Round 11: Nicolai Herzog(ノルウェー) vs. 中村 修平(大阪)

Posted in Event Coverage on December 1, 2005

By Koichiro Maki

ニコライ・ハースォグ

2004年のプレイヤー・オブ・ザ・イヤーを僅差で逃した Nicolai 。そのショックが大きかったからなのか、しばらくゲームを離れると宣言、それ以来トーナメントシーンを離れていた。しかし、Nicolai ほどの男がそうそう休んでいられるものじゃない。この世界選手権で、力強く復活を宣言している。

とはいうものの、勝ちたいのは中村も一緒だ。プレイヤー・オブ・ザ・イヤーの目は消えてしまったものの、日本人初の世界王者というポジションはまだまだ空いている。目指すは勝利のみ。

Game 1

後手の Nicolai が《セレズニアの福音者/Selesnya Evangel》を召喚すると、中村は《護民官の道探し/Civic Wayfinder》で土地を確保。Nicolai もこれを追う形で《護民官の道探し/Civic Wayfinder》を。

二人とも、母体にするカラーは緑だが、そこから伸びる枝が少し違っている。見えている土地状況でいうと、Nicolai は緑白赤。対する中村は緑白黒だ。この差はどう展開に影響するのだろうか。

Nicolai が《セレズニアの福音者/Selesnya Evangel》《鉄の樹の拳/Fists of Ironwood》といったカードでトークン量産を開始。中村も対抗するために《根の血族の同盟者/Root-Kin Ally》を登場させる。だが、これには直ぐに《焦熱の結末/Fiery Conclusion》が飛び、中村のライフがぐぐっと減る。

中村は、ここで《セレズニアのギルド魔道士/Selesnya Guildmage》を。ただし、マナが無いので、強引に突入する選択肢もあったが、Nicolai はここで一旦自重。トークン製造ターンとする。中村は、その間を利用して《ヴィトゥ=ガジーの守護者/Guardian of Vitu-Ghazi》を召喚。

好事魔多し。その召喚したてほやほやの守護者で攻撃した中村に、二拍子で悲劇が。Nicolai の残された土地と《セレズニアの印鑑/Selesnya Signet》がタップされると、《貪る光/Devouring Light》が守護者に、きらーん。哀れ守護者は空の彼方へ。

Sunhome, Fortress of the Legion

これが引き金となった。Nicolai は《誓いを立てた巨人/Oathsworn Giant》を召喚すると、次のターンに、《誓いを立てた巨人/Oathsworn Giant》と《セレズニアの福音者/Selesnya Evangel》をベンチに残し、他の軍勢をレッドゾーンへ。

「全軍だった?」

 Nicolai が軽くこっちを見て首をかしげる。いや、そう言われても。だが、全ては次のターンに Nicolai が引いたカードが解決してくれた。《軍の要塞、サンホーム/Sunhome, Fortress of the Legion》だ。改めて全軍攻撃が行われ、中村のライフを削りきった。

Nicolai 1- 中村 0

Game 2

Nicolai 、マリガン、マリガン、またマリガン。

Nicolai 1 – 中村 2

Game 3

今回は無事ランドを確保出来た Nicolai。《セレズニアの印鑑/Selesnya Signet》を経由し3ターン目には《苔犬/Mossdog》の召喚に成功する。一方、中村も《光と成す者/Transluminant》から《殴打蔦の葛/Vinelasher Kudzu》と好調。

厄介な展開にならないうちに、Nicolai はこの《殴打蔦の葛/Vinelasher Kudzu》に《貪る光/Devouring Light》を使用。《鉄の樹の拳/Fists of Ironwood》を《大いなる苔犬/Greater Mossdog》に付けトークンを作成しながら攻撃に乗り出す。

ここから、クリーチャーのサイズは急カーブで上昇。Nicolai は5/5の《包囲ワーム/Siege Wurm》、4/7《ヴィトゥ=ガジーの守護者/Guardian of Vitu-Ghazi》。中村は、2/3の《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》、3/3の《根の血族の同盟者/Root-Kin Ally》、そして4/7の《ヴィトゥ=ガジーの守護者/Guardian of Vitu-Ghazi》返し。

中村 修平

Nicolai は波状攻撃によって中村のライフを5まで追い込む。が、中村が《よろめく殻/Shambling Shell》を召喚したところで、Nicolai の足が止まった。攻撃を通す道が無くなったのだ。

何か無いか。何か本当に無いのか。Nicolai も攻撃の糸口を必死に探すのだが、いかんせんドローがぴりっとしない。逆に中村には、《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》という確実なクロックに加えて、最終アタック用の《死足虫/Mortipede》までもが登場した。

もはや猶予無し。Nicolai は引いたカードを見ると、全軍をレッドゾーンに送りこんだ。これで確実に勝てる保証は無いが、やらねば未来も無い。だが、はたして魔術の種はあるのだろうか?

あったのだ! 中村のブロックアサインが終わった段階で、Nicolai は《力の種/Seeds of Strength》を使用する。さすが、1シーズンで、二度のリミテッドプロツアーを制した男。その豪腕の前には、多少のブランクなど関係ないとういのか。

が、話はそこで終わらなかった。中村のマナが全てタップされ、《力の種/Seeds of Strength》の対象となっていた《包囲ワーム/Siege Wurm》に全力の《腹わた抜き/Disembowel》が飛ぶ!

与える先を見失った力は空中で霧散する。無理を承知の攻撃は、状況を覆すに至らず、無念の終焉を迎える。もはや、二度目の仕掛けをする力は Nicolai には残されていなかった。

Nicolai 1 – 中村 2

Nicolai Herzog

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Shuhei Nakamura

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