Masters 決勝: David Humpherys vs. Ryan Fuller

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By 平林和哉

David Humpherys vs. Ryan FullerYMG (Your Move Game)の David Humpherys と ABU (AlphaBetaUnlimited.com)の Ryan Fuller 。昨シーズンのプロイベントでは ABU の躍進が目立っていたが、今シーズンに入ってからの YMG、特に Robert Dougherty と Humpherys の活躍は目覚しいものがある。 とはいえ YMG も ABU も Darwin Kastle 以外は、チーム戦以外でのプロツアーやマスターズでのタイトルを手にしてはいない。前回は Michael Pustilnik に Chris Benafel が惜敗したが、今回のサンディエゴマスターズでは互いに初タイトルのチャンスとなるわけだ。 Upheaval の Humpherys と No-Upheaval の Fuller 。まさに青黒コントロールだらけになったマスターズにおいて、結局アンチ Upheaval たるステロイドたちは勝ち残れずに本命デッキ同士の対決となった決勝戦。

どちらが栄冠を手にすることになるのか?

Game 1

コインフリップにより Fuller の先攻。

《硫黄孔/Sulfur Vent》 2 枚、島 2 枚、《Nightscape Familier / 夜景学院の使い魔》、《 Syncopate / 中略 》、《ロボトミー/Lobotomy》という初手を Humpherys はキープ。

互いにタップインランドを展開するスローな立ち上がり。第 2 ターンに島をセットするかと思いきや、連続して《硫黄孔/Sulfur Vent》をセット。Fuller は当然その隙に《サイカトグ/Psychatog》をプレイするがどう対処していくつもりなのだろうか?

が、あっさり土地が 4 枚で止まってしまった Fuller の《サイカトグ/Psychatog》は Humpherys の《はね返り/Recoil》で処理されてしまう。

業を煮やした Fuller がプレイした《嘘か真か/Fact or Fiction》は《中略/Syncopate》されて、次ターン再度プレイしたものの《対抗呪文/Counterspell》されどうにも動きの取れない Fuller 。ただ Humpherys も決め手となる《激動/Upheaval》、《サイカトグ/Psychatog》の 2 つと《ロボトミー/Lobotomy》を持っているものの土地を 10 枚以上引き続けて自分から動けたものでない。

そこでの Fuller の《のぞき見/Peek》。これと通常のドローでそろそろ追加の土地を引けるはず…

まだ引かず。さらに 3 枚目となる《嘘か真か/Fact or Fiction》をプレイに対してカウンターを引いていない Humpherys は通すしかないのだが、何が起きているのかこの 5 枚にすら土地が入っていない。

そうはいっても時間がたてば当然 Fuller の方にも土地が並びだすわけであるし、その間にアクションを起こせなかった Humpherys はなんと《激動/Upheaval》を 3 枚もドローしてしまう。

そうこうしているうちに手札がバースト(土地を並べることができずにディスカードしなければならない状態)になってしまった Humpherys 。とても大雑把になってしまう《激動/Upheaval》はひとまず置いておいて《サイカトグ/Psychatog》から切り込むことにするが、これは Fuller の《記憶の欠落/Memory Lapse》 3 枚によってお茶を濁されたうえでの 4 枚目の《嘘か真か/Fact or Fiction》!

Fuller の手札が充実していき《サイカトグ/Psychatog》まで姿を現すに至って、Humpherys は決断を迫られる。すなわちただ待っているか、《激動/Upheaval》によるアクションをおこしていくかの 2 択。

Ryan FullerHumpherys が選択したのは後者だった。Fuller のデッキは性質上、タップアウトしようが《サイカトグ/Psychatog》を出すくらいのことが出来ない。それならばカウンターとの 1 : 1 交換でいいだろうというつもりで 1 枚目の《激動/Upheaval》をカウンターさせた次ターン、特に出来ることのない Humpherys が思い切った動きを見せる。

場に展開した 3 枚の《硫黄孔/Sulfur Vent》をフルに使用して(《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》によるコスト軽減も含めた上での)再び《激動/Upheaval》で仕掛けていく。ところが最初の《激動/Upheaval》は《対抗呪文/Counterspell》、 2 枚目は《記憶の欠落/Memory Lapse》でかわされてしまい無害な羊状態となってしまった Humpherys 。

その返しで Fuller は《セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum》を連続起動し、なんとかバウンスを引いての瞬殺を目指すが全然引けず。それどころか残りライブラリーにカウンターがほとんど無いのも確認されているため、その返しで《激動/Upheaval》が通ってしまう。

《激動/Upheaval》直後の《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》展開後、次ターン《サイカトグ/Psychatog》と《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator》のどちらをプレイするか悩んだ上で Humpherys は《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator》の方をプレイするのだが、ここで Fuller が《霊気の噴出/AEther Burst》。確かに必要なタイミングだったが、もう少し早く引いていれば、と思わずにはいられないだろう。

