Masters 準決勝: Brian Hegstad vs. Ryan Fuller

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By 平林和哉

Ryan Fuller vs. Brian Hegstad

もはや説明も不要であろうABU( AlphaBetaUnlimited.com ) の Ryan Fuller 。対するは昨年のアメリカ代表であり、最近好調な Brian Hegstad 。GP 仙台にも遠征してきており、ターボランドを使っていた、と言えば分かる人は分かるだろうか。
Fullerが前回のニューオーリンズマスターズの決勝で敗れた Chris Benafel の分まで執念を燃やしている、かどうかは分からない。むしろプロツアーの後に行われるイベントであるため疲れきっている様子である。
連日深夜 1:30 まで真剣にマジックをするわけだから、消耗もするだろう。

Game 1

白青緑のトリーヴァコントロール( Hegstad )と No-Upheaval ( Fuller )のマッチアップ。今回のマスターズは当然のように Upheaval 、それに準ずる形の No-Upheaval が多数を占めているために Hegstad のトリーヴァコントロールがどれだけ対策を練っているかがポイントになるだろう。

ダイスロールにより Hegstad の先攻。基本的にはお互い青いデッキということでセットランドを繰り返すドローゴー的展開になるわけなのだが、二人とも非常に慎重なプレイングを行っている。例えば《 Peek / のぞき見 》で見たカードをメモするのは、最近のルール改正後は当たり前のように見られる光景だが、見られたカードも何度もチェックしているのでなかなかターンが進行しないわけだ。

そうしてスローテンポな展開の中、先に土地が止まってしまったのは Hegstad 。メインで《 Peek / のぞき見 》を使わざるを得なく、結局引いた《選択/Opt》を経ての土地セットには成功したのだが、返しで Fuller が《Psychatog / サイカトグ》をプレイ。当然のように、《吸収/Absorb》-《対抗呪文/Counterspell》-《記憶の欠落/Memory Lapse》とカウンター合戦が続いていくが、最後の時点で Fuller が長考する。

もちろん手札の《記憶の欠落/Memory Lapse》を使えば決め手となる《Psychatog / サイカトグ》を通すことはできるのだが、《 Peek / のぞき見 》で確認している Hegstad の《 Mystic Enforcer / 秘教の処罰者 》を通すことになってしまう。とはいえ、そもそも《記憶の欠落/Memory Lapse》ではその場しのぎになってしまうため、どのみちそのうちに《 Mystic Enforcer / 秘教の処罰者 》が場に出てしまうのは避けられない。ということで今のうちに《Psychatog / サイカトグ》を通すことに。

実は Hegstad は《 Mystic Enforcer / 秘教の処罰者 》を全て引ききっており、すぐに 2 体目の《 Mystic Enforcer / 秘教の処罰者 》が姿を現すことになる。トップデッキした《対抗呪文/Counterspell》のおかげもあってこれが通ってしまい、一気に不利になってしまった Fuller 。

一方、 Hegstad もブロッカーに残す方をバウンスされて即死しないかをしきりに気にしているようで、アタックにいくかひたすらに考える。ここまでくると長考というより超考といった感じで、さすがにジャッジに注意されてアタックを決意する Hegstad 。時間無制限とは言えども、限度もある。

Fuller は貴重な手札を捨てて、無理やりスレッショルドさせた上での《セファリッドの円形闘技場/Cephalid Coliseum》を起動して逆転を試みる。

手札は 2 枚。まずは《 Mystic Enforcer / 秘教の処罰者 》を《Repulse/排撃》。そして土地セットを経由しての《嘘か真か/Fact or Fiction》!しかし Hegstad のライフは 15 も残っており、最大限パンプしても 13 点しか届かない。スレッショルドを維持できる範囲での《Psychatog / サイカトグ》でアタックするも、結局はプロテクション黒の 6/6 フライング 2 体の前に屈したのだった。

Hegstad 1 - 0 Fuller

・Sideboarding

Hegstad
・Out
3 《神の怒り/Wrath of God》
1 《 Mystic Enforcer / 秘教の処罰者 》

・In
4 《翻弄する魔道士/Meddling Mage》

Fuller
・Out
2 《Force Spike / 魔力の乱れ》
1 《 AEther Burst / 霊気の噴出 》
2 《 Predict / 予報 》

