Round 3: 大塚 高太郎(東京) vs.
森 勝洋(東京)

Posted in Event Coverage on June 23, 2012

By Wizards of the Coast

 日本のパブリックイベント史上最大となる1523名が集ったグランプリ横浜。

 第1回戦、第2回戦と会場を回った感覚としては、本当に様々なデッキが溢れていた。

 「モダン」という比較的新しいフォーマットがこれだけの人数を集めたのは、この多様性にプレイヤーが魅力を感じたからだろう。

 さて、記念すべき最初のフィーチャーマッチは、2010年グランプリ横浜のチャンピオン、「帝王」森 勝洋と、2003年度日本王者をはじめ、数々のグランプリ・プロツアーでのベスト8経験を持つ大塚 高太郎の試合をお届けする。

R3_mori_VS_otsuka.jpg

 果たして二人はこの環境に、どのようなデッキを持ちこんだのだろうか。

ゲーム1

 ダイスロールの結果、先手は大塚。

 脚を組んだまま「帝王」らしく力強くキープを宣言した森に対し、大塚はじいっと手札を覗きこんでから1マリガン。

 ファーストアクションは、大塚の《ウルザの鉱山/Urza's Mine》と《ウルザの魔力炉/Urza's Power Plant》。
 早くも「トロン」のうち2枚目までが揃い、森に対応を求める。

 森は、《》《》とならべ、青赤のデッキであることを示してターンエンド。

 この環境の青赤には多くの即死コンボが存在する。

 果たして森が選んだのは、

 《欠片の双子》か、
 「ストーム」か、
 《集団意識》か、

 ...それとも未知のデッキなのか。

 返すターン、大塚は《大祖始の遺産》をプレイすると、2番目の能力でドロー。

大祖始の遺産

 しかし、3枚目のランドを置けない。

 無事に3ターン目を迎えた森は《ギタクシア派の調査》を撃ち込む。

 大塚の手札から公開されたのは、

 3枚の《解放された者、カーン
 《無限に廻るもの、ウラモグ
 《探検
 《古きものの活性

 《紅蓮地獄》。
 森、一息つき、頷きながらダイスを取り出す。

 《捨て身の儀式》から3枚の《煮えたぎる歌/Seething Song》をプレイグラウンドに並べる。

 森はストームとマナを丁寧にダイスでカウントすると、ストームは5、マナは9に。

 さらに、《ぶどう弾/Grapeshot》2枚と《炎の中の過去》を並べ、大塚のライフを一気に奪い取った。

大塚 0-1 森

ゲーム2

R3_mori.jpg

 先攻を選んだ大塚は《ウルザの魔力炉/Urza's Power Plant 》から《彩色の宝球/Chromatic Sphere 》。

 そして、森が1ターン目に《ギタクシア派の調査》を唱えると、大塚の手札が、

 2枚の《古きものの活性
 《解放された者、カーン
 《ウルザの鉱山/Urza's Mine
 《ウギンの目

 という、3ターン目《解放された者、カーン》まで見える手札であることが判明する。

 森はこれにスピードで追いつくしかない。

 《血清の幻視/Serum Visions 》でライブラリーを掘り進める。

 返すターン、大塚のトップは《ウルザの塔/Urza's Tower 》!

 既に手札に「トロン」がそろった格好だ。

 さらに大塚は《彩色の宝球/Chromatic Sphere 》で緑マナを出すと《古きものの活性》。
 《大祖始の遺産》を手に入れ、森の墓地を削る。

 とにかくコンボを決めたい森は《信仰無き物あさり》。
 ここで捨てられたのは、なんと二枚の《鏡割りのキキジキ》!

 森のデッキは、サイドボードから《欠片の双子》コンボに変形していたのだ。

 大塚、慌てず騒がず予定通りの3ターン目「トロン」。
 《解放された者、カーン》を呼び出し、森から土地を奪い取る。

 ここからは大塚の独壇場。

 次のターンに《解放された者、カーン》で森の手札を攻め、《ウギンの目》をセットすると、森のエンドに《無限に廻るもの、ウラモグ》をサーチ。
 さらに続くターン、引きこんできた《ウルザの鉱山/Urza's Mine 》と合わせて9マナをひねり出すと、《ウギンの目》でコスト軽減されていた《無限に廻るもの、ウラモグ》をプレイ。

 圧倒的「トロン」パワーを前に、森、投了。

大塚 1-1 森

ゲーム3

R3_otsuka.jpg

 森、しばしサイドボードを悩むが、大塚は涼しい顔で即断。
 変形サイドボードは、選択する側にも深い思考を強いるのだろう。

 初の先手となった森は、1ターン目から《信仰無き物あさり》。
 墓地には《魔力変》と土地を送り込む。

 大塚は《ウルザの鉱山/Urza's Mine 》から、《探検の地図》。
 そして2ターン目に《ウルザの魔力炉/Urza's Power Plant 》セットと、再びの「3ターン目《解放された者、カーン》」が見えてきた。

 焦らざるを得ない森は、《信仰無き物あさり》をフラッシュバック。
 しかし、ドローに恵まれなかったらしく、頭をかきながら《欠片の双子》と土地を捨てる。

 大塚は当然のように「3ターン目《解放された者、カーン》」!
2ゲーム目と同じく森の土地をもぎ取る。

 森は仕方なく《魔力変》を使い山札を覗くが、何も無い。
 大塚は悠然と《忘却石》と設置。

 起動マナを残すことで《欠片の双子》コンボにも対応可能な場を組み上げると、《解放された者、カーン》を起動。
 森から手札と残り時間を奪っていく。

 最後のターン。

 森は《ギタクシア派の調査》で妨害手段がないことを確認し、ドロースペルを連打して最後のコンボを探るが...届かず。

大塚 2-1 森

 

By Takamasa Sato

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