Grand-Prix Kobe: Day 2 Archive

Posted in Event Coverage on April 18, 2009

By Wizards of the Coast

EVENT COVERAGE

  • by Keita More / Daisuke Kawasaki
    Ask Pros Archive

  • by Daisuke Kawasaki
    Round 14
    池下 暢(大阪) vs. 岩津 啓高(愛知)

  • by Keita Mori / Daisuke Kawasaki
    Ask Staffs
    グランプリ神戸2009の出来事の中でもっとも思い出に残ったことを教えてください。

  • by Naoaki Umesaki
    Round 13
    近藤 恵一(愛知) vs. 岩津 啓高(愛知)

  • by Keita Mori / Daisuke Kawasaki
    Round 12
    高橋 優太(東京) vs. 森田 雅彦(大阪)

  • by Keita Mori / Daisuke Kawasaki
    Ask Pros
    あなたがマジックの魅力をひとに伝える時、どのように伝えていますか?

  • by Daisuke Kawasaki
    Round 11
    渡辺 雄也(神奈川) vs. 彌永 淳也(東京)

  • by Daisuke Kawasaki
    Round 11
    岡本 尋(愛知) vs. 中村 修平(大阪)

  • by Naoaki Umesaki
    Round 10
    中野 圭貴(大阪) vs. 斎藤 友晴(東京)

  • by Naoaki Umesaki
    Sunday, 11:11 am
    Day 2 Deck Breakdown

  • by Tomohiro Kaji
    Round 9
    浜本 憲至(大阪) vs. 彌永 淳也(東京)

  • by Event Coverage Staff
    Feature:
    Undefeated Day One Decks

  • by Keita Mori / Daisuke Kawasaki
    Sunday, 8:45 am
    Ask Pros – 初日無敗おめでとうございます。昨日のMVPだったカードを教えてください。


Sunday, 8:45 am – Ask Pros – 初日無敗おめでとうございます。昨日のMVPだったカードを教えてください。

by Keita Mori / Daisuke Kawasaki

渡辺 雄也(神奈川):TEPS
サイドボードがうまく作れたと思います。特に《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》がエルフやZoo相手に牽制になって、非常にいい働きをしてくれました。
でも...MVPはやっぱ僅差で《思案/Ponder》ですね!《思案》使い日本一を目指してますから!

彌永 淳也(東京):Ranger Zoo
《運命の大立者/Figure of Destiny》です。結構トモハル(齋藤)君とかは嫌っていれてないんですけど。
《密林の猿人/Kird Ape》がださくてキライなので、こっちを採用しました。

中 善弘(石川):Elves!
《鏡の精体/Mirror Entity》ですね。あり得ないくらい強いです。殴るプランでもコンボのプランでもどちらでも要になりますね。
あとは...61枚目のカードとして追加した《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven》がいい動きをしてくれました。調整につきあってくれたみんなに感謝です!

浜本 憲至(大阪):Scepter Zoo
《等時の王笏/Isochron Scepter》ですね。同型相手に《流刑への道/Path to Exile》や《稲妻のらせん/Lightning Helix》を刻印すると、それだけで勝ててしまいます。
その分デッキが重くなってしまっていて、エルフ相手に厳しくなっているんですが、昨日当たりませんでしたからね。一番のMVPは昨日の当たり運かもしれませんね。


Undefeated Day One Decks

by Event Coverage Staff

Scepter Zoo

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Elves !

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Ranger Zoo

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Round 9: 浜本 憲至(大阪) vs. 彌永 淳也(東京)

by Tomohiro Kaji
浜本 憲至

ついにグランプリ神戸の二日目がはじまった。

ここでお届けするのは初日8回戦全勝同士の対戦となった浜本vs.彌永のZooミラーマッチで、残り6ラウンドのうち、3回勝利することがTop 8進出の必要条件となっている。そして、上位16名に勝ち残ることによって、プロツアーホノルルへの参加権利が与えられるのだ。

お互い、相手が何のデッキを使用しているのか知っていたようで、とてもピリピリした空気の中、浜本の先行で1ゲーム目ははじまった。

Game 1

さすがZoo同士の対戦。

ライフの推移が半端なく激しく、初動はライフを17にしながら、フェッチランドから《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》、《密林の猿人/Kird Ape》【2/3】とそれぞれが展開し、2ターン目にして最初の攻防がはじまった。

先行の浜本は、まず、《密林の猿人》をアタックに行かせ、彌永はそれをブロック。
のち、《モグの狂信者/Mogg Fanatic》で追加の1点を与えて、ブロッカーを処理しつつ、さらに3ライフを支払いながらの《密林の猿人》を追加した。

4点のダメージクロックを放置すると、あっという間にゲームに負けてしまう彌永は、《稲妻のらせん/Lightning Helix》を《密林の猿人》に打ち込み、《密林の猿人》をプレイするも、即《火葬/Incinerate》で排除され、盤面を固めることができない。

2度も攻撃を受けつつも、ようやく《稲妻のらせん》で《密林の猿人》に退場願った。
場がまっさらになったので、ライフ見てみると、浜本13vs. 彌永 17と、何故か彌永リード。

Extendedは強力なカードをプレイするためにマナベースが高くつき、フェッチ、ショックランドに支払った分の差が徐々に現れ、《稲妻のらせん》で取り返したためにこのようなことになっている。

『次は俺が攻める番だ』、と言わんばかりに彌永は、《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》、《運命の大立者/Figure of Destiny》《樹上の村/Treetop Village》と、立て続けに展開する。
浜本も、《運命の大立者》に《稲妻のらせん》を打ち込み、ライフを取り返しながら、マナを残しターン終了。

彌永 淳也

攻め手を休ませまいと、彌永はさらにライフを土地に注ぎ込み、《樹上の村》を【3/3】にしつつ、《梅澤の十手》を持たせ戦闘に行かせる。しかし、浜本は、《梅澤の十手》にカウンターを乗せさせまいと、《流刑への道/Path to Exile》で対処した。

また、パーマネントが土地ばかりになったかと思ったのもつかの間、《モグの狂信者》をプレイし、《梅澤の十手》を持たせる。返す浜本も、《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》を追加し、お茶を濁す。

ここで2人とも、少し考え込むので、手札を覗いてみると、残ったハンドはそれぞれ《流刑への道》。

強烈なカードだがデメリットも存在するので、さすがに今プレイするのは得策ではないと、特に呪文による干渉はなく、クリーチャー同士の相討ちが起こりまたもクロックは消滅。
場は、カウンターが1つ残った《梅澤の十手》のみとなった。

次のターン、彌永は《タルモゴイフ/Tarmogoyf》をドローし、まずは《流刑への道》を使わせようと画策する。

ここで、浜本はデッキのシークレットテク、《等時の王笏/Isochron Scepter》をトップデックする。これに《流刑への道》を刻印することで、浜本はクリーチャーからのダメージをシャットアウトし、彌永の《タルモゴイフ》を土地に変える。