とは言ってもそこはここまでさんざんぬる引きを繰り返した Humpherys 。一度は Fuller の《サイカトグ/Psychatog》を《排撃/Repulse》するも、ここでひたすらに土地を引き続けて場が有利になりきらない。むしろ《霊気の噴出/AEther Burst》を引かれるだけで負けてしまう状態-《対抗呪文/Counterspell》もバウンスも何もないのだ。

恐れていた事実その通りに Fuller は《霊気の噴出/AEther Burst》を使って Humpherys を裸にしてしまう。もちろん《サイカトグ/Psychatog》が一瞬にして Humpherys のライフを削りきり、Fuller が長い一本目を先取したのだった。

Humpherys 1-0 Fuller

・Sideboarding

Fuller
・Out
2 《Force Spike / 魔力の乱れ》
1 《記憶の欠落/Memory Lapse》
1 《霊気の噴出/AEther Burst》
2 《予報/Predict》
1 《蝕み/Undermine》

・In
3 《撹乱/Disrupt》
1 《方向転換/Divert》
1 《反論/Gainsay》
2 《ロボトミー/Lobotomy》

Humpherys
・Out
3 《中略/Syncopate》
1 《激動/Upheaval》
1 《はね返り/Recoil》
3 《サイカトグ/Psychatog》

・In
4 《反論/Gainsay》
4 《強迫/Duress》

Game 2

アドバンテージを追求することを選択したのか後手を選択した Humpherys 。第 2 ターンにプレイした《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》はカウンターされ、後手の選択の是非を考えてしまうスタート。

第 5 ターン、後手を選択した Humpherys による《強迫/Duress》。《嘘か真か/Fact or Fiction》 2 枚、《霊気の噴出/AEther Burst》、《対抗呪文/Counterspell》、《反論/Gainsay》、《ロボトミー/Lobotomy》とある中から致命的になり得る《ロボトミー/Lobotomy》をディスカードさせることを選択する。

その後ライブラリー操作を連打するも土地の伸びが芳しくない Fuller を尻目に、《嘘か真か/Fact or Fiction》で着実にアドバンテージを稼ぎ出していく Humpherys 。とかく純粋なアドバンテージを求める代償として手札が《排撃/Repulse》ばかりになってしまっているため、ある意味危険な状態になっている。ここは多少のアドバンテージを放棄してでも《反論/Gainsay》などのカウンターを引き込んでいくべきであったのではないだろうか。

Fuller の《嘘か真か/Fact or Fiction》をカウンターしたついでにほぼタップアウトしながら自らも《嘘か真か/Fact or Fiction》を使用するが、Humpherys の期待とは裏腹に土地 4 枚と《嘘か真か/Fact or Fiction》…

Humpherys の読みどおり返しのターンで何もプレイしてこなかった Fuller だが、次なる《嘘か真か/Fact or Fiction》に対しての Humpherys の《嘘か真か/Fact or Fiction》は《記憶の欠落/Memory Lapse》されてしまい通ってしまうことに。

David Humpherysこれまた大したスペルは無かったのだが、ここで脅威になっているのが《セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum》。これのおかげで Fuller は例え土地だらけであってもアドバンテージを積み重ねればいい事になっており、《排撃/Repulse》ばかりの手札の Humpherys は一気につらい状況になる。

《嘘か真か/Fact or Fiction》が容易に通ってしまったことによって手札の弱さを露呈してしまった Humpherys 。土地、《ロボトミー/Lobotomy》-土地、《排撃/Repulse》、《対抗呪文/Counterspell》と分けるが、ここが攻め時と気づいた Fuller は遠慮なく《ロボトミー/Lobotomy》を手にしてそのままプレイ。自らの《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》を《排撃/Repulse》してまで抵抗するも回避できず、残り手札が《激動/Upheaval》と《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》だけになってしまった Humpherys は風前の灯に。

引いてきた《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》、《強迫/Duress》をプレイすることしか出来なかった Humpherys に対して手札十分の Fuller 。

何も出来ない Humpherys が《激動/Upheaval》を使おうとしてやめた返しで、あっさり《サイカトグ/Psychatog》-ブロッカーを《霊気の噴出/AEther Burst》どかしてのパンプアップでの決着となった。

Humpherys 0-2 Fuller

ただ単純にアドバンテージを取っているだけでいい Fuller 、かたやアドバンテージを追求するがゆえ、カウンター以外をためこみ過ぎたがために《ロボトミー/Lobotomy》での敗北となった Humpherys 。

まさしく《セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum》の有無が全てだったのだ。

Final Result: Ryan Fuller Wins!
Congratulations Ryan Fuller is San Diego Masters Champion!

Ryan Fuller

Download Arena Decklist
Creature (4)
4 Psychatog
Other (4)
4 'ther Burst
60 Cards
Sideboard (15)
1 Force Spike 1 Gainsay 3 Disrupt 1 Divert 3 Hibernation 2 Lobotomy 4 Slay

David Humpherys

Download Arena Decklist

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