Oddysey Block Team Rochester

Posted in Event Coverage on September 28, 2002

By Aaron Forsythe<break />translated by Keita Mori

 チーム・リミテッドというフォーマットを考える上で一つだけ間違いないことがある。それは、「絶対」なんてものはあるわけないということだ。

 昨年度のインベイジョン・ブロックでのチーム・ロチェスターでは「ミラーマッチにいかにして勝つか」というのが戦略のすべてだった。つまりは A の席は黒、B が青白赤、C は 5cG という色の分担がほぼ確立されていて、純粋にミラーマッチで有効な手段を学び、それをドラフトするというのがほとんどだったのだ。

 しかし、今年はどうだろう?

 いまやチーム・フォーマットの基本戦略は「いかにミラーマッチとなるのを避けるか」というコンセプトになっており、昨年ほど単純ではなくなったようだ。

Waste Away
 惜しくも初日落ちとなってしまった Mike Flores 、Tomi Walamies 、Andrew Cuneo といったプレイヤーたちとの意見交換を経て私なりに感じたことをお話してみようと思う。

■Seat A

A の席についたプレイヤーの大多数は黒を選択していた。

 もちろん、これは単純にトーメントの強力カードをピックしやすい位置であるためだからと考えていい。優秀なコモンである《やつれ/Waste Away》、《陰謀団の拷問者/Cabal Torturer》、《ひどい憔悴/Crippling Fatigue》、《顔なしの解体者/Faceless Butcher》といったカードそれ自体が黒に強いというのも特筆すべきだろうか。大抵、黒い除去は黒いクリ-チャーを対象にとれなかったり...と対黒のデメリットを抱えているわけだが、トーメントの除去は一味違うということだ。

 また、黒をドラフトするプレイヤーが二色目に選ぶのはほとんど赤で決まりのようだ。赤い火力呪文は対戦相手のナイトメアクリーチャーを除去することができるからだろう。つまり、プレイヤー A のほとんどは黒赤をプレイしているということになる。

 さて、ここでメタゲームの第一段階。それは対戦相手が黒赤であることが定まった段階で黒白をドラフトすることだ。《正義の巡礼者/Pilgrim of Justice》や《ティーロの信者/Teroh's Faithful》がこのマッチアップで非常に重要な存在となるのは一目瞭然だろう。まさしく対面メタというわけだ。

 そして、ここでメタゲームも第二段階。これは多くの欧州勢がとっていた戦略なのだが、黒にカードにはまったく手を触れず、赤緑をドラフトするのである。ナイトメア軍団は火力が対処してくれるし、総じて緑のクリーチャーは《陰謀団の拷問者/Cabal Torturer》や《ひどい憔悴/Crippling Fatigue》だけで対処するには大きすぎるサイズだからだ。また、この作戦はジャッジメントで《幻影のケンタウロス/Phantom Centaur》にめぐり合えたときに抜群の効果を発揮することになることも忘れてはならない。

 赤緑でないにせよ、黒緑という選択肢も A の席には魅力的だろう。主に戦闘をからめた局面で除去スペルを効果的にプレイし、そのコンバット・トリックでの勝利を見込めるからだ。

■Seat B

 B の席の定番となっているのが青白か青緑という組み合わせだ。

 青白は純粋にもっとも多くのシナジーを内包している強力な色の組み合わせであるわけだから、たしかにこの席のプレイヤーがドラフトする色としてベストの選択のようにも思われる。すばらしい防御力、汎用性の高さ、そしてなによりも航空戦力にまさるビートダウンの手段はこのフォーマットには存在しないのだから。

 一方の青緑の最大の魅力は何かというと、スレッショルドを満たすことで一気に巨大化するモンスターたちということになる。システムクリーチャーを除去したり...という丁寧な作業をすることができない配色だが、モンスターの大群による突撃というのもある意味で立派な「除去」の方法だ。

 もちろん、ここで問題となってくるのは「青白と青緑のどちらがこの席に適しているのだろうか?」ということだが、個人的には青緑が選ばれることが多いのではないだろうかと考えている。

Floating Shield
 ちなみに、青白を片付けるのにもっとも適している配色は黒青だ。特に《陰謀団の拷問者/Cabal Torturer》がこのマッチアップではMVPとして大活躍してくれることだろう。もちろん、それは《セファリッドの物あさり/Cephalid Looter》や《尊い癒し手/Hallowed Healer》を除去できるからだ。どうやら、A の席で黒を取らないことを選択したチームほどこの B の席で青黒をドラフトする傾向にあるようだ。

■Seat C

 C の席はおこぼれを全部拾い集めるポジションといえるだろう。

 青いカードを分けることをよしとするチームならここは青緑になることが多いようだ。B に青白、そしてここで青緑といった具合である。

しかし、ここでのベストオプションは赤白だろう。Slay Pillage Gerard の Scott McCord がこのアーキタイプをきわめた達人ともいうべきプレイヤーであり、特に対青緑戦で素晴らしい戦績を挙げてきている。繰り返しになるが、青緑という配色ではシステムクリーチャーを除去できないからだ。そして、《浮揚盾/Floating Shield》や《土喰い豚/Petravark》は特にこのタイプのデッキではキーカードとして作用する。個人的な感想だが、イベントが進むにつれてこの席に赤白をドラフトするプレイヤーが増えてきているようにも感じている。

■結論として

さて、それならお前はいったいどうするかって?

細部はパックからどのようにカードが出現するかによりけりになるだろうけれど、大原則としては...私なら絶対に A の席には黒を、C の席には白をドラフトさせることになるだろう。

赤黒というのは色の組み合わせとしては間違いなく(黒がらみでは)ベストであるわけだし、そういう意味でも A の席は赤黒になるかな。個人的にはミラーマッチになってもまったく問題はないと思っているし。

C の席に関しては相手の出方次第。相手が青緑か青白ならもちろん赤白に走るだろうし、赤緑相手なら緑白か青白になるかな。基本形としては赤白を想定しておいて、あとは現場で。

残すは B の席。これはほとんどの場合青緑にタッチ黒の除去というので安定するんじゃないだろうかと考えている。《恐ろしい死/Ghastly Demise》のようなミラーマッチではあまり活躍できないカードをまわしてもらえばいいだろう。もちろん、《セファリッドの物あさり/Cephalid Looter》や《尊い癒し手/Hallowed Healer》を除去するための《ぼんやり/Lost in Thought》や《霊力/Psionic Gift》はかなり早い段階でピックすることになるはずだ。

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