・In
2 《撹乱/Disrupt》
1 《方向転換/Divert》
1 《反論/Gainsay》
1 《ロボトミー/Lobotomy》

Game 2

《沿岸の塔/Coastal Tower》、《低木林地/Brushland》の 2 枚で土地が止まってしまった Hegstad 。さらにその事故っている手札を《 Peek / のぞき見 》によって確認している Fuller は、 Hegstad の《 Peek / のぞき見 》を《蝕み/Undermine》、 2 連続の《記憶の欠落/Memory Lapse》と容赦しない。ならば Fuller の一方的な展開になりそうなものだが、Fuller も土地が 3 枚で止まってしまい泥沼な様相となってしまう。

先に土地を引き当て始めたのは Fuller 。 Hegstad は《記憶の欠落/Memory Lapse》を使われていてはいつまでたっても土地を引けないと悟ったか、3 枚抱えている《 Peek / のぞき見 》を使うのをあきらめたのが成功し、遅れてではあるが土地を引き始める。

Ryan Fuller

確かに土地を引いてはいるのだが、《サングラスの草原/Sungrass Prairie》、《沿岸の塔/Coastal Tower》と冴えない並び方で、その隙に Fuller が《嘘か真か/Fact or Fiction》。  Hegstad は《撹乱/Disrupt》を警戒してフィルターランドを使ってまで 1 マナ残しての《記憶の欠落/Memory Lapse》を試みるが、そこでまさかの《 Divert / 方向転換 》。

もちろんその後は Fuller のやりたい放題。《Repulse/排撃》だけ警戒しつつの《Psychatog / サイカトグ》パンチで終了。

Hegstad 1-1 Fuller

Game 3

前のデュエルでの土地事故を気にしてか後手を選択した Hegstad 。
ところがマジックとは不思議なもので、逆に Fuller が《塩の湿地/Salt Marsh》と《Underground River / 地底の大河》の 2 枚でストップしてしまう。この隙にと《嘘か真か/Fact or Fiction》などで果敢に攻め立てる Hegstad だが、またもや Hegstad まで土地が止まってしまい二人ともディスカードを始めることになる。

Hegstad は Fuller よりも土地自体は並んでいるのだが、 2 枚の《サングラスの草原/Sungrass Prairie》が足かせになってしまっている。サイドに《獣群の呼び声/Call of the Herd》や《 Wild Mongrel / 野生の雑種犬 》があるとはいえ、《吸収/Absorb》などの弊害にもなるのに、なぜ白青の方のフィルターランドを使用しないのだろうか?非常に疑問である。

Brian Hegstad

結局先に土地を引き始めたのは Hegstad 。自分から攻められるカードであるはずの《翻弄する魔道士/Meddling Mage》を 2 枚もディスカードしておいて、《嘘か真か/Fact or Fiction》で手札が増えてしまって困っているところでトップデッキ!そのまま Fuller が連打する《Psychatog / サイカトグ》を《記憶の欠落/Memory Lapse》、《Repulse/排撃》などでかわしていく。

・・・と聞くと Hegstad が勝っていそうに聞こえるのだが、実際に勝ったのは Fuller だった。そう、 Hegstad はあまりにも多くの土地を引き過ぎたのだ。

ここ一番での《嘘か真か/Fact or Fiction》をカウンターするために、自らの《翻弄する魔道士/Meddling Mage》を《Repulse/排撃》してまでドローを進めたにもかかわらず土地しかドローしない Hegstad 。慎重過ぎてジャッジから再三注意を受けていたにも関わらず、ここまでのドローの悪さにはどうすることもできない。

かくて、長時間におよぶ戦いはあっけない幕切れを迎えることになってしまったのであった。

Hegstad 1-2 Fuller

Final Result:Ryan Fuller Wins!
Forward to Final

Ryan Fuller

Download Arena Decklist
Creature (4)
4 Psychatog
Other (4)
4 'ther Burst
60 Cards
Sideboard (15)
1 Force Spike 1 Gainsay 3 Disrupt 1 Divert 3 Hibernation 2 Lobotomy 4 Slay

Brian Hegstad

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