-P.S.2.
森田 雅彦(グランプリ・クアラルンプール優勝。グランプリベスト8 11回)
黒田 正城(プロツアー・神戸優勝。1999年日本代表。)
森 勝洋(2000-2001シーズン・ルーキーオブザイヤー)
P.S.2.は昔「グレイヴィートレインに乗っていたプレイヤー達へのボーナス」とも言われたマスターズ・ヴェニスで優勝。昨年チーム戦のグランプリが日本でなかったために、ディフェンディングチャンピオンとして今大会を迎えることになる。
貰ったパックは黒に《夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star》赤に《降る星、流星/Ryusei, the Falling Star》緑に《昇る星、珠眼/Jugan, the Rising Star》と豪華な3ドラゴン。それに加えて《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》《龍の牙、辰正/Tatsumasa, the Dragon's Fang》と揃いレアは十分なパックとなった。

他のパーツを見ると、黒が《霊魂の奪取/Rend Spirit》3枚に《肉体の奪取/Rend Flesh》が2枚。《希望の盗人/Thief of Hope》を筆頭に低マナ圏のスピリットが多く、《貪る強欲/Devouring Greed》まである。
赤は上記の2枚のレアに加えて《氷河の光線/Glacial Ray》《浪人の犬師/Ronin Houndmaster》とこちらもなかなか。
緑も多色をサポートするように《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》が4枚あり、3枚3色ある本殿と非常に相性がいい。
だが他の2色が普通のデッキくらいの強さで、チームシールドで使うには少々パワー不足の感が否めない。
デッキ構築もその弱い2色をいかに使うかという部分で二転三転。「黒単、緑青タッチ本殿、赤白」と組んだのだが……流石に黒単じゃないだろということで「黒赤、緑青タッチ本殿、黒白」に変化。
いったんはこの形で落ち着いたのだが、スピリットデッキを黒白と黒赤どちらにするかで迷う。そして、結局どう組んでも黒白が弱くなってしまう「2強1弱」の組み方ではなく、
黒単:《夜の星、黒瘴》+スピリット+《貪る強欲》
緑青タッチ本殿:赤白黒本殿+《昇る星、珠眼》《降る星、流星》《龍の牙、辰正》+4《桜族の長老》
赤白:ウィニー侍+《義理に縛られし者、長雄/Nagao, Bound by Honor》
といった感じで3人が勝ち目のある割り振りとなった。
当然2Byeを持つチームなので、1回目の構築は2回しか戦わない。この3人ならば最低でも1勝1敗、大方2勝でいけるだろう。
チームメンバーの森 勝洋が引退を匂わせており、最後の記念といった感じで再結成されたチームでもある。だが、実力と実績、ともにトップクラスであることは間違いなく、連覇で有終の美を飾りたいところだ。