Interview:

Posted in Event Coverage on February 27, 2004

By 森 慶太

藤田剛史デザインの赤単色デッキにパイロットした黒田正城。彼は239人もの強豪たちの中でたった一人きりの栄誉を勝ち取ることになった。そう、8連勝による初日全勝である。

藤田剛史のデッキがブロック構築のプロツアーで初日全勝を果たしたのはこれが三大会連続(大阪・ヴェニス・神戸)とのことで、その前のプロツアー東京ではデザイナーの藤田自身が大会を準優勝で飾っているわけだから、もはや藤田ブランドというのは正真正銘の本物ということだろう。

フランスのRaphael Levyとの初日最終戦フューチャーマッチを終えたばかりの黒田に、短いながらもインタビューさせてもらうこととなった。

編註
「初日の記事には一切のデッキリストを掲載しない」というのが今大会にあたってのウィザーズ社の方針であるため、初日恒例の「全勝者デッキリスト」も掲載されません。土曜日に「二日目進出者完全デッキリスト」を掲載させていただく予定です。

Sideboard:おめでとうございます。今度はとうとうプロツアーでの初日全勝ですね。
黒田:そうやね(笑) ありがとう。

Sideboard:今日の勝因はどのようなあたりだったでしょう?
黒田:親和にも、そして親和メタの赤いデッキにもちゃんと勝てたことかな。えーと、この環境ではほかの親和メタとしては確かに緑っていうのも(親和メタとして)大きいけど、やはりバーンの一発一発っていうのがものすごく大きくて。一発なぐられるよりも、2ターン先にこっちは4点与えてる。そのへん全然緑のデッキは間に合わない。

Sideboard:なるほど。速度負けすることがない、と。
黒田:うん、でもまあたしかに森出されたら若干しんどいことはしんどいです。

Sideboard:ところで同じ赤単色というカテゴリーにしてもKai Buddeらドイツ勢のそれと比べて、どういった点が勝っていたのでしょう?
黒田:うんっと。ドイツ勢と明らかに違うのは無駄に壊れるアーティファクトがこっちは入っていないこと。たとえば、しょーもない《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman》とか《酸化/Oxidize》でなんとなくマナベースが破壊されてしまって事故ったりということがないかな。

Sideboard:本来的に親和でない黒田さんにとって無駄カードになるはずの相手のアーティファクト破壊によってうっかりアドバンテージをとられるようなことがない。と。
黒田:うん。これは明らかにミラーマッチでアドバンテージになって、たとえば相手がKai Buddeだったとしたら、こっちはサイドからありったけのアーティファクト破壊を投入してマナソースを攻撃できる。コントロールミラーマッチではマナ勝負やからね。むこうのマナは壊れるんやけど、こっちは壊れないっていうことで。これってむちゃくちゃ強いんじゃないかな。

Sideboard:ときに、今日の8回戦でもっとも印象的だった対戦相手は誰でしょう? あ、もちろん一人に無理やり絞ってくださらなくても結構です。
黒田:えっと、あれは5回戦かな。親和の、今(8回戦)ちょうど横で格がやってた相手。

Sideboard:Caumesですかね。
黒田:うん。そうそう。そんな名前やったと思う。で、延長ターンはいって、ライフがこっちがもう2しかなくて、あっちは13。えっと、俺のライブラリがぴったり12枚。で、そこでドラゴントップデッキして。

Sideboard:《炉のドラゴン/Furnace Dragon》ですか。
黒田:うん。で、そのタイミングじゃないと《弧炎撒き/Arc-Slogger》の(能力起動のためにも)10枚リムーブも間に合わないしね。本当にそこで引くしかないドラゴン。

Sideboard:おお。唯一の回答ですか。もしかして、そのトップデッキ以外は引き分けどころか負けてしまっていたり、というシチュエーションでした?
黒田:うん。そうやね。あと、「どうもドラゴンは(ライブラリーの)上のほうにいるんやないかな」って思って、それ以前にも何度か《弧炎撒き/Arc-Slogger》の起動を考えたときがあるんだけど。それも我慢した甲斐がホントあったなぁと。まあ、引き込めた。今日は勝てたんやなあ、と、印象的でしたね。

Sideboard:ところで、黒田さんというとご自身でデザインなさったデッキがほうぼうで活躍なさってたりするわけなんですけど、どうしてまた今回は「ひとのデッキ」を選ばれたんでしょう?
黒田:今回は調整する時間も無かったし、そう、自分自身で時間を割けなかったというのがひとつ。あとは、ほかの大阪の(藤田剛史との調整に加わっていた)連中もみんな信頼してる連中ばっかりだったんで。やっぱり間違いなかろうということで力をかりました。

Sideboard:これで、藤田剛史さんのデッキは大阪、ヴェニス、神戸と三大会とも初日全勝という快挙ですね。そう、初日全勝、です・・・。
黒田:ははは(笑) そう、俺三回やらかしてるからね。全勝して二日目ボコボコっていう。

Sideboard:ジンクス、という意味では鬼門というイメージはあるかもしれません。
黒田:グランプリだとブロック構築の札幌と浅原君が優勝したときのリミテッドの京都、それに日本選手権もダメやったからね。「四度目」はなくしたい(笑)

Furnace Dragon

Sideboard:二日目、ぜひともがんばってください。ところで、今日のキーカードはその勢いをつけてくれた《炉のドラゴン/Furnace Dragon》だったとして、明日は決勝進出のために、どれにMVPをとってもらいましょうか?
黒田:えっと、明日が親和とあたるのが多いとしたら、やっぱり《減衰のマトリックス/Damping Matrix》にがんばってもらいたいな。赤単やったとしたら、ほかの海外のデッキにはスピードまけしないと思うので。《爆片破/Shrapnel Blast》でワンパンはやいからね。がんばりたいです。

Sideboard:火力、という要素はやはり大きかったですか。
黒田:そうやね。今日の8回戦だけでもコンバットなしで4回勝ってるからね。

Sideboard:8回戦で16回デュエルに勝っているうちの4本。実に1/4という割合ですか。それは実に大きいといえそうですね。
黒田:うん。バーンというのはキーワードやと思う。

Sideboard:明日の抱負はズバリ・・・?
黒田:・・・コケないこと(笑) それだけ。

Sideboard:四度目の正直、がんばってください。
黒田:ありがとうございました(笑)

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