複数のダメージソースを用意しない限り、浜本にダメージを与えることのできない彌永は、損を覚悟でクリーチャーを全展開する。増えたマナをすべて使い切りながら、《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》からの《野生のナカティル/Wild Nacatl》2枚でプレッシャーをかけにいく。しかし、彌永の《梅澤の十手》は装備したクリーチャーを《等時の王笏》で除去されてしまうため、完全に置物と化し、ライブラリーの土地も出しつくしてしまった。

【6/6】の《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》を追加するも、デメリットが無くなった《流刑への道》の連打で、クリーチャーはすべてゲーム外に退場させられてしまった。
ここで、彌永はゲームプランを変更せざるをえず、ドローゴーを始めた。

残った浜本の12点のライフを火力だけで削り取ることは難しいので、クロックのない浜本の《等時の王笏》からのアドバンテージを最小にするべく、クリーチャーカードを温存し、1ターンに爆発させようと試みる。

盤面の優位は確立した浜本だが、早くゲームを終わらせなければいつかは負けてしまう。
そんな矢先、2枚目の《等時の王笏》を引き込み、《火葬》棒を構築した。

ライブラリー圧縮のためにフェッチを多用したため、彌永のライフは《火葬》の前に、4ターンも生き残ることはできない。
しかし、彌永は《稲妻のらせん》を構えながらぎりぎりまでライフを支払い、手札にカードを蓄える。

そして、彌永のライフが4になったところで2人の最後の攻防が始まった。

彌永は《イーオスのレインジャー》から《野生のナカティル》、《モグの狂信者》を呼び出し、《梅澤の十手》を使いながら2本の《等時の王笏》をクリーチャーに使わざるをえない状況を作り出す。

刻印した《火葬》だけではどうしても1点を削りきれない浜本は、ドローしたばかりの火力をトドメとはかりに彌永に叩き込むが、彌永は《稲妻のらせん》でライフを実質1点だけ残し、攻め手を休ませない。

浜本はブロッカーとして《長毛のソクター/Woolly Thoctar》をプレイするも、《モグの狂信者》との絡め手で処理され、彌永の逆転の可能性が見えてきた。

しかし、ゲームがわからなくなってきた、というところで浜本はようやく《稲妻のらせん》をドローし、その芽を摘んだ。

浜本 1-0彌永

お互いにサイドボードから《忘却の輪/Oblivion Ring》を加えた。
しかし、用途はそれぞれ違い、彌永は《等時の王笏》を、浜本は《等時の王笏》を妨害している《忘却の輪》を。

浜本 1-0 彌永

Game 2

Isochron Scepter

先行の彌永は、とても珍しくライフを20のままの《密林の猿人》でゲームが始まる。
浜本は、ライフシートに17と書き込みながらの《野生のナカティル》【2/2】で牽制するも、すぐに《密林の猿人》は【2/3】に膨れ上がり、規格外の1マナクリーチャーの殴り合いが始まる。

彌永は《梅澤の十手》をプレイするも、肝心の《密林の猿人》は浜本の《稲妻のらせん》で処理され、装備先を見けられない。浜本も、場の優位をダメージに変えたいが、彌永の《樹上の村》に阻まれ、【3/3】になった《野生のナカティル》は相打ちに。

この攻防で火力を使ってこられなかった彌永に対し、ここぞとばかりに浜本《長毛のソクター》をプレイした。

やはり、彌永はこの【5/4】に対する回答を持っておらず、5点のダメージを受けてしまう。
手札には、《等時の王笏》の為にサイドボードされたアーティファクト対策をまとめて引いてしまっているようだ。

さらに、浜本は2枚目の《長毛のソクター》を追加し、ゲームを終わらせにかかる。
彌永は《タルモゴイフ》【3/4】をプレイするも、一方的な10点クロックという傾きすぎた場を戻すことはできず、浜本の《忘却の輪》のプレイに対し投了した。

浜本 2-0彌永


Sunday, 11:11 am – Day 2 Deck Breakdown

by Naoaki Umesaki
Naya Zoo23
Elves!17
Next Level Blue12
Loam12
The Extended Perfect Storm12
Affinity4
Tezzeretor3
Mono Red Burn3
Domain Zoo2
Demigod Stompy2
UB Tron2
Others (Rogues) 11
Day 2 Total: 103

Round 10: 中野 圭貴(大阪) vs. 斎藤 友晴(東京)

by Naoaki Umesaki
斎藤 友晴

『GP神戸2009』2日目進出者のデッキタイプ別使用者数で1位となったのは、『Naya Zoo』(23人)。 次に『エルフ!』(17人)、『NLB』『ローム』『TEPS』(12人)と続く会場内のメタゲームとなった。

『Naya Zoo』の使用者数が多かった理由としては様々な理由が考えられるが、本大会の1か月程前に開催された『グランプリ シンガポール』にて斎藤 友晴(東京)が『Naya Zoo』を使用して優勝したこと、また、自らがWebページに優勝デッキの解説記事を載せて『Naya Zoo』の優位性などについて広く普及したことがシーズンのメタゲーム全体に大きな影響を与えているのは間違いないだろう。

こうして『Naya Zoo』の伝道師となった斎藤。 もちろん、本大会の使用デッキは『Naya Zoo』なのだが、「もはや別デッキ」(斎藤談)という程に『GPシンガポール』の時とは大きくデッキの内容が変化しているという。

具体的には、メインデッキに対ビートダウンデッキで強い《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》を、対コンボデッキで強い《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》を採用している点などだろうか。

《聖遺の騎士》はその大きなサイズが魅力だが、その能力によって《樹上の村/Treetop Village》を場にサーチしてきたりと、意外に芸達者だったりもする。

斎藤 「調整の結果、勝ちあがってくることが予想されるほぼ全てのデッキに対して、十分な相性を期待できるレシピが完成しましたよ。 『全包囲Zoo』ですよ!」

自ら「自信作」と語る斎藤。今回も活躍が期待できそうだ。

対する中野 圭貴(大阪)の使用デッキは『エルフ!』。

お互いに使用デッキを把握しているらしく、「相手のデッキを知っているからこそマリガン判断が難しいよね」「知ってるからこそ中途半端な手札をキープする気になれないしね」と話が弾むが、先攻の斎藤がダブルマリガンを宣言したところで場の空気は厳粛なものとなった。

Game 1

中野 圭貴

斎藤は、第1ターンに《モグの狂信者/Mogg Fanatic》、第2ターンと《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》とダブルマリガンを感じさせない良い立ち上がり。

中野が繰り出した《イラクサの歩哨》のアタックに対しては、《モグの狂信者》でブロックして能力起動することによって1対1の交換として、後続で出てきた《ワイアウッドの共生虫》も即座に《稲妻のらせん/Lightning Helix》で除去と、段々とゲムをリードしてゆく。

《エーテル宣誓会の法学者》によってアクション数に制限をかけられ、中野としては思うような展開が出来ず、苦しい状況だろう。

そんな状況の中、中野も《ワイアウッドの養虫人/Wirewood Hivemaster》と有効打を続けるのだが、斎藤の良い展開は続き、ダブルマリガンスタートながら特に土地が止まることもなくゲーム中盤には《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》のプレイにまでこじつける。

