snake》として機能しているこのクリーチャーだが、もともとのマナコストが非常に小さいカードのみで構成されているエクステンデッドでは、《苦花》の力をかりるまでもなく《神秘の蛇》としての活躍が期待できるのだ。

そして、エクステンデッドならではのギミックとして、オンスロートの部族土地《激浪の研究室/Riptide Laboratory》が投入される。このウィザードを手札に戻すというたわいのない能力を持った土地ではあるが、《呪文づまりのスプライト》がウィザードであるというのであれば、話が違う。

これによって、対戦相手の1マナ以下の呪文は、マナさえあればいくらでもシャットアウトする事が可能となったのである。

このギミックを投入した「タルモフェアリー」というアーキタイプもまた「2007年日本王者」北山 雅也(神奈川)のグランプリシンガポール準優勝をはじめ、きちりと成績を残している。

本稿では、さきほど定義したように「《タルモゴイフ》がはいって」「多色かつ、《ヴィダルケンの枷》を使用」というパーミッションをすべてまとめてネクストレベルブルーとよんでしまっているが、その定義に内包されるデックタイプはことのほか多い。

殴って焼く事と同じくらい長い歴史をもつ青いパーミッションという戦略。

その戦略に与えられた新たなステージは、驚くほど広いのだ。

■発掘にしてやりますよ:カラスローム

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