Live Coverage of 2005 Grand Prix Osaka

Posted in Event Coverage on January 9, 2005

By Keita Mori

TABLE OF CONTENTS

BLOG

Sunday, Jan. 9 : 9:46 am - 初日全勝チーム:Triple Mulligan

by Keita Mori

160チームが7回戦のシールド戦を経て20チームに絞りこまれ、Triple Mulliganが首位に輝いた。これは2004年のプロツアーシアトルでベスト4に輝いたS.A.I.有田 隆一が率いるチームというわけだが、完全なるワントップのチームというわけではない。

初日全勝をおさめたチームTriple Mulligan。左から秋山 貴志(千葉)、有田 隆一(東京)、下地 愛(東京)。

「S.A.Iのときのイチロー君がそうやったけど、やっぱりチーム戦で勝つには勢いのあるコを引き抜いてくるのがマジで一番なんやって!」

と、破顔一笑の有田。ここで有田がこのチームのキーポイントにあげているのはグランプリ横浜でベスト8に勝ち上がった秋山 貴志だ。有田直伝のマジックの腕前とはいえ、このチームでは比較的シンプルなコンセプトのデッキを下地に渡そう、というコンセンサスがあるだけに、有田としては秋山にはエース級の活躍を期待しているのだ。そして、実際にデッキ構築面、プレイ面で秋山がそれに答えてくれたからこその初日全勝なのである。

「ほんまね。こまかい部分、デッキの最後の1枚2枚を調整するにもアクア(秋山のニックネーム)の意見は参考になるし。腕を信頼しているからこそ組んだのが正解やったね」

と、有田は続ける。ただ、何度も組みなおして精度をあげていくことの出来るチームシールドとは違って、チーム・ロチェスターは出たとこ勝負の世界である。そういう意味では、チーム・ロチェスターの方法論と経験則は有田にしか備わっていない。日曜日の緒戦でマッチアップされることになるPS2戦は正念場になりそうだ。

「アクアには自分のデッキを仕上げてもらって、オレが愛と自分のデッキをなんとかするっていう感じかな。正直、こっちはチャレンジャーやろうね」

と、有田は予測する。

現実的なラインとして、1敗1分あたりがベスト4進出のボーダーであるだろうと目されているだけに、ここでPS2(森田 雅彦、黒田 正城、森 勝洋)から金星をとれるかどうかは、まさにTriple Mulliganにとってのキーポイントになるやもしれない。果たして、このトリオはかつてのPoor Sharkのような快挙を達成できるだろうか? 数少ない、というかこのグランプリで日曜日に勝ち残った唯一の女性プレイヤーである下地にも、是非とも奮闘していただきたいものだ。大塚に続くグランプリ決勝ラウンド進出プレイヤーを目指してほしい。


Sunday, Jan. 9 : 10:55 am - Photography

by Keita Mori

大久保氏と近藤氏による立体カードの実演製作と展示もこのグランプリ会場で行われている。ちなみに、近藤氏は大久保氏に技法を学んだお弟子さんだとか。大久保氏の作品は2004年度の世界選手権サンフランシスコ大会でも紹介され、やはり大好評であった。


多くのファンが《降る星、流星/Ryusei, the Falling Star》を手にNottsuo氏のサイン会へとやってきた。


大久保氏と近藤氏の立体カード展示作品の中にはライフカウンターの姿も。カードの継ぎ目に金属のボルトを使用することによって安定感が増し、より実用的になったとか。これも匠の技。


初日全勝チームのTriple Mulligan下地 愛(東京)の姿があったように、チームイベントということで女性プレイヤーの姿はふだんのプレミアイベント以上に多かったようだ。写真のTeam Valkyries(東京)はアメリカから取材にやってきたTed Knutsonを大いに驚かせ、喜ばせた。「アメリカでもチーム戦で女性は活躍できていたけど・・・日本も負けてないね」