こうして、斎藤はこの《イーオスのレインジャー》によって《野生のナカティル/Wild Nacatl》と《モグの狂信者/Mogg Fanatic》を獲得。

中野の場には《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven》が出ているため、未来の癌となるだろう《ワイアウッドの養虫人》を《モグの狂信者》で即座に除去することは出来ないが、戦闘で《ペンデルヘイヴン》を使用しようものなら《養虫人》を殺しますよと、斎藤から中野に牽制が入った。

しかし。牽制は、所詮のところ牽制でしかない。

《ペンデルヘイヴン》に守られた《ワイアウッドの養虫人》は、《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》《遺産のドルイド/Heritage Druid》といった中野のクリーチャー展開によって【1/1】トークンを生産し始める。

クリーチャーで攻めるデッキの斎藤としては、クリーチャーの数を並べられ場を固められてしまうとダメージが通らないため、勝てない状況となってしまう。

そうならないよう、果敢に《野生のナカティル》《イーオスのレインジャー》でアタックに行くのだが、中野の回答は【1/1】トークンで《イーオスのレインジャー》をブロックして、ダメージスタック前に《ペンデルヘイヴン》の能力を起動というもの。

中野は斎藤の手札に《モグの狂信者》があるのを知っており、まるで「《モグの狂信者》を起動して《ワイアウッドの養虫人》を殺してくれ」と誘っているようである。

長考の末《モグの狂信者》は出すが能力を起動せずにターン終了という判断の斎藤に対し、このターンエンドに中野は動いた。

X=3での《召喚の調べ》によって《ヴィリジアンのシャーマン》をサーチして、癌だった《エーテル宣誓会の法学者》を破壊。

斎藤は、この《召喚の調べ》によって中野のマナがフルタップとなったところで、《モグの狂信者》の能力を起動して《ワイアウッドの養虫人》を殺すのだが、これで中野を妨害するものも無くなった。

そして、中野のターン。
《遺産のドルイド》によるマナ製造から、《ラノワールのエルフ》《遺産のドルイド》《鏡の精体》と手札で出番を待っていたクリーチャーを大量展開だ。

この《鏡の精体》は、すぐさま《流刑への道》されるのだが、中野の場にクリーチャーは7体、斎藤の場には《野生のナカティル》1体のみ。

中野は《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote》を出してアタックするが、《流刑への道/Path to Exile》で《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote》をさよなら。

斎藤は、ここで《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》と会心のトップデッキを見せるのだが、中野は《垣間見る自然》を2枚もプレイしてからのコンボスタート。

3回ほどのクリーチャー展開を確認し、コンボが止まらないであろうと判断すると、20分という残り時間を確認して斎藤は即座に投了。

中野 1-0 斎藤

斎藤は、《イーオスのレインジャー》《聖遺の騎士》《樹上の村》などモッサリしたパーツを抜いて、《炎の鞭/Fire Whip》《法の定め/Rule of Law》などをサイドイン。

Game 2

Wirewood Symbiote

お互いの第1ターンは、斎藤が《モグの狂信者》、中野が《イラクサの歩哨》というクリーチャー展開。

この《モグの狂信者》と《イラクサの歩哨》が戦闘によって相打ち、斎藤が《タルモゴイフ》、中野は《ワイアウッドの養虫人》と続ける。

残り時間が少ないことを意識してか、プレイを早く進めながらも力が入っている様子の斎藤だが、プレイしたカードもサイドボードから投入した《炎の鞭/Fire Whip》《法の定め/Rule of Law》に加えて、2体目の《タルモゴイフ》と力強いもの。

斎藤は《炎の鞭》の能力によって《ワイアウッドの養虫人》を除去し、中野の場に展開された《イラクサの歩哨》も《稲妻のらせん》で焼き、中野の場を空にする。

ここで、中野は先ほど斎藤がすばやく投了を決断したように、投了を宣言。

現在1敗1分けの両者、ここでの引き分けは負けに等しいため、こういった素早い判断となっている。

中野 1-1 斎藤

Game 3

2ターン目にして、『エルフ!』を使用する中野にとって致命傷といえる《モグの狂信者》+《炎の鞭》の砲台を完成させた斎藤。

それだけではなく、《野生のナカティル》《エーテル宣誓会の法学者》と優秀なクリーチャー展開を続け、序盤の展開で早くも勝負を決定づけた感だ。

中野は《エーテル宣誓会の法学者》を《ヴィリジアンのシャーマン》で破壊と、一矢報いるも、すぐさま斎藤の手札からは別の対策カード《法の定め/Rule of Law》が場に追加される。

その後も何とか状況を打破しようとする中野だったのだが、斎藤がプレイした対策カード全てに対処することは叶わず、斎藤の勝利となった。

中野 1-2 斎藤

Result : 斎藤 友晴 Win!


Round 11: 岡本 尋(愛知) vs. 中村 修平(大阪)

by Daisuke Kawasaki

ラストエンペラー岡本 尋今回のグランプリ神戸におけるトピックのひとつとして、野瀬 恒二(愛知)や岡本 尋(愛知)、ついでに塩津 龍馬(愛知)といった名古屋レジェンド勢が参加していることが挙げられる。これも、関西の、しかも神戸という地でのグランプリならではだろう。ここに小倉 陵(愛知)の名前を並べられないことが非常に惜しまれる。

というわけで、このラウンドではそんな名古屋レジェンドの中から「ラストエンペラー」岡本 尋のマッチアップをお送りしよう。

岡本の「ラストエンペラー」という二つ名は、最後のAPAC選手権を優勝したことからつけられた名前であるが、この時の決勝戦は、75枚完全同型での対決であったことが今でも語り継がれている。

今回の岡本のデックは、元名古屋勢であり、現関東最強エルフ使い大塚 高太郎(神奈川)からシェアされたエルフボールである。ちなみに、このふたり、Round 9でマッチアップされており、岡本は見事大塚を下している。完全同型でのマッチアップだけに非常に岡本らしいエピソードであり、大塚からすれば「こんなデッキ作るんじゃなかった」といったエピソードだろうか。

そんな岡本が、現在1敗ラインで奮戦しているのだから、これはぜひともお届けしなければと、フィーチャーリングテーブルに来た次第である。

対するのは中村 修平(大阪)。使用するデックは齋藤 友晴(東京)からシェアされたナヤZooである。

2007・2008年PoYのツープラトンアタックは、ラストエンペラーという高い壁を乗り越えられるのか。

Game 1

2008 PoY 中村 修平先手の岡本がマリガン。

マリガン後、マナをだせるクリーチャーはいないが《垣間見る自然/Glimpse of Nature》と《ワイアウッドの養虫人/Wirewood Hivemaster》が2枚という手札を見て、長考する。

