Masters決勝: Gary Wise vs. Jens Thoren

Posted in Event Coverage on November 10, 2002

By Keita Mori

「Onslaughtは4色しかない」

そんな過激な声さえあるほどに・・・ONS-ONS-ONSフォーマットでの青はたしかに弱い色である。事実、世の論調はいかに青くないデッキをドラフトするか・・・という方向へ大きく傾いている。

しかし、Gary Wiseは戦前にこう語ってくれた。それは彼がSideboard Online上のコラムでも主張していることでもある。

「圧倒的に不人気な色をドラフトするということは、卓上のかなり少ない人数でその資源を独占することができるだろ。それだけに、かなり遅い段階でかなりクオリティの高いカードがピックできるってことさ。事実、オレは35枚近くの優良カードをドラフトできている」

そして、事実Wiseは決勝戦まで勝ちあがった。しかし、対峙する"Broken Jens"はドラフトしたデッキまで"Broken"だったのである。

《星の嵐/Starstorm
《テフラダーム/Tephraderm
《解体するオーグ/Butcher Orgg

といった強力なカードが目白押しであり、デッキパワーの面では彼を推す声のほうが圧倒的に多い。

「・・・たしかに、Jensは素晴らしいプレイヤーで、しかもご丁寧に爆弾満載デッキだ。しかし、テンポを掌握できればオレのフライヤーがゲームを決められるはずだ。だから、Jensのカードパワーとオレのテンポの勝負になるだろうな」

ちなみに、Gary Wiseがキーカードをあげたのは以下の二枚。

《奉納/Oblation
《クローン/Clone

はてさて、Wise Wordは本当の意味でのWise Wordとなるのだろうか。

Game 1

先攻Wise《島》2枚というハンドをキープ。ちなみにスペルは真っ白な初手であり、最初に展開できたのは《変異/Morph》クリーチャーだった。

嫌な予感のするハンドである。

一方の"Broken Jens"。彼は1マナで《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder》、2マナで《腐敗を導く者/Shepherd of Rot》と順調に展開した上で《ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk》を召喚。パンプアップをちらつかせたこのクリーチャーがWiseのライフを削り落としていく。もちろん《腐敗を導く者/Shepherd of Rot》も淡々とお互いのライフトータルを蝕んでいく。

悪いことに、Wiseの展開したマナベースはという有様。同時に、相変わらずハンドは真っ白いのである。

さらに、爆弾1号。《テフラダーム/Tephraderm》降臨。

"Broken Jens" 1-0

Game 2

またしても最初のパーマネントを出せたのは Thoren だったわけだが、今度はWiseも《締めつける綱/Choking Tethers》のサイクリング経由でと展開し、《霧衣の夢幻/Mistform Dreamer》を召喚するスタート。ちなみに、後手のJens Thorenは《腐敗を導く者/Shepherd of Rot》、《変異/Morph》と戦線を拡大した。

Wiseの4ターン目の行動は「オレのデッキはテンポが命」と語っていたとおり、《上昇するエイヴン/Ascending Aven》の召喚だった。・・・しかし、このクリーチャーはThorenの《変異/Morph》が《スカークの猛士/Skirk Commando》であったために儚くも0.5ターンの命となった。

Wiseは《霧衣の金切り魔/Mistform Shrieker》を召喚するも、ここでThorenの素晴らしいプレイにしてやられてしまうことに。

まず、《疑惑の冠/Crown of Suspicion》をその《金切り魔》にエンチャント。そして《冠》の能力を起動して《夢幻》と《金切り魔》の双方を「ターン終了時まで-2/-1」する。その上で《スカーク》を含めた全軍が突撃し・・・Wiseとしては《スカーク》との相打ちを受け入れざるをえない展開となる。

そして、このあと両者がともに《変異/Morph》のクリーチャーを1体ずつ展開するのだが、Thorenのそれは《物怖じするヴァレスク/Skittish Valesk》であり、直接戦闘で圧勝することに。

・・・しかもThorenはコインフリップにもなかなか負けない(つまり《ヴァレスク》が裏返らない)という"Broken"ぶりであった。

ここでThorenはさらに2体の《変異/Morph》を展開し、Wiseは《疾風衣の侵略者/Gustcloak Harrier》に《畏敬の冠/Crown of Awe》をエンチャントして対抗するも、やはりクリーチャーの絶対数がどうにもならなかった。

事故って一敗、完璧なドローをされて一敗・・・といいトコなしでWiseは散ってしまったのだった。

・・・もっとも、Draftを終えた段階で"Broken Jens"は勝っていたのかもしれないが。

Final Result:Jens Thoren wins 2-0

Now, "Broken Jens" is our Masters Houston Champion !

Wise、無念。

Houston Masters Top 8 Draft Deck

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Houston Masters Top 8 Draft Deck

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Sorcery (1)
1 Blatant Thievery
Enchantment (2)
2 Pacifism
Land (17)
9 Island 8 Plains
Other (1)
1 Gustcloak Harier
40 Cards

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