Sunday, Jan. 9 : 12:42 pm - 神河ロチェスターのイロハ

by Keita Mori

チームロチェスターは三人競技である。そのため、必然的に

・ワントップ
・ツインタワー
・総員協力型

のどれかを基本的なチームのスタイルとしてロチェスターを行うことになる。

ASAYAN、左から小倉 陵、高桑 祥広、大澤 拓也

「ワントップ」の代表例はプロツアーシアトルで準優勝を飾っているshop-fireball(石田 格、池田 剛、岡本 尋)で、ここは石田 格の卓越したセンスを最大限に活かすことを第一義としており、池田などに言わせると「我々の価値観は石田 格とイコール」ということになる。

「ツインタワー」になっているチームで注目の存在は、初日全勝を果たしたTriple Mulligan(有田 隆一、秋山 貴志、下地 愛)。このチームは有田が下地と自分のデッキを管理し、エースの秋山にはとにかく自分のデッキを作りこんでもらうというスタイルになる。

そして、ともすると失敗してしまいがち、しかしながら、機能したときに素晴らしい力を発揮するのが「総員協力型」だ。本稿では、世界選手権第三位の小倉 陵と関東の実力派リミテッダーコンビである高桑 祥広大澤 拓也によるトリオ、ASAYANに「総員協力型」のドラフティングについて話を聞いてみた。

「自分のデッキを仕上げるということが大前提ですね。それぞれが自分でデッキを作って、対面の対戦相手の動向をしっかり判断して、その上で、どうしてもカットしてほしいカードを仲間に伝えるっていう感じです」と、高桑が口火を切る。

「オレが黒系、クワが白、大澤に緑っていうのが基本的な色の担当ですね」とは小倉。青と赤は卓の情勢次第で配分することになるという。「まあ、緑の大澤が多色にも発展しやすいから、カット役ですね」とのこと。

それでは各自が担当する色のデッキを完成させていく上で基本とすべきことは何であるかを問うてみると、大澤が「緑はともかくマナブーストです。黒はドレイン(《貪る強欲/Devouring Greed》)とフィアー(畏怖能力)。白は・・・《兜蛾/Kabuto Moth》かな」と答えてくれた。

実際に彼らのドラフティングを見てみると、三人それぞれが頻繁に意見交換をかわしあうべくジェスチャーを多用していることがまず印象に残る。三人が自分のマッチアップでベストな情況に持っていけるように突き進むわけだから、下手な人間がやってしまったら衝突をおこしたり、それこそ仲間内での「ナチュラルカット」も発生してしまいかねない。しかしながら、それぞれの個性を尊重しあうASAYANは実に巧く「総員協力型」を成立させている。ちなみに、彼らは「こっちが積極的にクリーチャーをピックすることによって、対戦相手のうちの誰かを潜在的なクリーチャー不足に追い込む」という方法での成功をおさめたこともあるとか。パックの中味次第だが、覚えて置いて損はない戦法だ。

もちろん、チームに集まったメンバーの個性を一番活かせる方式でのロチェスター・スタイルを確立できたのであれば、それがどのような方法論でも問題は無いだろう。ただ、ほかの「成功しているチームのやり方」というのは、なによりも参考になるのではないだろうか?


Sunday, Jan. 9 : 1:31 pm - Top 4 への動向

by Isamu Fujieda

Feature Match には組まれなかったが、P.S.2.がペアリングの妙で下のComing Outと当たったために波乱が起きそうな展開となった。そのため有力チームの試合をダイジェストで紹介しよう。

P.S.2.(22points) vs. Coming Out(19points)

A:黒田 正城 vs. 中島 主税
B:森 勝洋 vs. 三津家 和彦
C:森田 雅彦 vs. 石川 錬

FireballはTriple Mulliganをスィープでくだして最終戦へ。

戦前の予想としては、B卓三津家が3枚の《氷河の光線/Glacial Ray》と《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》、それに2枚の《山崎兄弟/Brothers Yamazaki》がデッキに入っており黒田、森田が必勝ということになった。