結果、岡本はこれをキープ。その発言を待っていたかのように、中村もマリガンする。

お互いに手札が1枚ずつへった状態からゲームがスタート。

岡本が、1ターン目《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote》、2ターン目《ワイアウッドの養虫人》という展開なのに対して、中村のファーストアクションは2ターン目という遅いもの。

遅い物ではあったが、これがエルフ殺しの一角を担うカード《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》という十分なアクション。

しかし《ワイアウッドの養虫人》2枚の初手をキープし、コンボよりもビートよりの展開を望んでいた岡本としてはこのカードは望むところ。

数で攻めるプランの岡本に対しては、中村のプランは《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》でサイズで攻めるというもの。

岡本は《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》をキャストし、《ワイアウッドの共生虫》と《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel》をサーチ。1匹目の《ワイアウッドの共生虫》は《稲妻のらせん/Lightning Helix》で除去するものの、サイズは量に対して厳しい戦いを強いられる。

かに見えたが。

中村は《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》をキャスト。

事実上のクリーチャー同士の殴り合いであるこのマッチで、このカードの強さは疑いようがない。

墓地に土地が4枚あるため、6/6となっている《聖遺の騎士》を、大量の虫トークンでブロックし、相打つ岡本だが《梅澤の十手》のカウンターが、《ワイアウッドの養虫人》に突き刺さる。

続くターンに《イラクサの歩哨》《ワイアウッドの共生虫》と展開した岡本だったが、《イーオスのレインジャー》が《モグの狂信者/Mogg Fanatic》を2枚呼び出し、《聖遺の騎士》の2枚目が《梅澤の十手》を握りしめたことで、岡本は土地を片付けたのだった。

中村 1-0 岡本

Game 2

Umezawa's Jitte
1ターン目《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven》からの《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》と展開する岡本に対して、マリガンをしている中村は、またも1ター目のアクション無し。

岡本は《ラノワールのエルフ》でアタックしつつ、《ワイアウッドの共生虫》を2体並べる。中村の続くアクションは、今度は《樹上の村/Treetop Village》セットと、相当に厳しそうな雰囲気を漂わせている。

そして、ここで中村をさらに追い詰める、岡本の《梅澤の十手》キャスト、即装備でアタック。タダでさえ厳しいこのアクションに対して、中村は《樹上の村》とそのためのマナを残してターン終了以上のアクションを返せない。

慎重にカウンターをへらしながらゲームを進める岡本。岡本のさらなるプレッシャーである《鏡の精体/Mirror Entity》に対応して、《稲妻のらせん》を《梅澤の十手》を持たない《ワイアウッドの共生虫》に打ち込む中村は、返しのターンにも、《聖遺の騎士》キャストのみというアクション。

続くターンの岡本のアタックで中村のライフは3。一見絶体絶命に見えた中村なのだが、当然漫然とゲームを進めていたわけではない。仮にも世界を股にかける男である中村は、キチンと回答策を用意していたのだ。

まずは《梅澤の十手》をキャストし、対消滅。そして《炎の鞭》をキャストする。マナがフルタップしていた岡本は、コレによって盤面の脅威をほとんど失ってしまうこととなる。

劇的に逆転を果たすプランを用意していた中村。

だが、中村が世界を股にかける男であるなら、岡本は「ラストエンペラー」と呼ばれた男である。

皇帝は中村に対処するプランをキチンと用意していた。

まずは、《垣間見る自然/Glimpse of Nature》。そして《イラクサの歩哨》。ここでのドローが《遺産のドルイド》だったことで、中村はゲームに投了しなくてはならなくなったのだった。

中村 1-1 岡本

Game 3

このゲーム、初めての中村1ターン目《野生のナカティル/Wild Nacatl》。

岡本 「はいってたんだ?」

中村 「実ははいっていたんですよね」

続いて2ターン目《エーテル宣誓会の法学者》という展開の中村に対して、岡本も、1ターン目《ラノワールのエルフ》から2ターン目《梅澤の十手》《樺の知識のレインジャー》という回りをみせる。

《梅澤の十手》のカウンターで《エーテル宣誓会の法学者》を封じられてしまっては厳しい中村なのだが、まずは《モグの狂信者》をキャストする事で、1ターンは時間を稼ぐ。

そして、この稼いだターンのウチに《梅澤の十手》をキャストし、対消滅。

さらに《エーテル宣誓会の法学者》がでてきたことで、岡本は笑いながら土地を片付けたのだった。

中村 2-1 岡本


Round 11: 渡辺 雄也(神奈川) vs. 彌永 淳也(東京)

by Daisuke Kawasaki

彌永 淳也(東京)数々の神戸伝説の中でも、最新のものは、昨年の高橋 優太(東京)による国内グランプリ2連覇である。

この高橋の静岡・神戸2連覇と、このふたつを挟む、ふたつのグランプリ、京都・北九州を関東の若手プレイヤーが獲得したことで、「関東若手の台頭」というのが近代日本トーナメントシーンの一大ムーブメントとなった。

というわけで、このラウンドでは、まさにそのムーブメントの中心人物である「グランプリ京都チャンピオン」渡辺 雄也(神奈川)と、「グランプリ北九州チャンピオン」彌永 淳也(東京)という、非常に贅沢なチャンピオン対決をお送りしよう。

余談ではあるが、両名とも世界レベルの大会を飛び回っているいわゆるプロプレイヤーではあるが、一方で関東草の根トーナメントを愛し、支えるプレイヤーでもある。

その証拠に、それぞれの獲得したトロフィーは、それぞれが参加する大会主催者に贈呈されているのだ。

はたして、このマッチアップに勝利し、さらなるトロフィー贈呈に近づくのはどちらか。

Game 1

先手の彌永が《野生のナカティル/Wild Nacatl》からスタートするのに対して、渡辺も1ターン目から伝家の宝刀《思案/Ponder》を抜く。

続いて《タルモゴイフ/Tarmogoyf》と順調にクロックを展開する彌永ではあるが、渡辺もスピードでは負けていない。

《タルモゴイフ》《野生のナカティル》に殴らせたターンのエンドに《深遠の覗き見/Peer Through Depths》をキャストし、手札にストーム元となる《炎の儀式/Rite of Flame》を追加。

これで、続くターンの渡辺の行動を予測した彌永は、軽く頭を抱える。

渡辺は《炎の儀式》《煮えたぎる歌/Seething Song》でマナを増やした上で、3連続の《魔力変》でストームを稼ぎ、《精神の願望/Mind’s Desire》をキャストし、ライブラリーのトップ6枚をめくる。

ここで《手練/Sleight of Hand》が2枚めくれたことで、次につながるかと思われたが、有効カードを引き込むことができない渡辺。仕方なく、手札にあった《ぶどう弾/Grapeshot》で《タルモゴイフ》と《野生のナカティル》を除去する。

この時、渡辺のライフは4。

彌永が《稲妻のらせん/Lightning Helix》をキャストし、《樹上の村/Treetop Village》をセットしたことで、渡辺に残されたターンは残り1ターンとなってしまう。

