2007年度のプロツアー・シーズンは久々にプロツアーそれ自体が開幕戦となるということになった。そう言われてみると、ここ数年来の開幕イベントというのはグランプリであることが多かったかもしれない。
ともあれ、プロツアーの舞台はジュネーブへとやってきた。今回も、プロツアー専属カメラマンが撮りに撮りまくった写真の一部をフォトエッセイとして皆さんにご披露しよう。

スイス連邦は、永世中立国として有名なヨーロッパの連邦制共和国だ。5つの国と国境を接する内陸国で、国民皆兵国家としても知られている。

"Play the Game, Learn the Ski"
ということで、Wizards社が今回主催したのがスキーツアー。
ドレッドヘアのTobias Henkeをゲレンデで。

ブラジルからやってきたPaulo Vitor Da Rosaは人生で初めての雪景色を楽しみに遠征してきてきた。もちろん、ウェアはレンタル。

Craigが用品店で見つけた《怒り狂うカヴー/Raging Kavu》のスノーボード。絶賛販売中。

日本人選手からも「二年連続レベル6魔法使い」中村 修平がスキーツアーに参戦。

スキーツアー参加者へのプレゼントがこのニットキャップだ。

アルプスのスキー場も暖冬ゆえの雪不足が懸念されていたのだが、ここ数日の吹雪のおかげでパウダースノーに恵まれた。
吹雪がやむと、雪景色はさらながらアートのようだ。

ジュネーブはスイス連邦の西部、レマン湖の南西岸に位置する都市で、フランス語圏に属するジュネーブ州の州都だ。ちなみに、日本の品川区とは友好都市なのだそうである。

プロツアー・ジュネーブが開催されているPAL Expoというコンベンションセンターは空港施設に隣接している。アクセスという意味では歴代ナンバーワンの会場ではないだろうか。

会場のエントランスで来場者を歓迎するのがマジックのイメージキャラクターでもある《セラの天使/Serra Angel》。プロツアー横浜にも登場する予定だそうなので、記念撮影したい方は是非ご来場を!

レセプション・パーティの会場でプロツアー横浜チャンピオンのMattias Jorstedtを発見。ひさしぶりの国際舞台だとか

今回のフォーマットは「時のらせん」「時のらせん」「次元の混乱」を使用したブースタードラフト。400名近い参加者が世界中から駆けつけて競いあった。

「日本人ジャッジが参加していないプロツアー。これは日本の競技コミュニティにとって大きな挑戦と言えるでしょうし、ある意味では、これこそがあるべき姿なのかもしれません。すでに日本人は競技シーンの中心的な存在となっていますし、英語を苦手としながらも北米や欧州のグランプリに遠征したときは彼らなりに乗り切っているという実績もあります。ですから、グランプリがプロツアーに変わったところで大きな問題はないのではないかと私は考えています」
―DCIトーナメントマネージャー、Scott Larabee

そんな中、初日7回戦を終えて津村 健志(左)と大澤 拓也の二人が全勝で折り返している。国際舞台での経験も豊かな彼ら、はたして栄光の日曜日に勝ちあがれるだろうか?

出場停止処分を受けていたOlivier Ruelも今大会からプロツアーへと復帰。一時は引退説もささやかれたが、彼は帰ってきた。

以上、Craig Gibsonがお届けしました!