だが、蓋を開けてみればB卓の試合も含めて6ゲーム先取でP.S.2.の圧勝。B卓の試合も森勝洋の絶妙と言えるプレイングで勝利した。

Coming Outは中島、石川共に事故が響いて大物食いならず。

www.shop-Fireballpros.com(21points) vs. Triple Mulligan(21points)

A:岡本 尋 vs. 秋山 貴志
B:池田 剛 vs. 有田 隆一
C:石田 格 vs. 下地 愛

こちらはB卓が若干Fireballpors側に有利というだけで後は拮抗していた。だがA卓秋山が痛恨のデッキチェックミスにより、岡本が事故で圧倒的有利だった1ゲーム目を落としてしまう。これが流れを変えたのか、1本落としていたB卓の池田も息を吹き返した。
結果池田が1本落としただけでFireballpros勝利。P.S.2.に続き決勝ラウンドへの進出を確定させた。

他にもGatas Brilhantes(笹川、小室、志村)も3人勝利で22points。ASAYAN(大澤、小倉、高桑)が強敵Hana Takadaka(藤田修、藤田剛、東野)をFeature Matchで下してこちらも22points。

前のラウンドでASAYANとIDをしたOne Spin(斉藤、津村、鍛冶)も勝利してラストラウンドに臨むこととなった。


Sunday, Jan. 9 : 6::55 pm - Junior Champion:竹中 雄飛

by Keita Mori
ジュニアオープンのチャンピオン、竹中 雄飛(15歳)

フィフスドーンが発売したあたりからのマジックキャリアであるという竹中 雄飛(中学三年生/大阪)が大阪ジュニアオープンで優勝した。スイス式の5回戦がフォーマットで、もちろん竹中はこのイベントに全勝している。

竹中はマジックをはじめた当初から「黒コントロール」デッキをプレイしていたという黒使いで、今大会は《木霊の手の内/Kodama's Reach》や《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》を活かしてマナをのばすスタイルの「緑黒コントロール」、《死の雲/Death Cloud》デッキだ。

彼のデザインで印象的なのはメインデッキに《強要/Coercion》4枚と《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》1枚が投入されていることで、コントロールデッキを強く意識していることがうかがえる。もっとも、実際に彼が打ち倒してきたのは親和(Affinity)2人、ポンザ系2人、《歯と爪/Tooth and Nail》デッキが1人だったが、サイドボードも含めての彼の備えは完璧だった。

竹中は大阪近郊のジュニアのイベントにはほとんど参加しているということだから、短いながらも、密度の濃いキャリアを送ってきているということだろう。彼は友人たちとともにグランプリ大阪本戦にも参戦しているわけで、きっと、大きな舞台で活躍する彼を見ることが出来るようになるだろう。ちなみに、グランプリ本戦では、彼のチームは3勝3敗1分という成績だったそうだ。普段はリミテッドフォーマットに触れる機会があまりないそうだから、立派なパフォーマンスと言えるだろう。

おめでとう、ジュニアチャンピオン竹中 雄飛

Yuuhi Takenaka

Download Arena Decklist

Latest Event Coverage Articles

December 19, 2019

Grand Prix Oklahoma City 2019 Final Standings by, Wizards of the Coast

Rank Player Points Prize Money 1 Carlson, Matt [US] 37 $6,000 2 Foreman, Matt [US] 37 $3,000 3 Cole, Conor [US] 36 $1,500 4 Majlaton, Alex [...

Learn More

December 11, 2019

Grand Prix Brisbane 2019 Final Standings by, Wizards of the Coast

Rank Player Points Prize Money 1 Gibson, Kyle [AU] 36 $6,000 2 Yeh, Chih-Cheng [TW] 37 $3,000 3 Thompson, Chris [AU] 37 $1,500 4 Lee, Anthon...

Learn More

Articles

Articles

Event Coverage Archive

Consult the archives for more articles!

See All