この時、手札に2枚目の《精神の願望》を持っていた渡辺。あとは、必要なマナを引くだけである。

ライブラリートップをたたきつけてドローすると、それが《思案》。

《思案》の奇跡に今大会で何度も助けられてきた渡辺は、ライブラリーのトップを3枚めくり、追加のマナソースを求める。

しかし、奇跡はそうそうおこらないからこそ、奇跡なのだ。

彌永 1-0 渡辺

Game 2

渡辺 雄也(東京)彌永が1ターン目に《モグの狂信者/Mogg Fanatic》、そして2ターン目に《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》という立ち上がりを魅せるが、渡辺も2ターン目に《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》をX=2でキャストし、《エーテル宣誓会の法学者》への回答を用意しつつ、彌永の動きを牽制する。

土地が4枚並んだ状態で、渡辺は彌永のターンエンドに《仕組まれた爆薬》を起動し《エーテル宣誓会の法学者》を除去。残った2枚の土地で《戦慄艦の浅瀬/Dreadship Reef》にふたつめのカウンターを載せるか《深遠の覗き見》をキャストするかで小考し、結果《深遠の覗き見》をキャストする。

《思案》キャスト、そして、《煮えたぎる歌》×2と《魔力変》を2枚キャストしたところで、彌永がまたも軽く頭を抱える。

そう《精神の願望》タイム突入だ。

ここでめくられる6枚のうち、《炎の儀式》×2《捨て身の儀式》そして《差し戻し/Remand》《深遠の覗き見》とめくられ、本体の《精神の願望》がスタック上に残っている状態で、いったんスタックの解決を止める渡辺。

《深遠の覗き見》をキャストし、《精神の願望》を手札に入れると、だめ押しとばかりに自ら《差し戻し》をスタック上で解決を待たせている《精神の願望》に対してキャストする。

手札に2枚の《精神の願望》を抱えた渡辺は、まず手札から《島》をセット、そして2枚の《炎の儀式》から出したマナのうち1マナを「カウンターがひとつはのっている」《戦慄艦の浅瀬》の能力起動に使用し、青マナを2マナ確保する。

こうして、あらためてキャストされた《精神の願望》で1枚目にリムーブされたカードが《水蓮の花/Lotus Bloom》だったことで、手札の2枚目の《精神の願望》をキャストできることが確定すると、彌永は残りのライブラリーをめくるのも無駄とばかりに投了した。

彌永 1-1 渡辺

Game 3

Lotus Bloom
1ターン目に《水蓮の花/Lotus Bloom》待機に《思案》という、マナ加速的にも手札充実的にも、そして運気の向上的にももっとも恵まれたスタートを決める渡辺。

対する彌永は1ターン目こそアクション無くショックランドをタップインしたものの、2ターン目には《エーテル宣誓会の法学者》をキャストする。続いて《タルモゴイフ》をクロックに追加する彌永なのだが、渡辺はすでに《思案》で《仕組まれた爆薬》を手に入れている。

3ターン目に早速この《仕組まれた爆薬》を《炎の儀式》でマナを加速して使用。だが、彌永も2枚目の《エーテル宣誓会の法学者》を持っており、そこはぬかりない。

対処手段のな尽きた渡辺は、再び《思案》を。ここでめくられたライブラリートップは《深遠の覗き見》《魔力変》《煮えたぎる歌》。この中から《深遠の覗き見》を手に入れると、フェッチをセットしてターンを終了。

彌永が《エーテル宣誓会の法学者》でアタックし《密林の猿人/Kird Ape》をキャストしてターンエンドを宣言すると、渡辺はフェッチランドを使うべきか、《深遠の覗き見》を使うべきかでなやんだ末に、《深遠の覗き見》を使用。

結果論的にはこれが正解で、渡辺は手札に《精神の願望》を入れることとなる。

だが、続くアップキープでの《水蓮の花》の待機明けにあわせた《古えの遺恨》が渡辺からマナを奪う。

渡辺は《手練》をキャストし、《深遠の覗き見》を手札に入れると、コレを彌永のターン終了時にキャストする。

ここでタイムアップ。まだ彌永のターン中なので、渡辺が3ターン、彌永が2ターンの追加ターンを得る。渡辺は《硫黄の蒸気/Sulfuric Vapors》を手札に入れ、フェッチを起動する。これに対応した《稲妻のらせん》によって渡辺のライフは4となる。

すでに彌永の場には4点分のクロックが用意されているので、追加ターンの終了を待たずして

《エーテル宣誓会の法学者》対策の《硫黄の蒸気》は手札にあるが、マナがどう計算しても足りない渡辺。手札に《魔力変》があるものの、とにかくマナが増えるカード。

たたきつけるライブラリートップは《捨て身の儀式》!

《エーテル宣誓会の法学者》が手札に戻され、ストーム5の《精神の願望》がキャストされる。

渡辺 「そろそろ《精神の願望》めくれてよ」

望み通り、この《精神の願望》が《精神の願望》を呼び込む。渡辺は《深遠の覗き見》を含めてすべての呪文を処理し、新しくストームを稼いで《精神の願望》をキャストする。

めくれる数、は12枚。

ここでめくれた《深遠の覗き見》が《精神の願望》を《魔力変》が青マナを確保してくれたことで、彌永は渡辺に手を差し出したのだった。

渡辺 2-1 彌永

渡辺 「最近よくあたらない?」

彌永 「プロツアー・ワールド含めたら相当エクテンやってるから、慣れが違うんじゃないかな...だからかってるから、よく当たるんだろうね」

もはや、彼らには「若手」という言葉はふさわしくない。


Ask Pros – あなたがマジックの魅力をひとに伝える時、どのように伝えていますか?

by Keita Mori / Daisuke Kawasaki

浅原 晃(神奈川)

マジックが面白いということは確定的に明らかなんですし、無理して教えるっていうのは違うと思うんですよ。とにかく、まずは自分が楽しければいいんだと思うんですよね。
そりゃ、みんな楽しいことが好きじゃないですか。こっちが楽しそうにやってるのみれば興味を持ってくると思うし、逆にそれで興味を持ってくる人っていうのは勝手にどんどんはまってくれると思いますよ。自分、放任主義でしたし。
ただ、知らなければ始めるもなにもないので、きっかけを作ることは必要ですけどね。

藤田 剛史(大阪)
魅力って言うか、初心者にゲームを教える時の話なんだけどね。魔法使いが戦うゲームだって伝えて、RPGゲームなんかの魔法になぞらえて教えるようにしてるね。火力とかは黒魔法、ライフゲインは白魔法、みたいな感じでね。クリーチャーは召喚呪文だけど、召喚された時は疲れてる、とか。
そういう風に、なじみがあったりすることに当てはめると、難しく感じないでもらえるし、なにより楽しんでもらえるからね。
だから、難しいタイミングとかも最初は教えないでいいよ。召喚とソーサリーは自分のターンだけ、インスタントはいつでもオッケー、くらいでいいでしょ。細かいことは、知りたくなって聞いてきたら教えるようにしてますね。

