Masters 準々決勝: 藤田剛史 vs. David Humpherys

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By 森慶太

単刀直入に言えば、《サイカトグ/Psychatog》デッキを食い物にしてきたプレイヤーが勝ち上がってきているこの Masters San Diego。久しく勝ち星に恵まれていなかった Steve OMS と藤田剛史が「Steroid」であり、今回対戦する Humpherys は「YMG Psychatog」デッキをセレクトしてきている。

すでに 6500USD の賞金を保証されている藤田ではあるが、10000USD の大台に是非とも手を伸ばしたいところだ。

仮想敵と定めてきた「青黒」との三連戦目であり、やはり正念場なのだった。
...勝利者は賞金額を 3500USD を上乗せするわけなのだから。

Game 1

《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》スタートの後手藤田。2 ターン目にも《カヴーのタイタン/Kavu Titan》を召喚し、これはHumpherysが長考の末《対抗呪文/Counterspell》する。藤田は《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》から《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》を召喚して長い長い第 2 ターン目を終えた。

藤田は《エルフ》 2 体でアタックしてターンエンドすると、Humpherysも 4 マナを並べてターンエンド。藤田のエンドステップに《嘘か真か/Fact or Fiction》。

・《ロボトミー/Lobotomy》、《激動/Upheaval》、《硫黄孔/Sulfur Vent》
・《サイカトグ/Psychatog》2

という気持ち悪い内容のカードが出現し、Humpherysは前者をハンドに加えた。そう、彼はオープニングハンドから《サイカトグ/Psychatog》を隠し持っていたのだ。

Humpherysは入手した《硫黄孔/Sulfur Vent》をセットするのみで、またしても 4 マナを残してターンエンド。藤田も《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》 2 体でアタックするのみだ。そして、Humpherysは《嘘か真か/Fact or Fiction》 2 発目。

・《サイカトグ/Psychatog》
・《はね返り/Recoil》、《島/Island》、《激動/Upheaval》、《対抗呪文/Counterspell》

Humpherysはここで後者を。
もはや《サイカトグ/Psychatog》がハンドに潜んでいることは公開情報も同様だ。

そして Humpherys 、《ロボトミー/Lobotomy》。藤田はスタックして《ウルザの激怒/Urza's Rage》したものの、ハンドが《森の力/Sylvan Might》、《Firebolt/炎の稲妻》《カープルーザンの森/Karplusan Forest》という内容であることを明らかにしてしまった。

長考の末、Humpherysは《森の力/Sylvan Might》を Remove。
《島/Island》と《激動/Upheaval》を捨ててターンエンドとした。

藤田は《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》2 体でアタックし、Humpherys 9。
《Firebolt / 炎の稲妻》で残り 7。

Humpherys、《古き泉/Ancient Spring》をドローしてきてそのままセット。ここでも行動内容に関して長考。
そして、とうとう《サイカトグ/Psychatog》を召喚した。

藤田はフラッシュバックでの《Firebolt / 炎の稲妻》を本体に打ち込んでターン終了。
これでHumpherys 5。
 
次ターン。
Humpherysは《サイカトグ/Psychatog》でアタック。結局ハンドのランドを捨てて 3 点だけのパンプアップを行った。そう、コンボを決めたあとに結局捨てることになるパーツを有効活用しただけのアタックだった。

そして、青青黒と残して《激動/Upheaval》、《サイカトグ/Psychatog》。

藤田も《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》を召喚したものの、1 回チャンプブロックできただけ。

続くリセット後 2 ターン目、藤田はセットランドする前に《森/Forest》から《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》。このプレイに対して...

Humpherysは「セットランドしないなら、《中略/Syncopate》1 点」

...藤田は敗北を認めた。

David Humpherys 1-0

Game 2

両者マリガンなし。
先手藤田が 2 ターン目に《たい肥/Compost》。

しかし、このカードが「メインボードのカードよりも特徴があって不自然だ」とHumpherysから主張があった。...もちろんお咎めなしとなったのだが、十数分にわたってゲームが中断した。

藤田は 3 ターン目に《Raging Kavu / 怒り狂うカヴー》を召喚したが、《対抗呪文/Counterspell》。Humpherysは《Nightscape Familier / 夜景学院の使い魔》を召喚してターンエンド。

藤田はこれを《Firebolt / 炎の稲妻》 2 枚がかりでカウンターしてから、《たい肥/Compost》によるキャントリップの《疾風のマングース/Blurred Mongoose》を召喚。

Humpherysは続くターンも《Nightscape Familier / 夜景学院の使い魔》。《疾風のマングース/Blurred Mongoose》のアタックをこのターンはスルー。そして《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator》へと繋げたのだった。藤田はこれを即座に《ウルザの激怒/Urza's Rage》してキャントリップ。

続くターン、藤田は召喚した《Raging Kavu / 怒り狂うカヴー》と《疾風のマングース/Blurred Mongoose》でアタック。ライフ差がHumpherys:13 vs. 藤田:17 となる。そして、2 枚目の《たい肥/Compost》を張ってノーハンドとなってターンエンド。

藤田、続くターンにフラッシュバックでHumpherysの《Nightscape Familier / 夜景学院の使い魔》を狙撃。藤田はちなみに 7 枚のランドを並べており、うち《蛮族のリング/Barbarian Ring》が 2 枚ある。

...長考の末、Humpherysは再生させるだけとした。
そして藤田は 2 体で攻撃を宣言。Humpherysは《Raging Kavu / 怒り狂うカヴー》を《殺戮/Slay》し、それぞれがキャントリップ(藤田は 2 枚)。
戦闘終了後、藤田は《野生の雑種犬/Wild Mongrel》召喚でターンエンド。

続くターンHumpherysは《硫黄孔/Sulfur Vent》をセットしただけでターンエンド。
何せ、1 コンボ決めたら終わりなのだから。

藤田は《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu》を召喚。それに対して Humpherysは対象となった《Nightscape Familier / 夜景学院の使い魔》を再生させた。
《野生の雑種犬/Wild Mongrel》、《疾風のマングース/Blurred Mongoose》がアタック。Humpherysのライフは 4 点減少して 7。ここでさらに《野生の雑種犬/Wild Mongrel》の 2 体目を召喚して藤田はターンを終えた。

エンドステップに、Humpherys 《嘘か真か/Fact or Fiction》

・《サイカトグ/Psychatog》《殺戮/Slay》《島/Island》
・《嘘か真か/Fact or Fiction》、《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》

...と、強力なカード群を分けた藤田。
そう、《激動/Upheaval》を持たれていないことを前提とせざるをえなかったのだ。

そして、当然のごとく前者を選んだHumpherysは、ここから《激動/Upheaval》と《サイカトグ/Psychatog》のコンボを決めた。

Final Result:David Humpherys 2-0 藤田剛史

Humpherys、さすがはマジック界最高の知性...と言ったところか。

David Humpherys

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Tsuyoshi Fujita

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