池田 剛(福岡)
うーん、マジックのアイドルグループを作るっていうのはどうかな。っていう冗談はおいておいて。
最初、初心者と遊ぶ時は、相手と同じレベルで遊んであげるって言うのが必要だと思う。例えば、5パックシールドとか、そういうレベルの遊びを一緒にやって、勝ったり負けたりを繰り返すのがいいんじゃないかな。やっぱ勝負事は勝たないと面白くないしね。
ただ、強いデッキを最初に渡す、ってのは違うと思う。たしかに勝てて、一瞬はやってくれるかもしれないけど、やっぱはまってもらうためには、徐々にカード増やして、もっと色々知りたいなぁ、って思ってもらうべきだと思うんだよね。

藤田 修(東京)
自分にとって、マジックの何が面白いか、なんでこんなにはまってるのかを伝えるのが必要だと思うけどね。
自分の場合は、やっぱ、こんなに真剣になれること、ひとつのことに打ち込めるものっていうのが他にないって思う。こんなに頭使って面白いことは他にないですよ。それで、真剣にやって、同じ目的持った仲間が増えてって最高だよ。
ただ、それを伝えていってわかってもらうためにも、みんなが大会とかでもマナーを向上させて、新しい人を受け入れていく体制を作るってことも大事だと思うよ。


Round 12: 高橋 優太(東京) vs. 森田 雅彦(大阪)

by Tomohiro Kaji

11回戦終了時点で未だ2敗同士の対戦となった森田vs.高橋。

もし、このマッチに敗北した場合、Top 8の可能性は限りなく0に近づいてしまう。
優勝するためにはTop8に残らねばならず、そのためにはどうしてもこのマッチに勝たねばならない。
有名プレイヤー同士の厳しい戦いが始まる。

Game 1

高橋 優太先行の森田は、《森/Forest》からの《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》と好調なスタートに見えたが、高橋のフェッチランドからの《暗黒破/Darkblast》によって展開を阻まれる。高橋は、ドローを置換し、墓地を肥やすために《暗黒破》を発掘する。そしてさらなるフェッチランドから緑マナを用意し、《壌土からの生命/Life from the Loam》で、《変わり谷/Mutavault》を含めた3枚の土地を回収し、8枚目のカードをディスカードした。

ここで森田は2枚目の土地をプレイできない。エルフの一般的な土地の枚数は17と少なく、マナクリーチャーさえあれば、土地が1枚でもキープしなければならないことが多く、今回もそうだったようだ。

森田は《暗黒破》を発掘されるだけなので、その1マナも使う意味がなく、何も出来ぬままターンを返す。こうなったらこっちのものと、高橋はまたもドローを置換し、今度は《壌土からの生命》を発掘する。この時、《カラスの罪/Raven’s Crime》を墓地に送ることができたので、先ほど回収した土地カードたちを使って森田の手札を攻めだした。

連打される手札破壊に、森田は《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote》、《召喚の調べ/Chord of Calling》とマナさえあれば強力なカードたちを捨てざるおえず、かなり苦しい状況へと追いつめられる。

かなり遅れて2枚目の土地である《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》を引いたものの、高橋の《壌土からの生命》と《カラスの罪》のシナジーにより、ぼろぼろにされた手札では十分なクリーチャー展開をすることができず、投了を余儀なくされた。

高橋 1-0 森田

Game 2

Darkblast
このマッチアップの鍵を握るのは、高橋のデッキに入っている1マナ呪文、《暗黒破》で、Zoo相手には有効な《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth》などのライフ回復カードたちも、Elf相手には間に合わない場合が多い。

そのため、最序盤を支えるカードがどうしても必要なのに、7枚でキープできなかったばかりか、ダブルマリガンの5枚スタートになってしまい、今度は高橋の初手が苦しい。
改めて先行の森田は《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven》からの《ラノワールのエルフ》スタートする。

高橋は《やせた原野/Barren Moor》をサイクリングし、《壌土からの生命》でこの1枚だけを回収するという行動しかとれず、早く発掘して《暗黒破》につなぎたいところだ。

森田はまたも土地が1枚しかないにも関わらず、マナエルフから《エルフの幻想家/Elvish Visionary》をプレイし、さらには《樺の知識のレインジャー/Birchlore Rangers》、《ワイアウッドの養虫人/Wirewood Hivemaster》と続ける。

なんとか場のクリーチャーを処理したい高橋だが、《壌土からの生命》を発掘しても、墓地に落ちるカードは微妙な顔ぶれ。運よく土地が落ちたと思ったら、無色マナしか産めない《変わり谷》と、1ターンの行動回数が色マナ不足で制限される。

さらに《やせた原野》をサイクリングするもいま一つで、ブロッカーとして《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を呼び出し、ターンを終わらせる。

ここで森田は一気に攻めた。2枚目、3枚目の《ワイアウッドの養虫人》をプレイし、インセクトトーンを3体も生み出し、高橋の1体しかいないブロッカーを、数の暴力で乗り越えてやろうということだ。

それに対し、高橋は《罪+罰/Crime+Punishment》を持っているので、まだ焦る時間ではないと《壌土からの生命》をさらに発掘し、マナを伸ばしながら、《カラスの罪》をプレイする。

ここで森田は未だ土地は《ペンデルヘイヴン》1枚で、軽く苦笑いをしながら手札からもう1枚の《ペンデルヘイヴン》をディスカードした。

物量作戦を決行することにした森田は、まず《遺産のドルイド/Heritage Druid》呼び出し、トークンを作ってから3枚の《ワイアウッドの養虫人》はもう用無しと、可能な限りのクリーチャーをアタックに行かせるのかに思えた。

しかし、森田は《遺産のドルイド》を含め、3体だけエルフを残し、不穏な空気に盤面はつつまれた。X=3の《召喚の調べ》???

このままではトークンに圧倒されてしまう高橋は、X=1の《罰》見舞うが、対応して先ほど戦闘に参加しなかったエルフでマナを生み出すと、呪文の解決後に森田はサイドボードカード《鉤爪の統率者/Caller of the Claw》をプレイ!

大量のトークンを前に、高橋はもう1枚の《罪+罰》は持っているものの、コントロールしている土地が《変わり谷》ばかりの色マナ不足により、X=0でのプレイができず投了を余儀なくされた・

高橋 1-1 森田

Game 3

森田 雅彦先行は高橋で、《暗黒破》、《カラスの罪》、《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》という、最序盤の心配は全くなく、あとは《壌土からの生命》を掘り当てるだけのかなりのグッドハンドをキープし、さっそく《カラスの罪》のプレイでゲームを開始した。

マリガンして6枚からのスタートとなった森田は、さらに選択肢を減らさなければならず、苦しい。

フェッチランドからデッキを圧縮しながらの《遺産のドルイド》も、高橋はアップキープに《暗黒破》しながら発掘するという流れで、完全にペースを作られてしまっている。
次ターンも、《エルフの幻想家》でカードを引き増すが、さらに《暗黒破》を見舞われる。
ここで、1枚づつカードを展開する意味のない森田は、土地を並べるだけにとどまり、高橋の《壌土からの生命》の発見を遅らせようと試みる。

こうなってしまうと、高橋も苦しく、土地をプレイし終わった後は重いカードが続々と集まって来て、よもやディスカードか、と思われたターンに森田の《思考囲い/Thoughtseize》がプレイされる。

公開されたカードは、3マナしか場にないのに、それ以上のマナを必要とするものばかりで、
これからの見通しをつけたところ、返しで高橋も《思考囲い》をドローし、《暗黒破》では損をする唯一のカード《エルフの幻想家》を捨てさせる。

しかし、これでお互いが手の内を把握したわけだが、高橋は何も出来ないのに対し、森田は何かすると損をする状態で、お互いにきっかけを作るためのドローゴーが始まる。
そして、数ターンが過ぎ、ついに待望の4枚目の土地を高橋は手に入れ、それがサイクリングランドであろうと構わずプレイした。

その時、すでに森田は6枚のランドをコントロールしており、手札もたくさんある状態だったが、高橋はタップアウトして《貪欲なるベイロス》を『本当に』祈りながらプレイした。

Ravenous Baloth
このままゲームには負けないようにプレイしていたとしても、いつかは勝負に行かなければならないので、それが今すぐにダメージクロックを用意するという判断だったのだろう。

そうなってしまうと森田も動かなければならず、マナ計算を始める。
《ワイアウッドの養虫人》、《ラノワールのエルフ》に加え、《遺産のドルイド》をプレイし、マナ生成から更なる《ワイアウッドの養虫人》とエルフを続々と呼び出す。
そして、最強のエルフ、《鏡の精体/Mirror Entity》と、計15体のクリーチャーを一気に用意した。

なんとか生きてターンが帰ってきた高橋は、《暗黒破》の連続でプレイと、《叫び大口/Shriekmaw》で場の整理に取り掛かる。

もう手札もなく、攻めるしかない森田は、すべてのクリーチャーで攻撃するも、高橋の《蟲の収穫/Worm Harvest》を前にあと一歩というところで止まってしまう。
あっという間に攻守は入れ替わり、これから引く土地はすべて大量の虫トークンにすることができる高橋は、この優位を生かし攻撃に転じた。

森田は、クリーチャーを失わないようにライフを支払うが、更なる高橋の追い打ちによって投了することとなった。

高橋 2-1 森田


Round 13: 近藤 恵一(愛知) vs. 岩津 啓高(愛知)

by Naoaki Umesaki

近藤 恵一現在10勝1敗1引き分けという成績の両者。 このラウンドで勝てば、Top8進出がほぼ確定となる大一番の勝負である。

近藤の使用デッキは、『Naya Zoo』。

近藤 「地元のメタが『Zoo』ばっかりでメタられてしまっていたので、それに対抗出来るようにバーン寄りのデッキチューンになってます」

と工夫点を語ってくれたが、普段はレガシーを中心に遊んでいるそうで、今回のグランプリに参加を決めたのも競技志向からではなく「レガシーの資産を使えるから」という軽いノリかららしい。

対するは、今年の4月から近藤と同じく愛知県に生活の拠点を移した岩津。
使用デッキは『緑黒 ローム』である。

Game 1

岩津 啓高先攻の近藤、第1ターンのクリーチャー展開は《密林の猿人/Kird Ape》。

続けて《モグの狂信者/Mogg Fanatic》《炎の印章/Seal of Fire》と展開し、岩津がプレイした《カラスの罪/Raven’s Crime》には土地のディスカードを選択する。

近藤軍が刻んでいるダメージクロックをどうにかしたい岩津だが、《カラスの罪》に続くアクションは《モグの狂信者》を対象とした《暗黒破/Darkblast》といま一つ迫力に欠けるもの。

《裂け目の稲妻》《モグの狂信者》と手札から攻め手を展開した近藤の手札が1枚となったところで、岩津は回顧での《カラスの罪》をプレイして近藤をノーハンドとさせるのだが、近藤のライブラリートップからはバーンチューンだということを感じさせる《裂け目の稲妻/Rift Bolt》がこんにちは。

ようやく岩津は《壌土からの生命/Life from the Loam》+サイクリング土地によるドローエンジンを動かせる体制に入り、《叫び大口/Shriekmaw》で《密林の猿人》を除去するのだが、対処が遅すぎた。

細かなダメージクロックを受け続けていた岩津の残りライフは少なく、近藤は「引きました」とライブラリートップから《火葬/Incinerate》を公開して勝利を宣言した。

近藤 1-0 岩津

・近藤のサイドボーディング
【IN】
4《硫黄の渦/Sulfuric Vortex
2《流刑への道/Path to Exile
2《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg

【OUT】
4《長毛のソクター/Woolly Thoctar
3《忘却の輪/Oblivion Ring
1《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte

Game 2

近藤 恵一近藤はダブルマリガンながらも、不敵にも笑顔でキープを宣言してみせる。

そんな近藤の第1ターンは、《吹きさらしの荒野》から土地をサーチしての《モグの狂信者》。

岩津は、すぐさま想起での《叫び大口》プレイによって、この《モグの狂信者》を排除。
続けてプレイされた《裂け目の稲妻》の待機に対しては、《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》を出し、その能力によって【3/3】トークンの製造と動く。

近藤は待機が明ける《裂け目の稲妻》で【3/3】トークンを除去して、《炎の印章》のプレイで《野生語りのガラク》を除去。 更に、2枚目となる《裂け目の稲妻》を待機と岩津のライフを削ってゆく。

攻めを凌ぐ立場となっている岩津は《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth》をプレイしたことによって一段落と息をつきたいところだったのだが、返しのターンに近藤がプレイしたのは場の状況と噛み合う《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》。

ライフ回を許さないだけではなくジワジワとライフを追い詰める《硫黄の渦》に加えて、近藤の手札からは《タルモゴイフ》【5/6】も場に追加される。

岩津は《タルモゴイフ》によるダメージは何とか1回に抑え、《死の印》で処理することには成功するのだが、バーンチューンとなっている近藤の『Zoo』からは立て続けに火力呪文がプレイされ、打つ手なし。

近藤 2-0 岩津

ここで、笑顔でキープしたこのゲームの初手内容が近藤から公開される。

その驚くべく内容とは、呪文カード5枚、土地カード0枚というもの!

近藤 「トリプルマリガンは厳しすぎますからね。土地さえ引ければ良い手札だと思っていたら、ドローが付いてきましたね」

もしこの『グランプリ神戸』で近藤が優勝するようなことがあれば、この話は優勝への序章として語り継がれることになるだろう。

近藤 「グランプリ参加はまだ3回目なんですけど、初めての2日目進出と同時にTop8にまで進出できるとは思いませんでした。行けるところまで頑張りますよ!」

Result : 近藤 恵一 Win!


Ask Staffs – グランプリ神戸2009の出来事の中でもっとも思い出に残ったことを教えてください。

by Keita Mori / Daisuke Kawasaki

Zielend Powell(名古屋):英語版取材

取材記者としては、中野圭貴と戦っている時の渡辺雄也のプレイのうまさが印象的でした。ほとんど負けと言って過言でない状況を精確なプレイでしのいで、起死回生の《精神の願望/Mind’s Desire》を決めたのは素晴らしかった。
今日は取材のお手伝いをしていますけど、同じ競技プレイヤーとして尊敬します。
(※ちなみにアメリカのペンシルバニアから短期留学中)

Rob Alexander(アメリカ/オレゴン):アーティスト

たくさんのファンの方とお会いできたこともそうですが、今回の来日に関しては、神戸牛のレストランが本当に素晴らしかったですね! コービー・ブライアントのお父さんが息子に「神戸(Kobe)」と名付けたほど感動したというエピソードも聞きましたが、本当に美味しかった。

宮坂 健(千葉):ヘッドジャッジ

ありがたいことに、プレイヤーの皆さんが本当に協力的でいてくださったので、545人参加、8回戦というスケジュールにもかかわらず19:00前に土曜日のイベントを終えられたことですね。
これからも、われわれスタッフとプレイヤーの皆さんとで力を合わせて、楽しく、素晴らしいイベントを成功させていきたいなと思っています。
ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました!

鍛冶 友浩(東京):日本語版記事

カバレージライターは初体験なんですけど、目の前で熱戦が繰り広げられていますから...もう、マジックをプレイしたくてしょうがなくなりましたね。
結局、昨日の夜は、記事を書き終わってからホテルでずっとMagic Onlineをプレイしてました!
ですから、マジックって本当に面白いんだなっていう再発見ですね。


Round 14: 池下 暢(大阪) vs. 岩津 啓高(愛知)

by Daisuke Kawasaki

池下 暢グランプリ神戸、最終ラウンド。

と、この時間であればおなじみの書き始めから、おなじみの最終ラウンド恒例トップ8のかかったマッチアップをお送りする。

毎回おなじみのこのパターンだが、フィーチャリングテーブルに呼ばれたのは非常にフレッシュなメンバーとなっている。

まずは、大阪の池下 暢(大阪)。普段は自宅で友人とマジックをやっているといい、プレミアイベントに出始めたのは、ちょうど昨年のグランプリ神戸からだという。

今回使用しているデックは、カラスロームである。

対するは、岩津 啓高(愛知)。

昨年11月にグランプリ岡山でトップ8入賞した村松 大輔(愛知)の静岡時代からの旧知といい、この4月に名古屋へと移住してきたという。今回使用しているデックは、村松からシェアされたものだそうだ。

さて、そのデッキがなんとこちらもカラスローム。

この仁義なき同型対決を制するプレイヤーはどちらか。

Game 1

先手の岩津が1ターン目から《カラスの罪/Raven’s Crime》で池下の手札を攻める。そして、2ターン目には早速《壌土からの生命/Life from the Loam》。ここまで2ターン連続でフェッチランドを使用している岩津にとっては実質的なドローカードとして機能する。

対する池下は、2ターン目に《タルモゴイフ/Tarmogoyf》をキャストし、ビートダウンのプラン。岩津の《壌土からの生命》の助けもあって、すでに4/5というターンからすれば信じられないサイズに育っている。

しかし、この《タルモゴイフ》はあっさり《叫び大口/Shriekmaw》。そして、余ったマナで墓地の《カラスの罪》を回顧し、さらに手札を攻め続ける。

一方的にやられ続けるわけにも行かないとばかりに、池下も《カラスの罪》をキャストし、岩津の手札を攻めるのだが、やはりというか、《壌土からの生命》分のアドバンテージ差が大きすぎる。

結局、《壌土からの生命》が無いまま手札をボロボロにされてしまった池下は、時間のあるウチに次のゲームへと進むことを選択したのだった。

岩津 1-0 池下

Game 2

岩津 啓高先手池下がマリガン。だが、1ターン目《樹上の村/Treetop Village》スタートからの2ターン目にフェッチを使いながら《タルモゴイフ》という太い攻撃が期待できる立ち上がり。

対して、岩津もフェッチランド使用からのサイクリングランドをサイクリング、そして、ふたたびフェッチランドを使用して、墓地に土地を3枚落とした状態での《壌土からの生命》をキャスト。ディスカードフェイズに溢れんばかりの手札を手に入れる。

しかし、池下の攻勢も止まらない。《タルモゴイフ》が攻撃すると、さらに《台所の嫌がらせ屋》をキャストし、攻めの姿勢を崩さない。

だが、積極的に基本地形をサーチしてライフを守り続けてきた岩津が、《台所の嫌がらせ屋》をキャストし、《台所の嫌がらせ屋》同士で相打たれてしまうと、攻め手が微妙に鈍ってしまう。

それを嫌った池下の《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》キャストに突き刺さる岩津の《滅び/Damnation》。

しかし、池下にはまだ《樹上の村》が残っている。そして《樹上の村》を防ぐためにキャストされた《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth》を《流刑への道/Path to Exile》で除去し、道を切り開く。

この時、岩津がライフを獲得するために能力を使用し、《流刑への道》の能力でリムーブされるのではなく墓地に落とされたため、池下は《罪/Crime》で自身の戦力として追加する。

岩津の《貪欲なるベイロス》2枚目も、《叫び大口》で除去...とここで岩津が場に出る前に《貪欲なるベイロス》をサクリファイスしたため、池下はせっかく手に入れた《貪欲なるベイロス》を自ら除去しなければいけなくなってしまう。

とはいえ、追加のクロックとして《叫び大口》を手に入れた池下。《壌土からの生命》とサイクリングランドのエンジンで手札を充実させようと苦慮する岩津に《根絶/Extirpate》を打ち込み、ライフを攻めていく。

しかし、数度にわたるライフ回復能力によって高まりに高まった岩津のライフはまだ遠い。

この猶予でサイクリングランドでライブラリーを掘り進み、そして、今度は岩津が《罪》を使用。池下の《聖遺の騎士》を奪うと、お返しとばかりに《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》で池下のライブラリーからも《壌土からの生命》をリムーブする。

こうして、ロームデック対決にも関わらず、お互いが《壌土からの生命》をデッキからリムーブされているという奇妙なゲームとなった。

池下は《罰/Punishment》で《聖遺の騎士》を除去したものの、序盤に岩津のみが《壌土からの生命》を使えていたことによるライフと枚数の差は埋めがたいものだった。

Worm Harvest
最終的に、《蟲の収穫/Worm Harvest》が生み出したトークンが、そのアドバンテージ差を確固たるものとし岩津を勝利へと導いたのだった。

岩津 2-0 池下

岩津 「デッキの《蟲の収穫》の枚数差で最後は決まりましたね」

池下 「デッキの練り込みが足りなかったですね...」

残念ながら、オポーネントマッチパーセンテージ差で10位となってしまい、トップ8によるシングルイルミネーションにはわずかに手が届かなかった、岩津。

だが、昨年末からの愛知勢による快進撃の一端を十分に感じさせてくれた。

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